どうにもこうにも運が悪くアンラッキーなことが続いていることでお馴染みのオレだが、厄除けのお守りを身に付けてもまだまだナゾの現象が巻き起こっている。
まず、携帯のストラップが突然切れた。
そのあと、会社で履いているサボのベルトが切れた。
そして、付け替えたストラップがさらに切れた。
うわ、これって何か不吉なしるしなんじゃ?
時代劇などでは鼻緒が切れたら「はっ、もしやおとっつぁんの身に何か!」という風に虫の知らせとして使われているではないか。
3回も続くなんて、よっぽど不吉なことが…。
何はともあれストラップがないのは困る(落下防止に結構役立ってる)。今までのを直しても良かったのだけど、せっかくだから「厄除け&開運」な方向で新しいのを探すことにした。
最近、飛鳥時代にはまっている私の脳裏に浮かんだのは、勾玉!
3月に訪れた島根のパワーストーンのショップにはかわいいデザインの勾玉モノがたくさんあったので、通販でオリジナルを作ってもらおうと思ったら、現在通販は行っていないそう。姉妹店が全国にあり、一番近いショップが国分寺にあるということで出かけてきた。
オリジナルを作ってもらうつもりだったが、すでに完成している商品の石の意味が私にピッタリだったので、こちらを購入した。
丸っこくてぽってりしている勾玉の形がなんともカワイイ。これは「出雲型」というそうで、楽天で検索してもこのような形の勾玉があまりない。ちなみにカールが少なくて平べったいのは「大和型」と呼ぶそう。
水晶の勾玉が欲しかったのだが、まさにこれ! 水晶には浄化作用があり、さらに勾玉は健康を守り災難を除ける強力な魔除けなのだ。彫り物がしてあるのはドラゴンで、これは運気上昇や金運を招くシンボルらしい。
何よりも、石のなんとも美しいこと! ずっと眺めていたいほどキレイなのだ。
これだけでもう、心が浄化された気がする。
切れる=不吉を連想した私だけど、会社の同僚からはこんなことを言われた。
「ミサンガは切れたら願いが叶うっていうから、叶ったんじゃないですか? それか、厄が落ちた証拠かも」
10年前に派遣で勤めていた会社でのこと。
そこはとんでもなく忙しい部署で、みんなバタバタと倒れては辞めていった。
仕事自体は好きだったが身体が持たず、私も旅行を目指してひたすら働いた。
会社を辞める日、いよいよ職場を去ろうとしたその瞬間、すごく丈夫なはずのビニールのトートバッグの紐がブチッと切れた。
家に帰り、激務から解放された祝杯をあげようとワインを開けたら、オープナーの腕の部分がボキッと折れた。
よっぽどの厄が付いてたんだなあと苦笑しながら旅行に出かけ、旅先のスペインで新しいオープナーを買ったんだっけ。
とすると、今の職場にはものっすごい厄が付いてることになる(笑)。
まあ、効果はともあれ「何かに守られてる」安心感がきっと良い方向に向かってくれるはず。