ラベル キリンジ・堀込泰行 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル キリンジ・堀込泰行 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019/04/18

意外な高額査定

私の荷物の中で最も大変なCDと本を整理中。
先日ブックオフに約200枚送った分の査定がすぐに出たのだが
200枚のうちの高額だったものに驚きの結果が。

・キリンジ「2 in 1」 600円
・キリンジ「3」 1,000円
・キリンジ「7」(初回限定盤・DVD付) 800円
・キリンジ「10th Anniversary Celebration」 1,000円
・キリンジ「SUPER VIEW」(初回限定盤・DVD付) 1,200円
・キリンジ「Ten」(初回限定盤・DVD付) 1,400円
・キリンジ「SONGBOOK」 600円
・KIRINJI「11」(初回限定盤・DVD付) 1,000円
・堀込高樹「Home Ground」 600円
・馬の骨(堀込泰行)「River」(初回限定盤・DVD付) 1,800円

全部キリンジじゃないの〜〜!!
特にものすごく大事に保存してあったわけじゃないけど(おい!)
初回盤で買ったのが功を奏したらしい。
「3」なんてそんなにきれいじゃなかったのに1,000円。
需要があるということなのか??
来てるのか、ブーム??
キリンジ様、最後の最後にありがとうございました。

前回ブレイク真っ最中で1000円のシングルが5000円にまでなった
星野源に期待したが、今回はそれほどでもなかった。
かなり昔に買った「はっぴいえんど&風街ろまん」2 in 1が1,800円
マルコス・ヴァーリのセルフカバー「ジェット・サンバ」が1,200円
70年代のニッチな和ものコンピ「喫茶ロック EXPO&ソフトロック編」が1,000円という読めないマニアックな結果も。

ブックオフはディスクユニオンより高額査定がつく気がするし
送ってから査定、入金までが早いのがグッド。
このあとディスクユニオンにも買取を出す予定なので
どんな結果が出るか楽しみだ。

2019/03/07

ヤスくんのライヴを観てきた

2013年にキリンジから脱退した堀込泰行氏が
去年の11月にキリンジと対バンする上に一夜限りの再結成という
ファンにとっては夢のようなイベントが行われたのだが
脱退した当時、言いようのない喪失感に見舞われた私は
あんだけ大騒ぎして辞めておきながら
一体どのツラ下げて再結成だのと抜かしてんだ??
と、とても冷めた気持ちになっていた。
ちょうどその頃、私はQUEENにどっぷりはまっており
それどころではなかったというのもある(笑) 。
長らく好きだったはずなのに
いつしか心が離れてしまったのだね。悲しいけれど。

もうキリンジなんて!と邪険にしていたのだが
この先そうそうライヴを見に行ける状況ではなくなり
見納めのつもりでヤスくんのライヴへと足を運んだ。

結論として…とても長く感じた。
最初にビール(じゃなくて淡麗)をがぶ飲みしたので
急激に酔いが回ったってのもあるけど
スタンディングで2時間半はキツイ。
2年前に見た時よりは少しは前向きになっている
(または腹をくくっている)ようにも思えた。
キリンジ時代の曲はあまり演奏せず、ソロの曲中心。
後半ではヴォーカルの精度が気になってしまい
ゴメン、何しろ11月からずっとQUEENしか聴いてないから
比べるのもアレなんだけど、どうもね。

私が好きなのは「ブルーバード」「グレイハウンド・マン」
「ホライゾン! ホライゾン!」「荊にくちづけを」などのさすらいの歌。
「ジョナサン」の“窒息するならキッスだ”の歌詞に勇気づけられて
当時勤めていた職場を辞めた。
そのさすらいソングは演奏されなかった。
さすらうことをやめてしまったのか、諦めたのか、分からないけれど
私は今でも“窒息するならキッスだ”と思っているよ。

大好きな「燃え殻」では涙が出た。
「熟れすぎた赤い陽が落ちる」の歌詞で
この数年、旅先の車窓で大きな夕陽を見るたび
iPhoneでこの曲をかけていたのを思い出す。
旅のお供はいつもキリンジの曲だったから
本当に私の生活の一部だったんだよ。

センチメンタルな私の気持ちを葬り
渋谷のクアトロを後にした。
さようなら、また会う日まで。

2017/10/08

風街ガーデンであひませう 2017〈2日目〉

作詞家の松本隆さんのトリビュートライヴ『風街ガーデンであひませう』が10月6日〜8日の3日間行われ、そのうち我らが堀込泰行氏が出演する2日目に行ってきた。
場所は勝手知ったる通勤路、恵比寿ガーデンプレイス。毎日お昼にお弁当を食べている場所の横のホールなので、いつもの場所に特別なものを観に行くのがなんだか不思議な感じ。

入口の“BAR風街”で丁寧に入れていただいたビールを飲み、会場へ。スタンディングだったけど思ったほどぎゅうぎゅでもないので、ゆったり観られてよかった。
まず最初は手嶌葵さんがウイスパーヴォイスで『風の谷のナウシカ』を。
かなり緊張しているらしく、次の曲の歌手名を言おうとしてド忘れしてしまい、思い出した名前が“松田聖子”さんだったので「どんだけ緊張しているんだよ!」とツッコミを入れてしまった。ウイスパーヴォイスの『瑠璃色の地球』もなかなか素敵でした。

曲によってスクリーンに歌詞が映し出されるものがあり、スマホの音楽から歌詞を浮かび上がらせる“リリック・スピーカー” の技術を使っているそう。いろんなフォントが大きく映し出され、ついフォント当てごっこをしてしまうのは職業病だね。

続いて登場したのは藤井隆さん。振り付けつきで、彼の曲『絶望グッドバイ』と、キリンジの堀込高樹作曲の『未確認飛行体』を。
一気に会場が温まり、やっぱり華があるなあ。
もう1曲、高樹作曲の『代官山エレジー』は、なんと堀込ヤスくんが登場し一緒に歌うという奇跡のコラボ!嬉しすぎる♪ 
登場していきなり水を飲み、藤井さんに突っ込まれていた。ハンドマイクで歌うのは慣れていないらしく、 藤井さんに乗せられて「どうも〜、ハンドマイクでーす!」と客席に挨拶していたのが可笑しかった。
別れたバンドの兄貴が作った歌を歌うのって、弟的にはどうなんだろ。ノエルが作ったoasisを歌うリアムみたいな感じ?…なんて思っていたけれど
「こちらは堀込高樹さんの曲ですけどね」
「“T”のほうですね。あっちも陰から応援してくれていると思う」
みたいな会話があり、なんとなくホッとした。
「毎日君だけ見つめて生きてたから胸の切り抜きは君のかたちさ」
という歌詞、何度聞いてもグッとくるなあ。

藤井隆さんがはけて、ヤスくんが南佳孝さんの『スローなブギにしてくれ(I want you)』を。あのシルキィヴォイルで歌われる「ウォンチュ〜」がたまりませんです。ハンドマイクからスタンドマイクになり、若干歌いやすそうだった。
3曲目は“松本さんの歌詞の魅力でもある男のやせ我慢”の代表曲、鈴木茂さんの『砂の女』を。ぐわー、めっちゃ嬉しい!

続いてハナレグミが『キャンディ』と『Tシャツに口紅』を。彼の独特な声で歌われるこの曲も大変魅力的。

ここでついに冨田ラボこと冨田恵一さん登場! 初・冨田ラボ♪
冨田さんが最近レコーディングしたというクミコさんのアルバムのために松本さんが書いた歌を。クミコさん、初めて観たけどとてもキュートなかた。
このあと畠山美由紀さんを呼び込み、横山剣さん作曲の『フローズンダイキリ』という曲を。

畠山美由紀さんは『罌粟(けし)』と『Woman Wの悲劇より』を。風街レジェンド2015の時は吉田美奈子さんがこの曲を情念込めて歌ったのが印象的でだったので、畠山さんにも期待していたのだが、喉の調子が悪かったのか憑依度は少なめだった(だからそういう歌ではない)。

ヤスくん、ハナレグミ、畠山さんといえば『真冬物語』!そうか、これも松本さんの作詞だったんだな。3人はスタジオでカラオケでしか歌ったことがないらしく、生バンドの演奏で初めて歌ったそう。そしてヤスくんはまたハンドマイクでぎこちない(笑)。


ハナレグミさんが残り冨田ラボの王道シティポップス『眠りの森』を。麗しいアレンジと冨田さんのフェンダーローズに酔いしれました。


そしていよいよトリは斉藤由貴さん!鮮やかなグリーンのワンピースで現れた斉藤さんはかなり緊張している様子で、1曲目の『初戀』で声が震え、肩で息をしているのがわかった。
2曲目の『情熱』では、ああ、どうして今この歌を彼女が歌わなくちゃいけないの!と思うような歌詞で、みんな複雑な思いで聞いていたことと思う。
途中で涙声になって歌が声にならない場面もあり、 観ているこちらの胸が張り裂けそうになった。“ただの曲”としてしれっと歌い流すのではなく、心を込めて歌っているから涙が出るのだ。


「言いたいことはいろいろある気もしますが…MCの時間が1分って書いてあったので」
と張り詰めた空気を和ませてくれ、温かい空気が流れた。
何も話さなくていいよ、由貴ちゃん。
ラストの『卒業』を一生懸命歌う斉藤さんを観ていたら、なんだかこちらももらい泣きしてしまった。
『卒業』が流行っていた自分の学生時代のこと、いろいろあってここにたどり着いた人生、そして斉藤さんの人生、いろんなものがオーバーラップしてどんどん涙が出てきて困った。
ふと気がつくと隣の女性も泣いている。後ろの女性も泣いている。たくさんの人が感動した。こんなに人の心を打つ歌を歌えるなんて、彼女は本物のアーティストだと思った。

同じ歌でも時間が経って感じ方が変わってくることもある。
歌ってほんとにすごい。

↓『風街レジェンド2015』のライヴレポはこちら
 その1 その2 その3

2017/10/01

ヤスくん

元キリンジの堀込泰行氏が
最近あちこちで活躍しているのを目にするようになった。
まずはLINEのCMで注目された、キリンジの名曲「エイリアンズ」。


そしてUCCコーヒーのコンテンツで
口ロロ(クチロロ)とコラボした「バース・コーラス」。


“一夜限りのミステリーバンド”として結成されたのに
いい曲すぎてミニアルバムの発売が決定したTHE LAKE MATTHEWS。

ヤスくん自身のソロはあまり話題にならず
残念だなあと思っていたけれど
ここにきてこの快進撃。
彼はなぜか周りが放っておかない、生まれ持っての“弟キャラ”なのだ。

キリンジを抜けてソロになってからのヤスくんの曲は
正直あまりピンとくるものがなかった上に
満を持してリリースされたアルバムは
ベストではないコンディションと感じざるを得なかった。
やりたいことを好きにやるために独立したはずなのに
彼のやりたいこととファンのニーズが合わなかったのかもしれない。

最初に書いた3曲が受け入れられた共通点は、
ズバリ「誰もが思うキリンジっぽさ」なのではないかと思う。
なんだかんだ言って好かれるのは
キリンジっぽい曲だというのは皮肉な話だけど。

音楽に限らず、大衆に向けて発信したものは
受け取る人の存在も重要だと思うので
受け取る人が求めているものを発信してくれるのは嬉しい。
逆に、ファンを置いてけぼりにして
好きな方にばかり走ってしまうのはちょっとつらいし
本人が思う「好き」がそれほど伝わらないこともある。
好きなことばかりを求めるのではなく
一度立ち止まって
応援している人のこともちょっとだけ意識してくれると嬉しいな
なんて思った次第です。

週末にヤスくん出演のイベントライブを見に行くので
どんな曲を歌うか楽しみだ〜♪

2017/07/26

風街ガーデン、当選♪

松本隆さんのトリビュートライヴ
風街ガーデンであひませう 2017」の最速先行に当選し
無事チケットがとれた。
3日間行われる中から、私は10月7日(土)堀込泰行氏が出る日に。
全曲松本隆さん作詞の曲を演奏するそうで
ヤスくんが何を歌うのか楽しみだし
冨田ラボを初めて観られるのも実に楽しみ。
2年前に観た「風街レジェンド(その1 その2 その3)」は
本当〜〜に楽しかったので
またあの興奮が蘇るのかと思うとワクワクする。

さらに会場の恵比寿ザ・ガーデンホールは通勤路なので
楽屋入口も把握しているから出待ちしようと思えばできる(笑) 。
お酒も楽しめる「BAR風街」や
DJイベント「CLUB風街」なんてのもあるみたいで
普段の通勤路がちょっと特別な空間になるのが楽しみ。

2016/12/18

堀込泰行 LIVE2016@TSUTAYA O-EAST

ヤスくんの新譜『One』をリリース直後に聴いて
月日の流れを感じずにはいられなかった私だったが
ライヴではまた違った感じになるかも?と思い
あきらめかけていたスタンディングライヴのチケットを直前に取った。
30分前に会場に着いたが、後方ど真ん中のスペースを確保。

『One』収録のインスト「Buffalo」と共にメンバー様登場。
ベースはジューシィフルーツでおなじみ沖山優司さん。
キーボードは旧キリンジのサポートでおなじみ伊藤隆博さん。
ギターは馬の骨のサポートでおなじみ松江潤さん。
そしてドラムはお初です、女性の北山ゆう子さん。
ヤスくんはグレイのジャケットに赤いタータンチェックのシャツ。

彼が歌い出すと、それまで私が危惧していた
「堪え難いほど劣化してたらどうしよう」とか
「おじいちゃんみたいによぼよぼだったらどうしよう」とか
そんな不安は全て吹き飛んだ。
そこにいて歌っているのは
私が知ってるヤスくんそのものだったから。
まるで漫画の『キャンディ・キャンディ』で
場末の劇場でキレのある演技を見せるテリュースみたいじゃん!
と分かる人にしか分からない例えが脳裏に浮かぶ。

1曲目「Wah Wah Wah」はイベントで何度か聴いた曲なので
新曲という感じではなかったけれど、ヤスくん曰く
「毎回見にくる方が悪いんだよ!」って
えー!それはないんじゃない??
会場がざわついたのが気になったのか
2曲目が終わったあと謝っていた。バカ(笑) 。

楽しくて楽しくて口角が上がるにつれ
立ちっぱなしで心配だったひざの調子も良くなってきて
「トシとるとドーパミンの代わりにグルコサミンが出るのか?」
と思うくらい絶好調だったけど
2日後に痛みが出て、ハッスルしすぎたことを反省した。

私は彼の“さすらい人”な歌詞が大好きなのだが
新譜を聴きこむと、ここにも垣間見れることに気づいた。
なんだか 異邦人か旅人のよう(New day)
旅に出よう 風をふり切り(Shiny)
傘は持たない 問題無い(Jubilee)
風にあらがい 冬に蜃気楼を(Waltz)
軽いトランクに道ずれた愛を(ブランニュー・ソング)
小さな旅 急ぐよ 道草を摘みながら(最後の週末)
ああ、いいな。
彼の“窒息するならキッスだ”という歌詞にグッときて
2年前、私も現状を抜け出す勇気をもらった。
でも思い通りにいかないことも多くてね…。
たとえ虹が空に無くとも(Shiny)
いつも通り バスは来ない(Jubilee)
色あせた日差しの向こうで(最後の週末)
曲がりくねった道のりが
 闇に呑み込まれて 途切れていても(僕らのかたち)
こんな言葉が多いのも気になったけど
その先には必ず“希望”が見えることに気がついた。
パンドラの匣を開けて様々な災いが飛び出しても
最後に残っているのは“希望”なのだよ。

UCC DRIPAR MUSIC」というサイトの企画で
口ロロ(クチロロ) とのコラボで生まれた
「バース・コーラス」という曲がとても良かったなあ。
(無料でDLできるのでぜひ聴いてみてください!)
口ロロの三浦康嗣さん作詞の韻を踏んだ印象的な言葉に
ヤスくん伝家の宝刀メロウでスウィートな曲がとても素敵で
おそらく、キリンジファンが期待していたのは、こんな曲。
あえてハズさなくてもこういう直球でいいのに!
と思ってしまったのは私だけだろうか。
そんな不器用でもどかしいところも含めて
アーティストとしての彼の生き様を
これからも見守っていこうと決めた。

<12月12日セットリスト>
01.Wah Wah Wah
02.Jubilee
03.涙にあきたら
04.New Day
05.バース・コーラス
06.エイリアンズ(DUB ver.)
07.アメリカン・クラッカー
08.Shiny
09.カメレオンガール
10.Round and Round
11.クモと蝶
12.サイレンの歌
13.Oh ,Pretty Woman(オリジナル:ロイ・オービソン)
14.さよならテディベア
15.クレイジー・サマー
16.最後の週末
17.ブランニュー・ソング
18.僕らのかたち
19.季節の最後に
----------
20.Waltz
21.銀砂子のピンボール

OneOne
堀込泰行

曲名リスト
1. New Day
2. Shiny
3. Waltz
4. Wah Wah Wah
5. ブランニュー・ソング
6. Jubilee
7. さよならテディベア
8. Buffalo
9. 最後の週末
10. 僕らのかたち

Amazonで詳しく見る by G-Tools

2016/11/06

KIRINJI TOUR 2016@品川ステラボール

10月30日(日)、人見記念講堂以来のKIRINJIのソロライヴへ。
場所は品川のステラボール。1週間前に座席指定だと気づいて急遽予約したら
2階の見やすい席だったのでラッキー。
入り口でサイリウムのスティックを配っていて
今までのキリンジにはありえない状況に戸惑うも
何に使うのか分からないけど、とりあえず腕にはめて(笑)開演を待った 。

予定より少し遅れてのスタート。
アー写でおなじみ、白を基調としたナチュラルな衣装でメンバー登場。
メンバーが打つランダムな手拍子がいつしかひとつにまとまり
始まったのは新譜『NEO』から「fake it」。
この曲が1曲目って、渋いなあ。
あんまり聴いてなかった新譜だけど、よく聴くと
「できないなら できるふりしな できるようになるまで いつかできるさ」
という歌詞がなかなか深い。
自分もこういうハッタリかまして仕事してるところがあるので
ドキっとした。

「だれかさんとだれかさんが」は甘酸っぱし。
エンディングの5拍子アレンジがカッコいい!
弓木ちゃんはロングのプリーツスカートのキュートな姿と
「雲呑ガール」のエイドリアン・ブリューばりの男前ギターソロの
ギャップがたまらない。
「ONNA DARAKE!」でドラムを叩きながら歌う楠さんが
かわいすぎてたまらん!
こんなかわいい58歳、他に見たことない。
そして玄さん、ピアスなんかして何気にオシャレになってる!
サポートの矢野博康さんと2人、シルバーグレイのおぐしがカッコいい。
平均年齢、いったい何歳よ…。

スクリーンが降りてきて「The Great Journey」が始まり
RHYMESTERが映像の中で共演。
最初聞いたときはゲストを迎えてのラップというのに度肝を抜かれ
ちょっと拒否反応が出てしまったが
そのあと聴き込むと、どんどんこの曲の格好良さにはまってしまった。
今回CDを買わずApple musicで聴いていたので歌詞がわからずにいたが
太古の昔から続く“遺伝子のバトンタッチ”を試すべく
“二人きりの実験室”に向かうも、どこも満室!という
壮大なスケールと目の付け所が本当にすごい。
そして滑るような速さのベースラインを手弾きするチガちゃんもすごい!
 途中のアナウンサーっぽいナレーションは
ドラムの楠さんだったんだと知る。

そしてぬめっとしたヴォーカルが印象的な「失踪」は
ベースのチガちゃんの声だったのか!
CD買わないとこういうことが巻き起こる(笑) 。

「恋の気配」はコトリンゴさんの物憂げなヴォーカルが
今の季節にぴったり。

そして大好きな「日々是観光」。
メロディ、コード進行、変拍子、アレンジなど
いろんな箇所にブラジリダーヂを感じる。
ポルトガル語にしたらはまりそうだな〜。
いっそサンバにしても面白いかも…なんて
勝手な妄想が膨らむ。

続いてHarpers Bizarreのカヴァー「Witchi Tai To」。
むむ、やるな。
こんなヘンな曲カヴァーするのは彼らしかいない。

10年前にこの会場で聴いた高樹のソロ
「涙のマネーロンダリング」も懐かしかった。
玄さんはちょうど同じ右端で演奏していたそう。
そんな前からサポートメンバーだったとは。
気づかなくてスミマセン…。

ギターの弓木ちゃんがヴォーカルの
アイドルソングのようなキラキラしたポップチューン
「Mr.BOOGIEMAN」でやっとサイリウムの使い道が判明。
弓木ちゃんがハンドマイクでステージの前に出てきた!
アイドルの応援みたいに使ってね、ってことだったのだが
大人なお客さんは恥ずかしくてあんまり使ってなかった。
もっとちゃんとフリツケとか先導してくれないと!
ここがUNICORNとは違うところだなあ。

「絶対に晴れて欲しい日」も歌詞がユニーク。
“誰だよ 雨男”に笑ってしまう。
ノリのよいリズムでお客さんがサイリウムを振り回す姿は
まるで“湘南乃風”のライヴのようだった。

ここで再び「The Great Journey」が!
しかも高樹と玄さんのヴォーカル!!
RHYMESTERと違って何かの呪文みたいに聞こえる(笑)。

アンコールは旧キリンジ1stのインスト「P.D.M」。
これもブラジルっぽくてかなり好きな曲。
けだるい感じの木管のメロディを
弓木ちゃんのヴァイオリンと玄さんのペダル・スティールに替え
新しいイメージに生まれ変わった。
旧キリンジの曲が演奏されたのは24曲中たったの4曲。
聞く側も古い曲を「待ってました!」と期待するのではなく
もうすっかり新しいバンドとして楽しんでいる。
旧曲「温泉街のエトランジェ」もヴォーカルが次々入れ替わり
6人組だからこそできるユニークな味付けを施していたり
新しいことにチャレンジしているのがいいなと思った。
個人的には「黄金の舟」の楠さんのヴォーカルが大好きなので
またいつかやってほしいなあ。

『11』ではまだ“自分のバンド”だという自負があったけれど
『NEO』では“6人のバンド”だという気持ちの変化が現れている。
だからこそ『NEO』=新しい、というタイトルをつけたのだろう。
このアルバムこそが本当の新生KIRINJIの1枚目なのかもしれない。

私が最初この新譜をあまり受け入れられなかったのは
自分自身が新しい環境に向けて進んでいた最中で
それ以外の新しいものを受け入れる余裕がなかったから。
それが収まった今、やっと歌詞が耳に届き
今までと違うサウンドも違和感ではなく
新しい試みとして受け入れられるようになった。
その時の環境が印象に影響されるものなのだと実感した。
次は暖簾分けした大将のアルバムをじっくり聴いてみよう。

翌日、ニコニコ生放送のライヴ中継も観たのだが
後半は有料会員のみの視聴だそうで、途中で退室させられた…。
この時私が心の中で叫んだのはもちろん
「満室〜!」

<10月30日セットリスト>
01.fake it
02.今日も誰かの誕生日
03.だれかさんとだれかさんが
04.雲呑ガール
05.ONNA DARAKE!
06.The Great Journey feat.RHYMESTER
07.失踪
08.恋の気配
09.進水式
10.温泉街のエトランジェ
11.日々是観光
12.Witchi Tai To(Harpers Bizarreのカヴァー)
13.真夏のサーガ
14.水郷
15.涙のマネーロンダリング
16.Mr.BOOGIEMAN
17.あの子のバースデー
18.fugitive
19.Golden harvest
20.絶対に晴れて欲しい日
21.The Great Journey(キリンジのヴォーカル)
----------
22.P.D.M.
23.うちゅうひこうしのうた(坂本真綾のカヴァー)
24.ネンネコ

ネオ(初回限定盤)(DVD付)ネオ(初回限定盤)(DVD付)
KIRINJI

曲名リスト
1. The Great Journey feat.RHYMESTER
2. Mr.BOOGIEMAN
3. fake it
4. 恋の気配
5. 失踪
6. 日々是観光
7. ネンネコ
8. あの娘のバースデイ
9. 絶対に晴れて欲しい日
10. 真夏のサーガ

1. The Great Journey feat.RHYMESTER
2. ONNA DARAKE!
3. 真夏のサーガ
4. 進水式

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2016/10/30

kirinjiのライヴ終了

入場時間が遅れたので開始時間の6時過ぎにやっと着席。
終わったのは9時過ぎだから2時間半くらい?
最近のコンサートは時間が長いから大変だ(トイレが…)。

予想通り見やすい席で良かったんだけど
隣の席の男性が落ち着きなくて、何度もペットのお茶を飲み、
何度も時計を見て、終始貧乏ゆすりしていて、
気になって気になって仕方なかった。
そんなに退屈なら退席すればいいのに。
そしてそういうことにいちいち影響されて
全面的に楽しめなくなってしまう自分がヤダ…。
帰りの電車でドアに軽く膝を挟まれろ!と魔術をかけておいた。

明日はRhymesterさんが出るみたいよ。
ニコ生見るため早めに帰宅しよう。

2016/10/24

残り物には福がある?

以前は地方のツアーまで観に行っていた(ただし旅行メイン)キリンジだけど
最近はすっかりご無沙汰で、最後に見たのは2年前
一応チケット発売の通知は受け取っているんだけど
東京公演はステラボールという会場。
ここは以前兄貴のソロライヴ(もう11年も前!)の時に行って
横長の不思議なハコだったのを覚えているけれど
スタンディングがきびしいお年頃なので見送っていたのだが
ふとチケットぴあにアクセスしてみたら「全席指定」となってる!
スタンディングにも座席にもできるハコだったのだね。
しかも全部で3列しかない2階席のチケットがまだある!
これは行くしかない!!

というわけで無事ゲットできました。
上からだと全体を見渡せるし、演奏もじっくり観れるので
ステージから遠くてもこっちのほうが見やすいのだ。
直前に良い席がとれてラッキー☆
一週間後が楽しみだ♪

人は変わっていく生き物だけど

元キリンジの堀込泰行氏の
脱退後初となるソロアルバムが発売された。
キリンジとしてのラストライヴが2013年4月だから、約3年半ぶり。
満を持して、ついに“脱退した意味”を見せつけてくれるか?
と期待していたのだけど
ものすごく衝撃的な事態が発生。

人って3年半休んでいるとこうなるのか?っていうくらい
声が変わり、明らかに歌が下手になっている。
息が口から漏れているのが気になるし(おじいちゃん?)
声が割れているのが気になるし(酒焼け??)
ピッチが安定してないし(酔ってる???)
シルキィヴォイスと歌唱力が彼の魅力だっただけに
聞いているとつらい。
彼がキリンジを脱退することで
“唯一無二の楽器”である声を失い
バンドは相当な痛手をこうむったと思っていたから
この展開は本当に驚くしかなかい。

約1年前に見たKIRINJIの玄さんの還暦ライヴレポを読んでも
声に対する違和感は感じてなかったので
この1年のことなのかなあ。
これはちょっとつらい…。

逆に、兄弟バンド時代にヴォーカルに不安があった兄貴が
声に気を使い、歌に磨きをかけているのが皮肉な話だ。
彼もおそらくそこに引っかかっていて、ものすごく努力したのだろう。

以前、別のアーティストについて
「好きだったバンドの劣化を見るのはつらい。
 タバコをやめて吸いたくなくなった気分」
と書いたけれど、ヤスくんの場合は
「大好きだったラーメン屋さんから独立したお店に行ったら
 麺やスープの味が変わってしまって
 あれ?こんなんだっけな??」
という感じ。

またこのラーメン屋さんに行く機会はあるだろうか。
味が変わるのはアリだけど、質が落ちたものは食べたくない。
でも、長年慣れ親しんだ大好きなお店だったから
がんばってもうちょっと通ってみることにする。
本家はスープにいろんなダシを入れて
さらに凝った味に仕上げてきているよ。
大将、頑張って!

OneOne
堀込泰行

曲名リスト
1. New Day
2. Shiny
3. Waltz
4. Wah Wah Wah
5. ブランニュー・ソング
6. Jubilee
7. さよならテディベア
8. Buffalo
9. 最後の週末
10. 僕らのかたち

Amazonで詳しく見る by G-Tools

2016/09/04

KIRINJI『NEO』あんまり聴いてない…

8月上旬にリリースになったKIRINJIの新譜。
すっかり忘れていたどころかApple Musicで聴けるので、CDすら買っていない始末。
ん〜、何というか…あんまりワクワクしないのだ。
私が好きだったキリンジとは違うバンドになっているので
別なバンドとして聴くしかないのだけど
それにしてもワクワクしない。
技巧に走っている感じが強く、それも悪くないけれど
私が求めているものとは違う気がした。
1曲目、いきなりラップだし…。

じゃあ私が好きだったのは何か?と考えたところ
へんてこな歌詞に乗せたポップな曲を
シルキィヴォイスで飄々と歌う、そのギャップだったように思う。
シルキィヴォイスが辞めて現在はメンバーが6人になり、女性も2名加わって華も増した。
それぞれのヴォーカルの曲があったりするけど
そもそも特にそういうのを求めてなかった。

でも私、好きな曲があった!
それは『日々是観光』という曲。 

見つけました
見慣れた空に
退屈せずに暮らしてゆく方法

旅の空 わたし今日も異邦人です
黄色い電車でガタゴトと

サイトシーイングな気分で
探そう夕暮れ賑わう商店街

地元界隈を観光気分で旅する…
うわー、これ私がいつもやってることじゃん!
地元を観光気分で楽しむとのはもちろん
旅先を暮らすように過ごす楽しみもある。
しかも黄色い電車!
以前からKIRINJI兄は
西武鉄道沿線に住んでいるとニランでいたけれど
これで確定いたしました。

ネオ(初回限定盤)(DVD付)ネオ(初回限定盤)(DVD付)
KIRINJI

曲名リスト
1. The Great Journey feat.RHYMESTER
2. Mr.BOOGIEMAN
3. fake it
4. 恋の気配
5. 失踪
6. 日々是観光
7. ネンネコ
8. あの娘のバースデイ
9. 絶対に晴れて欲しい日
10. 真夏のサーガ

1. The Great Journey feat.RHYMESTER
2. ONNA DARAKE!
3. 真夏のサーガ
4. 進水式

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2015/08/30

Return of "SUMMER CAMP" ~Gen Tamura 60th Anniversary Party

KIRINJIのメンバー、田村玄一さんの還暦祝いのイベントが
8月22日(土)日比谷野音で行われ
玄さんが参加しているバンドが続々登場した。
てかそんなにいっぱい掛け持ちしてたのか。さすが還暦!

蒸し暑い野音は蝉時雨に包まれ
客席で動く扇子やうちわがまるでさざ波のように見えた。
まだ明るい中まずは青山陽一 the BM'sからスタート。
コーラスは以前キリンジのツアーにも参加していた真城さん。
懐かしいなあ。
ヤスくんの男声の高音と、真城さんの女声の低音が
ベストマッチのハーモニーを奏でるのが好きだったなあ。

転換の間は司会の水本アキラさんが出演者にインタビュー。

続いて、早くも登場、ヤスくん!
Tシャツに「AC/DC」みたいなロゴが描かれているのだが
よ〜く見たら「AB/BA」だった。
この夏唯一買った服で、今日見せたくて着てきたらしい。
ローファイっぽい曲のあとは
片平里菜さんが加わり、ギターを弾きながら歌った。
玄さんがらみのかたなので
ヤスくんとはリハに続いて2回目とのこと。
最後は終わりゆく夏にぴったりの「燃え殻」。
はあ、いい曲だな〜。

転換に時間がかかりそうだったので
物販に並んでる間にLITTLE TEMPOが始まった。
スティールパンでノリの良い曲が続く。
ゲストはサンディ。
遠くからでもそのグラマラスなお姿を拝見できた。
玄さんは歌って踊って大暴れで
かなり体力を消耗した模様(笑) 。

そのあとはLONESOME STRINGSという
カントリーっぽい落ち着いたバンドだったので
玄さんもいっときクールダウンできたかな。
中村まりさんというシンガーがゲストで登場し
シックな歌と演奏を聴かせてくれた。
中村さんの声質がヤスくんに似ていて
2人が絡んだ歌も聞いてみたい気がした。

いつしか辺りは夕暮れとなり、BGMが蝉時雨から鈴虫に。

ここでサプライズゲストに竹中直人さん!
こんな方とも繋がりがあるんですね。さすが還暦!
玄さんのアコギ1本で歌い出したのは
RCサクセションの「いい事ばかりはありゃしない」。
沁みるなあ。
日比谷野音で初めてライヴを観たのは
RCのコンサートだったっけ。
あの時すんごく前の席で
キヨシローが投げたタオルをキャッチしちゃったのだ。
あの時のタオル、洗わずにずっと持っている。
キヨシローの汗が染み込んだタオルを…。

そしてトリはKIRINJIが
夏っぽい白い衣装に身を包んで登場。
1曲めの「進水式」、出だしがちょっと合わなくて
その動揺から歌詞が飛んだりして、ドキドキした(笑) 。
続いて雲呑ガール。
そして玄さんの飲み友達でご近所さんという
男女のユニット、ビューティフルハミングバードが加わり
ご自身の曲を演奏。
最後はこの夏の新曲「真夏のサーガ」で締めたけど
兄樹のヴォーカルの調子がイマイチだったかも…。
がんばれ、兄樹!(そしてヤスもね!!)

この日、何がすごいかって
キリンジ脱退後、初めて兄と弟が同じステージに立ったこと。
「もしかして…」という期待を持つのはファンなら当たり前。
でも、残念ながら2人の絡みはなかったなあ。
ラストで出演者を呼び込んでのグレイトフルデッドのカバーも
地味で全然乗れなかったけど(苦笑)
おそらく玄さんが還暦祝いのイベントの名を借りて
2人を同じ空間に立たせる事が目的だったんじゃないか…
と深読みしてしまうのは私だけでしょうか。

それにしても玄さんの音楽の幅の広い事には驚かされた!
ますますのご活躍を期待しております。

余談。
野外ってだけで何故に人はライヴ中でも自由に振舞うのか?
転換の最中ならともかく
演奏中にケータイ見たり、お菓子をむさぼり喰ったり、
大声で話したりする人が大勢いて、気になって仕方なかった。
コンサートを“たまたま野外でやってる”だけ。
これがホールだったらそんなこと許されないはず。
もっと演奏者に敬意を払って欲しいと思った私です。

2015/06/12

すごいチケットを2つもゲット!

うわー、これ競争率高いな!という2つのコンサートの
チケットが両方とも取れた! ラッキー☆☆

1つは「風街レジェンド2015」。
作詞家の松本隆さんの
作詞活動45周年記念オフィシャル・プロジェクトで
出演者がとにかくすごい!
松本隆、細野晴臣、鈴木茂のはっぴいえんど3人、
佐野元春、杉真理とくればナイアガラトライアングル。
矢野顕子、原田真二、そしてなんとイモ欽トリオまで!
はっぴいえんど大好きなのに一度も遭遇したことがなくて
そうこうしているうちに大瀧さんが亡くなっちゃったので
もう観られないと思っていたから
すっごくすっごく嬉しい。

もう1つは「NATURAL FOUNDATION Presents Return of
“SUMMER CAMP" ~Gen Tamura 60th Anniversary Party〜」。
KIRINJIのメンバー、田村玄一さんの還暦を祝う
音楽イベントなのだが、何がスゴいかって
キリンジ脱退後のヤスくんと新生KIRINJIが
同じステージに集結するという
キリンジファンは涙なしでは観られないであろう
とても重要なコンサートなのだ。
ああ、緊張する。でもめっちゃ楽しみ!

これ、8月21日と22日の連チャンに行われるので
とりあえずこの時まで頑張って生きようと思う。

2014/11/16

KIRINJI TOUR 2014 FINAL@昭和女子大学人見記念講堂

KIRINJIのツアーファイナルは、普段はクラシックのコンサートなどを行っている昭和女子大学人見記念講堂。去年のオーチャードホールもそうだったが、名前は知っているけど縁のなかったホールに行くことができて、それだけでも嬉しい。 そしてわざわざこういう質の良いホールを選ぶこだわりこそがKIRINJIなのだと思う。

キリンジのライヴといえば女性ファンが多い印象があるのだが、今回男性の割合が多くなったように思うのは気のせい?BOOWYを解散して女性ファンが氷室さんに、男性ファンが布袋さんに流れたような感じなのかと思ったり。来週のヤスくんのライヴで確認したいが、チケットが買えなかった…。

映画音楽なのかモンドミュージックっぽいSEが流れる中、ステージには赤いビロードのカーテンが引かれ、上には七色に光るKIRINJIの文字が。
SEが「ジェンカ」に変わり、メンバー登場。なぜにジェンカ??

私は1階席の後ろの方だったのでよく見えなかったけど、メンバー様たちは白と黒を基調にした衣装で登場。ファイナルだから正装なのかな?と思ったけど、1曲目「だれかさんとだれかさんが」が始まり、白いシャツと黒いパンツが学生の夏服に見えてきてちょっと胸キュン。コトリさんと弓木ちゃんのワンピ可愛かったな〜。

続いて「夏の光」。アルバム『11』でも思ったけれど兄樹のボーカルがめちゃめちゃ巧くなった!ボイストレーニングとかしているのだろうか。結構声を張る曲なのだが、途中ヤスくんを思わせる声色を感じる箇所があり、やはり兄弟なのだと再確認したり。

この日はソールドアウトだったけど、地方ではそうはならず。MCで兄樹が「東京はいいね!」みたいなことを言っていたし、去年のオーチャードホールの3階席がガラガラだったことにも触れ、満席だったのが切実に嬉しかったのだと思う。

演奏は『11』+最近の曲が多かった。初期の曲はヤスくんボーカルのイメージがあるのであえて外したのかな。

「黄金の舟」はドラムの楠さんがシャッフルのアレンジで熱唱。楠さんは「マッチの声に似てる」ということでコトリさんから“キリンジ号のアイドル”と紹介されていた。

「雲呑ガール」では座っていた人も立ち上がってめっちゃ盛り上がった!この曲、みんなかなり好きみたい。
そのあとの「都市鉱山」ではさらに立ち上がり度数多し!この曲の破壊力はやっぱりスゴイ。弓木ちゃんがこの曲のぶっ飛んだギターソロを引く姿にしびれる!
この流れ、“雲呑ガール”が椅子を平らげたレストランの席の横に“都市鉱山”でレアメタルを漁る人が食事してる絵が浮かんでしまった。

「ジャメヴ デジャヴ」のあとで「ヘンな曲が続いたから」と始まった「ナイーヴな人々」(うつ病を励ます曲)、「もしもの時は」(ストーカーの曲)のどちらも結構なヘンな曲だと思うのだけど(笑)。

アンコールでは弓木ちゃんのグッズ宣伝コーナー。いいね〜弓木ちゃん。今回“ニコニコ生放送”で中継していたのだけれど、「ニコニコなんちゃら」とか言っちゃってるし(笑)。彼女には姪っ子的な愛おしさがあるわ〜。
ニコニコしながら男ットコ前なギターを弾く姿がホントにカッコイイ!ついつい弓木ちゃんのほうを見てしまう。

ホールならではの美しい照明も印象的だった。 両脇のセットがモニターになって映像が流れるのも面白かった。KIRINJIのコンサートでレーザー光線が登場する日がくるとは!(笑)

18時開演で約3時間演奏! でも兄樹の声は最後までしっかり出ていたし、ピッチも安定していたと思う。
最近ライヴの時間が長いのは全体的な傾向なのだろうか? たくさん聴けるのは嬉しいんだけど、アンコールの前にトイレに立ったお客さんの数がハンパなかった。人間の集中力と膀胱は2時間が限界ではないだろうか。

実はたまたま旅行中だった10月25日の京都・磔磔のライヴも参加した私。かれこれ25年ぶりぐらいに訪れ、分かってたけどかなーりぎゅうぎゅう詰めで、兄樹の顔がかろうじて見えるぐらいで他のメンバーはほとんど見えず。バンド自体も機材が乗らなくてベニヤ板でステージを広げたらしいので、その分さらに狭くなったのかも。
私が単にトシなのかもしれないけれど、彼らのような演奏力の高いバンドは、音のいいハコで美しい照明とともに座って見られるのが理想的。

京都・磔磔の開演前、隣にいた京都のキリンジファンの声が聞こえてきた。
「去年の年末のライヴはしんどかった。アルバムも出てなくて予習もできないのに新しいバンドを受け入れるのが云々…」。
去年のオーチャードホールのライヴがまさにその状態だったので、私も思わず「そうだよね!」と答えそうになった。そうか、みんな同じことを感じていたんだ…。
あの時は本当に、この先大丈夫なのかと不安な気持ちでいっぱいだったけれども、それを今回のアルバムとライヴがすべて払拭してくれた。
バンドとしてもこなれてきたので、今後の活動にさらに期待したい。


<11月15日セットリスト>
01. だれかさんとだれかさんが
02. 夏の光
03. きもだめし
04. 温泉街のエトランジェ
05. fugitive
06. 手影絵
07. 虹を創ろう
08. バターのように
09. 狐の嫁入り
10. それもきっとしあわせ(鈴木亜美さんへの提供曲)
11. 進水式
12. 黄金の舟
13. 雲呑ガール
14. 都市鉱山
15. ONNA DARAKE!
16. シーサイド・シークェンス ~ 人喰いマーメイドとの死闘篇
17. 嫉妬
18. ジャメヴ デジャヴ
19. ナイーヴな人々
20. もしもの時は
----------
21. 台風一過
22. Ripples(田村玄一さんのインスト曲)
23. クリスマスソングを何か
24. TREKKING SONG
25. 絶交
26. 心晴れ晴れ

余談だが、人見記念講堂に入ってすぐ、ロビーにあった銅鐸みたいな鐘に萌えた(笑)。

2014/08/18

新生KIRINJIの新譜『11』は大傑作! 後半

よろしければ前半からお読みください。

6. シーサイド・シークェンス~人喰いマーメイドとの死闘篇
「雲呑ガール」を上回る、なんじゃこのタイトルは!?
もともと「シーサイド・シークェンス」という曲があり
プレスリー風のヴォーカルになんともいえぬ違和感を感じたのだが
その後「都市鉱山」などの“違和感系”のヴォーカルに慣れさせられたため、こういうヘンな曲が受け入れられるようになった。
ただのプレスリーじゃなくて
「西田敏行がマネしてるプレスリー」だそう〜です〜。

7. 狐の嫁入り
インスト曲。気持ち良くて通勤列車で聴いてると必ずウトウトしてしまう。

8. 虹を創ろう
珍しくストレートなポップソング。
NHKの「ソングライターズ」に出た時にも
「受け手が理解できないような歌詞は書かないようになった」
みたいなことを言っていたけど
こういう素直な言葉の歌があるから
奇抜な歌とのバランスが取れているのかも。

9. ジャメヴ デジャヴ
シリアスな曲。
このアルバムで感じたのが
高樹のヴォーカルが格段に上手くなっていること!
もともとヴォーカリストではないので“味”重視だったけど
味というくくりがなくても魅力のあるヴォーカルに仕上がっている。
これはライヴが楽しみだ!

10. クリスマスソングを何か
弓木ちゃんとコトリンゴさんのヴォーカルが楽しめるキュートな曲。
弓木ちゃんの透き通るような声と
コトリンゴさんのウィスパーヴォイスの調和がミラクル。
「主は来ませり」ぐらいでしか聞いたことがない
“ませり”で韻を踏んでるところがナイス。

11. 心晴れ晴れ
ああ、まさにこのタイトルの通り
心が晴れ晴れとするような、自由を謳歌する曲。
メロディもアレンジも何の奇もてらわない、ポップスの王道。
最近「自由に生きること」について考えていた私にとって
この「心晴れ晴れ」と「進水式」は
2014年のテーマソングになりそうだ。


ヤスくん脱退が決まった後のアルバム2枚については
どうにもこうにも楽しい気分で聴ける状態ではなかった。
おそらく「辞めると決まっている人のヴォーカル」が
心に入って来なかったのだと思う。

キリンジという名前を継承しようと決めた以上
相当な覚悟と意地があったと思う。
その思いが見事にアルバムに表現されている。
いろんな産地のいろんな素材を使った
極上のフルコース・ディナーをいただいているような、
そしてそれを毎日食べたいと思わせてくれるような…。
どの曲も繰り返し聞きたくなるから
私の頭の中には常に違う曲がぐるぐる回っている。
キリンジのファンになって以来、
こんなことは初めてかもしれない。

とにかくもう一回声を大にして言いたい。
これは大傑作だ!!

2014/08/16

新生KIRINJIの新譜『11』は大傑作!

まず先に謝っておきたいのは
この新譜の発売日を忘れていたこと。ゴメン。ほんとにゴメン。
去年の年末に観た新生KIRINJIライヴでは期待と不安が半々で
おまけに先日観たヤスくんのライヴがとても良かったものだから
私の中で不安のほうが増大してしまったのだ。
というわけで1週間遅れてやっと拝聴したのだが
私はここでまた謝る。ゴメン。ほんとにゴメン。
こんな大傑作を1週間も放ったらかしにしてて!!

1. 進水式
年末のライヴで最も期待が高まった1曲。
新しい船がこれから大海原に出て行こうとする門出を歌っており
新生KIRINJIからのメッセージそのもの。
メロディやサウンドもザ・キリンジともいうべき王道の展開で
兄弟時代からのテイストを壊すことなく継承されていており
さらに6人組のバンドサウンドの厚みが出ていて
1曲目から胸のすくような思いにさせてくれる素晴らしい曲。



2. だれかさんとだれかさんが
放課後の理科室、ビーカーでコーヒーを入れている
だれかさんとだれかさんが恋に落ちそうなストーリー。
なんてあまずっぱいの!
今まで大人の恋愛の歌が多かったキリンジだけに
この展開にはもう胸がキュンキュンしっぱなし。
エレクトロニックな味つけに男女コーラスの掛け合いが小気味良く
一番好きなのはやっぱり人体模型とせいくらべのくだり。
「だそう〜です〜」がたまらん!!

3. 雲呑ガール
高樹の曲の特徴は、まずタイトルで興味を引きつけるところ。
「柳のように揺れるネクタイの」だの
「温泉街のエトランジェ」だの
そして今度は「雲呑ガール」って。ワンタンですかあ???
花園神社で会って引っ掛けた女の子と
風林会館の前で集合しておごってあげる過払い金が戻った男。
アヤシイ。絶対アヤシイ。
風林会館、過払い金、よくぞこの単語を歌詞に!
※風林会館とは歌舞伎町のど真ん中にある、名前は知ってるけどおそらく普通の人は怪しくて入ったことのない商業ビルの名前
高樹のソロ「涙のマネーロンダリング」(このタイトルもまたすごい!)でハイエースのバックシート、ワンカップでパーティしてる男と同一人物に思えて仕方ない。

4. fugitive
夏フェスで「女逃亡者の歌」「福田和子」と噂になった曲。
ライヴではコトリンゴさんの声では歌詞が聞き取れなかったけど
歌詞を見て、ははあ、こうきましたか!
最近高樹の謎のシチュエーションを題材にした曲に
若干飽き気味だったのだが
それをコトリンゴさんのウィスパーボイスで歌われると
ギャップの面白さが際立っていてすごくイイ。
キリンジ名義の曲で女性が一人称の初めての曲だと思うが
女性メンバー加入でこのジャンルの可能性が広がった気がする。
あとはライヴでも聞き取れるようにPAさん頑張ってください!

5. ONNA DARAKE!
ライヴで聴いた安定感のあるヴォーカルを聴いて
彼がメインの曲があったらいいなと思っていた
ドラムの楠さんがヴォーカルの曲。
町に繰り出せばどこも女だらけで
男どもは何をしてるのか?という問題提起(?)の曲。
こちらも打ち込みがメインだけどライヴでの演奏が楽しみ!

あー、書くことありすぎて長くなりそうなので今日はここまで。
とにかく、これは大傑作だ!!

11(初回限定盤)(DVD付)11(初回限定盤)(DVD付)
KIRINJI

曲名リスト
1. 進水式
2. だれかさんとだれかさんが
3. 雲呑ガール
4. fugitive
5. ONNA DARAKE!
6. シーサイド・シークェンス ~人喰いマーメイドとの死闘篇
7. 狐の嫁入り
8. 虹を創ろう
9. ジャメヴ デジャヴ
10. クリスマスソングを何か
11. 心晴れ晴れ

1. 進水式
2. fugitive
3. シーサイド・シークェンス
4. クリスマスソングを何か

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2014/08/13

さすらいヒストリー

そもそも私がさすらいに共感したのは
ロジャー・ニコルズ&ポール・ウィリアムズの
「The Drifter」という曲を聴いた時から始まる。
ソフトでポップな曲にのせて歌われる歌詞は
足かせを外し自由を謳歌しようという希望に満ちている。

「まだ行ったことのない場所に行ってみたい
あの夕陽を浴びたい
私の中にはさすらい人が住んでいる 」。

さすらうってなんてステキなの!と思った私は
やってもいない架空のバンドで演奏するため
和訳の歌詞まで作ったぐらいだ。
ちなみにロジャニコよりもサンドパイパーズ版のほうがオススメ。

この大好きな曲を、当時の私の王子様
高野寛くんが日本語でカヴァーしたのだ。
うわー、なんてこと!絶対運命的なものがある!!
と思ったけど、さほど運命はからまず今に至る。

その後、私はキリンジと出会い
彼らを好きになる決定的な曲に出会った。
その曲のタイトルこそが「Drifter」。
あの「The Drifter」とはさすらいの方向性がちょっと違うが
この曲を聴いて泣いた。
どのセンテンスも胸を打つ言葉ばかりで
心の底から「この人について行こう!」と思った。
「Drifter」は兄の曲だが
実は弟のほうがさすらい率は高かった。
のちに私は
弟の数々のさすらいソングに共感し、勇気づけられ
そして私自身「さすらわねば」と思うこととなった。

思えば我が家のさすらい率もすごい。
父は 東京→青森→北海道→東京
妹は 北海道→東京→イタリア→京都→北海道→東京
弟は 北海道→東京→北海道→東京→横浜→京都→東京→(長いので省略)
ご先祖様も三重県に始まり、青森、北海道、鹿児島、栃木…と
かなりのさすらい一族だったらしい。

この末裔がさすらわずにいられるはずがない。

2014/08/01

そうだ、さすらおう。

さすらってる曲が好きだ。
民生くんの「さすらい」を初めて聴いたとき涙が出た。
自分も雲の形をまにうけるタイプだったから。
まわりはさすらわぬ人ばっか。
ホントにそうだ。

“ミスターさすらい”堀込泰行氏作の
「ジョナサン」という曲がある。
今までフツウに“ナイスなさすらいの曲”として聴いていたけれど
今日突然サビの歌詞がぐいぐい耳に入り込んできた。

窒息するならキッスだ

ひゃあ〜!なんてステキ!!
こういう生き方こそ真のさすらい人だ。
どうせ窒息するなら私もそっちに大賛成!

そういえば私、自分の職業を聞かれたら
「旅人」と答えていたんだった。
この数年間、そんなことさえ忘れていた。

さすらわねば。くたばらないうちに。
とりあえず今日、その一歩を踏み出してみた。
どんな気流に乗れるか分からないけど
怖がらずにさすらってゆく。

ジョナサンの歌詞が気になった人はこちら

2014/07/27

YASUYUKI HORIGOME LIVE2014 at 渋谷 TSUTAYA O-EAST

1週間経ってしまったので思い出すのが大変なのだけど…。
2013年春にキリンジを脱退した堀込泰行氏の
待ちに待ったワンマンライヴが行われた。
かれこれ1年3ヶ月彼の姿も生の声も聴いていないので
第一声があがった時は恋しくて懐かしくて涙がにじんだ。
1曲目は新曲の「oh oh oh」、ストレートなロック。
続いては一番古い、デビュー曲の「風を撃て」。
こういうコントラストを持ってくるのが面白い。
淡いグリーンのポロにモスグリーンのカーディガン。
歌っているその顔は『Ten』のジャケットそのまんまだ。

キリンジの曲をいくつか演奏し、再び新曲が
「Wah Wah Wah」って(笑)。
最初のが「oh oh oh」だよね、たしか?
MCでは「いっそのこと50音全部作ろうか」なんて冗談も。

あまり長く休んでると“死んだ説”が出てくるので
友だちから声をかけられたイベントには出ていたという。
友だちからしか呼ばれなかったけど
友だち以外で声がかかったのがミサワホームのCM。
脱退して「お前、大丈夫なのか?」と親から心配されてたけど
全国区のメジャーな会社のCMソングを歌ったことで
これでやっと実家に帰るきっかけができた、と話していた(笑)。

この日のメンバーは
キーボードにキリンジのサポートでもおなじみ伊藤隆博さん、
ベースに沖山優司さん、ドラムに辻凡人さん、
そしてギター、キリンジ兄とはちょっと違う
ワイルドな演奏が気になっていたが、
この細いメガネの人が青山陽一さんだと初めて知る。

ヤスくんのギターの音が大きいことに気づいたり
沖山優司さんがベースなら複雑ポップな
「ムラサキ☆サンセット」を完全再現できるじゃん!
なんて思ったけど
この曲は兄の曲だったなと我に返ったりして
ちょっとずつ「キリンジじゃない」ことを実感する。

最も感じたのが「エイリアンズ」。
たとえ銀メダルを何個も持っていても
1個の金メダルの存在には叶わない。

アンコールの「River」、良かったなあ。
「夢のかけらを片手に 明日の僕を探して」…。
さすらってる歌詞にグッとくる。
君のさすらいにこれからも付き合っていくよ。

01.oh oh oh(仮題)
02.風を撃て
03.涙にあきたら
04.鼻紙
05.クレイジーサマー
06.Wah Wah Wah(仮題)
07.YOU AND ME
08.銀砂子のピンボール
09.火の鳥(firebird)(仮題)
10.だれかの詩
11.スウィートソウル
12.Jubilee(仮題)
13.燃え殻
14.Lullaby
15.エイリアンズ
16.ビリー
17.SHOOTIN’ STAR
18.Red light Blue light Yellow light
19.太陽とヴィーナス
20.どうでもいいさ(仮題)
----------
21. 少しでいいのさ
22. River
23. To Be Continued

フリー・ソウル・キリンジフリー・ソウル・キリンジ
堀込泰行 キリンジ

曲名リスト
1. 今日も誰かの誕生日
2. 野良の虹
3. 君の胸に抱かれたい
4. 恋の祭典
5. 雨を見くびるな
6. かどわかされて
7. まぶしがりや
8. 愛のCoda
9. YOU AND ME
10. 君のことだよ
11. 冬来たりなば
12. 燃え殻
13. Drifter
14. エイリアンズ
15. スウィートソウル

1. グッデイ・グッバイ
2. きもだめし
3. ブラインドタッチの織姫
4. 朝焼けは雨のきざし
5. 雨は毛布のように
6. 双子座グラフィティ
7. 十四時過ぎのカゲロウ
8. ナイーヴな人々
9. バターのように
10. Love is on line
11. 空飛ぶ深海魚
12. ダンボールの宮殿
13. ブルーバード
14. いつも可愛い
15. 荊にくちづけを
16. サイレンの歌

Amazonで詳しく見る by G-Tools

2014/05/09

ヤスくーーーん!!

何げなくテレビをつけていたら
とても懐かしくて愛しい声が聞こえてきたので
思わず「ヤスくーーーん!!」と叫んでしまった。


堀込泰行氏がキリンジから離れてから、初めて耳にした歌声。
忘れないよ。忘れるわけないじゃん。

こないだやったNONA REEVESとの対バンは
慌ててチケット取ることないなとのんびりしてたら
まさかのソールドアウトで涙をのんだ。
でもやっぱりソロで見たかった。
だから待ってた。
今度こそ逃したくなかったから、先行で申し込んだ。
その日は晴れの舞台をこの目で見届ける。

遅いよ、ヤスくん。
待たされた分、期待度が上がるってこと分かってるよね?

その第一声を聴いたら、泣いてしまうかもしれない。

rakuten