というか「好きになっても大丈夫かどうか」調査中である。
この10日間ほどものすごい数の検索をした。
我が家の検索ワードランキングの1位は間違いなく「星野源」である。
ドラマ「11人もいる!」を見たとき
脇役を演じていた俳優が何となく気になった。
いつも見ていたような顔だけど、誰だったっけ?
調べてみたら、それが星野源だった。
おまけに劇中歌を作曲して歌っているのも彼だった。
役者だけでなく音楽もやっているという。
星野源という名前は今までよく目にしていた。
しかし、とりわけて興味も持たずに過ごしてきた私の
うすぼんやりとしていた記憶が渦を巻き始めた。
最初に思い出したのは「ゲゲゲの女房」。
ヒロインの弟役で出ていた。
やさしい弟なのに、海で死んでしまうんだよなあ。
半年見ていたから、なじみのある顔だったのだ。
「11人もいる!」の時間帯に以前やっていたドラマ
「未来講師めぐる」にもサエない講師役で出ていた。
地味な役ばかりだけど記憶に残っていた。
彼が星野源だったのか。
なんとあの「大人計画」の所属ではないか。
ミュージシャンの履歴を見てさらに驚いた。
SAKEROCKの人だったのか!
若いわりには渋い趣味の不思議なインストバンド。
よくYMOの細野さんがらみで目にしてた気がする。
ワーハピにも出たかも?と調べたら
2011年に星野源として出演していた。
いろんなところでニアミスしてたのに
それが同一人物だとは気がつかなかった!
点と線がつながった。
でもなんか悔しいのだ。
SAKEROCKにピンと来なかった自分が。
若者がやっている音楽を素直に受け入れられず
「どうせ若造なんか」と先入観を持っている年寄りの自分が。
すぐにソロアルバムを買いにいった。
スピーカーを買ったばかりの日だったから
楽しみにかけてみたんだけど
聞いてる途中で頭が痛くなってきて
1度再生しただけでやめてしまった。
その理由は後日判明した。
「ストーブ」という曲を聞いていたとき
歌の意味が分かった。
ストーブというのは火葬場の窯のことだった。
それは葬式の歌だった。
「ステップ」という曲は、墓参りの歌だった。
ショックを受けた。
頭が痛くなったのは
言葉を処理するCPUが足りなかったせいだった。
流して聞いただけでは分からない
「ちゃんと聴かなきゃいけない」言葉が多すぎたのだ。
そして「どうせ若造なんて大したこと歌ってないんでしょ」と
先入観を持っていた自分を再び恥じることとなった。
去年の秋に出たこの『エピソード』というアルバムは
オリコンウィークリーチャート初登場5位だったそう。
そんなに人気があるというのに
今のこの私のズレたブームが今さら感満載なのが実に悔しい。
細野さんのレーベルだと知ってさらに悔しい。
エッセイ本も買って読み、人となりも分かった。
芝居や音楽だけでなく文才もあるなんて。
私は才能のある男性に弱い。
声も好きだしオデコもつるつる。
唯一グッと来ないのはメガネをしてないからだったが
実はプライベートでは眼鏡が必須らしく
すべてが好きの要素で満たされていることが確定した。
ここまで聞いてたらもう「好きになればいいじゃん」と思うだろうが
検索しすぎて彼の交際相手まで分かってしまった。
紅白にも出ているあの可愛いシンガーソングライター。
あ〜、だよねー。ほっとかないよね〜。
お似合いだよね。あなたなら許す、許すよ(なに譲ってんだか)。
この「今さら感」が返す返すも悔しいけれど
好きにならない理由はもう、何もない。
エピソード 星野源 曲名リスト 1. エピソード 2. 湯気 3. 変わらないまま 4. くだらないの中に 5. 布団 6. バイト 7. 営業 8. ステップ 9. 未来 10. 喧嘩 11. ストーブ 12. 日常 13. 予想 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2005年に行われた「Hyde Park Music Festival 2005」 2日目のトップにSAKEROCKが出てたらしい。この日は大雨だったため午後から見に行った私は今の今まで知る由もなかった。あの中で歌ったのか〜…ご苦労様だったねえ。
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