脱退後初となるソロアルバムが発売された。
キリンジとしてのラストライヴが2013年4月だから、約3年半ぶり。
満を持して、ついに“脱退した意味”を見せつけてくれるか?
と期待していたのだけど
ものすごく衝撃的な事態が発生。
人って3年半休んでいるとこうなるのか?っていうくらい
声が変わり、明らかに歌が下手になっている。
息が口から漏れているのが気になるし(おじいちゃん?)
声が割れているのが気になるし(酒焼け??)
ピッチが安定してないし(酔ってる???)
シルキィヴォイスと歌唱力が彼の魅力だっただけに
聞いているとつらい。
彼がキリンジを脱退することで
“唯一無二の楽器”である声を失い
バンドは相当な痛手をこうむったと思っていたから
この展開は本当に驚くしかなかい。
約1年前に見たKIRINJIの玄さんの還暦ライヴレポを読んでも
声に対する違和感は感じてなかったので
この1年のことなのかなあ。
これはちょっとつらい…。
逆に、兄弟バンド時代にヴォーカルに不安があった兄貴が
声に気を使い、歌に磨きをかけているのが皮肉な話だ。
彼もおそらくそこに引っかかっていて、ものすごく努力したのだろう。
以前、別のアーティストについて
「好きだったバンドの劣化を見るのはつらい。
タバコをやめて吸いたくなくなった気分」
と書いたけれど、ヤスくんの場合は
「大好きだったラーメン屋さんから独立したお店に行ったら
麺やスープの味が変わってしまって
あれ?こんなんだっけな??」
という感じ。
またこのラーメン屋さんに行く機会はあるだろうか。
味が変わるのはアリだけど、質が落ちたものは食べたくない。
でも、長年慣れ親しんだ大好きなお店だったから
がんばってもうちょっと通ってみることにする。
本家はスープにいろんなダシを入れて
さらに凝った味に仕上げてきているよ。
大将、頑張って!
One 堀込泰行 曲名リスト 1. New Day 2. Shiny 3. Waltz 4. Wah Wah Wah 5. ブランニュー・ソング 6. Jubilee 7. さよならテディベア 8. Buffalo 9. 最後の週末 10. 僕らのかたち Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2 件のコメント:
その後、どう 思われますか?
いいのか 悪いのか わかりませんが、馴れようとする自分がいます。でも、本心は 以前の発声法(もっと 素直に)が だんぜんいいなあ と思います。
プロの人は 長くやっていると 変わったアレンジがしたくなるものなのでしょうか。ファンが求めているものではなく 自分がやりたいようにやって 受け入れてくれるファンだけでいい というところまでキリンジ時代に満足してしまったのでしょうか。
あまり早く 老け込まないでほしいなぁ、と思いながら キリンジ時代と今の彼の音楽を交互に聴き 納得しようと努める毎日です。なんだか、井上陽水的な・・・(笑)。いい声ですけどね。曲も、結構 Waltzとか 他にも 聴けば聴くほど しみじみ とってもいいんですけどね・・・。なんか・・・。
コメントありがとうございます!
馴れようとする自分…すっごくわかります。
ファンは受け入れるしかないですからね。
でも最近彼が受け入れられているのは、キリンジっぽい曲ばかり。
やっぱり世間は正直なのです。
>長くやっていると 変わったアレンジがしたくなる
ライヴで、あの名曲「エイリアンズ」をレゲエっぽいアレンジにしていて
そんなの誰も求めてないのに〜と思ってしまいました。
ただし、ライヴはアルバムほどの劣化は感じなかったので
レコーディングが良くなかったのかな…。
ライヴレポと最近の雑感も書いていますので、もし良かったらこの感想もいただけると幸いです♪
http://lcnt1er.blogspot.jp/2016/12/live2016tsutaya-o-east.html
http://lcnt1er.blogspot.jp/2017/10/blog-post_1.html
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