お城は好きだけど、権力争いの話に興味がないのと
登場人物が多くて覚えられないので
どうにも戦国時代は苦手なため
真田丸も途中見ない時期があったけれど
秀吉が亡くなったあたりからまた見始めている。
14年蟄居した和歌山の九度山で
真田紐を作るまったりした回も良かった。
前の週に父上が亡くなる重たいシーンがあったから
ワンクッション入れたんだね。
『新選組!』でも山南総長が亡くなる緊迫したシーンの翌週も
コント仕立てのスピンオフみたいな話で、
悲しみを引きずらずに済んだ。
三谷さんのこういう手法が好きだ。
自分は何をなすべきか考え、大阪行きを決意するシーン。
今まで関わってきた人たちの
めくるめく名台詞の回想シーンで
上杉景勝が言ったこの言葉
「死に様は生き方を映す鏡。
己に恥じぬように生きるのみじゃ」。
くうぅ、なんてかっこいいんだ!
本編を見た時より回想シーンのほうが
歴史が動いた後だから余計心にしみる。
14年といえば、本当にひと昔。
私の14年前は大手の会社の派遣をやめて
新しい人生を歩もうと思い
いろんなことにチャレンジしてきたけれど
ことごとくうまくいかず
結局また14年前と同じ道に戻ろうとしている。
これでいいのか。
末裔は末裔らしく、ご先祖様に恥じない最期を過ごそうと
心に決めたはずなのに
今の自分は己に恥じぬように生きていない気がする。
ではこの先どうやって誇らしく生きる(死ぬ)か。
そんなことを考えると泣けてしまう。
考えても答えはなかなか出せないので
「真田記念日」を聞いて元気だそうっと。
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