2009/09/28

療養終了

週明けから出社のつもりだったのに、気力はあっても体力が追い付かず、結局お休み。
アホみたいに何もしない1週間だった。昔に比べたら悩んだりクヨクヨしたりもなくなったし、文字どおり何も考えずにいられるようになった。良いんだか悪いんだか。

ひっさしぶりに入浴。昨日はおでかけしたのでシャワーに入ったけど、ヒトって1週間お風呂に入らなくても生きていける。顔を洗わなくても歯を磨かなくても何とかなる。
でも、頭を洗わないとちょっと頭皮がカイーのよね。

それと、あんなに痛かった腰から足にかけての痛みがいつの間にか解消してた。やはり安静にしていたのが功を奏したのだろうか。ライヴで約3時間立ちっぱなしだけど全然平気だったし。
「いやいや、ウチらの痛みなんてアゴねえさんのケガに比べたらカスみたいなもんですやん。たいそうなケガしてはるのに出しゃばるなんて、そんなんようしませんわ〜。ウチらおとなしくしてますさかいに、あんじょうたのんますわ〜」
なんて、腰や足が何となくアゴの怪我に遠慮してるような気もする。
足も体の大切な一部なので、お風呂上がりにオイルマッサージをしてあげた。
すべての機能が一つとなって私を形づくっている。
感謝。

3年越しの片想い

昨夜は大好きなバンドのライヴを観に行った。
3年前に知ったこのバンド、前身はYMO系のカヴァーをやっていて、その選曲がとにかく渋い。教授や幸宏さんのソロやプレYMOのキリンやカクトウギセッションなど、直球YMOではないところにまたYMOファン独特のひねくれを感じたものだが、メロウでアーバンなオリジナル曲と演奏力の高さにすっかりまいってしまい、YMOとは関係ないところで密かに大好きなバンドだった。コッソリ入手したライヴ音源を何度も聴いていた。

なかなかライヴをやらないバンドなので気付いた頃には終わっていることが多く、共通の知人は多いのに誰一人として誘ってくれず、これは直接コンタクトをとるしかないと思っていたところ、ふとしたきっかけでついにバンマスであるギタリスト様と知り合うことができた。こっ、これは運命!?(バカ)
募る想いのたけをぶつけたのだが、私のあまりの熱意に押されたのか(?)今回のライヴが決まってすぐにご連絡をいただいた。ワーハピではお互い近くにいたのに出会えず最後の最後に再会。これも運命!?(バカバカ)
そして念願かなってついに3年越しの片想いを実らせる日が来た。

青山にあるオシャレなライヴハウスに入ると、お客さんは若い女性が多くてびっくり。ハモンドオルガンのカッコイイ曲がかかっているのがナイス。
ドリンクバーで順番を待っていたら、すぐそばにいたギタリスト様に肩を叩かれ、超キンチョーのためしどろもどろになってしまい、あまり話せなかった。私って本当に好きな人とはあまり話せないのだ…。
怪我のあとなのでお酒は控えようと思っていたが、ビール×トマトジュースのカクテル・レッドアイがあったのでオーダー。1週間ぶりなのでお酒が回る回る。

対バンはバンドのキーボーディストさんがリーダーの別バンドで、大人のシティポップス。ヴォーカルの女性が美人だ。

そしていよいよ待望のステージ。いや〜、オリジナルがめっちゃかっこいい。メロウでアーバンなクロスオーヴァー。そしてギタリスト様が笑顔でプレイしてるのがとにかくいい。メロウでアーバンなのに笑顔だなんてもう、素敵すぎる。
ダブルキーボードのお一人は私が大好きなクラヴィアの赤いキーボード“ノード・エレクトロ”を弾いていたのもかなりラブ。女性パーカッションの存在もナイス。

YMO系のカヴァーもあり、教授の『音楽図鑑』から「ETUDE」(途中のジャズっぽくなる複雑な箇所が完コピだったのには驚愕!)、幸宏さんの「STAY CLOSE」、ビートニクスの「ちょっとツラインダ」など記憶の片隅をくすぐるマニアックな選曲にニヤリとさせられる。
アンコールでは対バンのメンバーも加わって矢野顕子さんの「ひとつだけ」でシメという、とてもハッピーなラストだった。やっぱり巧い人たちの演奏を聴くのは楽しい。
ギタリスト様がハンサムなので若い女性ファンが多いのも当然なのだが、もっと上の年齢層にも聴いてもらいたいなと思った。

あと、音源作った方がいいです絶対。単に私が欲しいだけなのだが(笑)。今度リクエストしてみようっと。

2009/09/26

ちょいお出かけ

朝、連ドラの「つばさ」最終回。
総決算的な内容だったけど、ハッピーエンドで良かった。どのキャストも魅力的で大好きだったな。
年末に総集編があるので見逃した人は是非見てね! 絶対面白いから!!

月曜日から仕事に復帰することを決めたのだが、あまりにみすぼらしいのでヘアカットに出かけた。今秋流行りだというボブにしてもらったが(流行関係なく私のボブ率は高い)黒髪のオカッパはまるで童女…。ますます年齢不詳。

その後、血だらけで捨てた服の代わりを買いにユニクロへ。たたでさえ1着ほとんど1990円なのに、まとめ買いでさらに割引だなんて、困ったときのユニクロ様々だわ〜。
今年も毛糸のチョッキを着たいのだけど、ここ最近の陽気であんまりチョッキ日和じゃないなあ。

ユキヒロさんに影響されて蝶ネクタイ(しかもタータンチェック)が欲しくなって探してみたけど、なかなか売ってない。自分で作るしかないのか。

あ、今日もラーメン食べちゃいました(笑)。
天津菜館にてゆばと野菜のクリームタンメン。もいすうぃい〜〜〜。
このお店、味は悪くないと思うのに(レストランフロア全体が)やる気なくてちょっと残念。

2009/09/25

驚異の回復力

午後、病院へ。システマチックな大病院の仕組みにキョロキョロしつつ1時間ほど待たされて診察室にいくと、偶然にも最初に縫ってくれた先生が診てくださった。状態が良いことを見てすぐに抜糸することになった。
チョキチョキとハサミで糸を切り、マイクロポアスキンという肌になじむサージカルテープを貼って終了。え?これだけ?ってぐらいあっけなかった。
今後も劇的な変化があるわけではないので特に診察等は不要で、自分でテープを貼り直せばいいとのこと。滅菌パッドを貼る姿は怪我人っぽさをアピールしていたが、サージカルテープは薄いし肌に馴染んでいるので「ほんとに9針縫ったの?」っていうぐらい自然。「これじゃあ番長がちょっと怪我したぐらいにしか見えないよなあ」と苦笑いしつつ“見た目が怪我人”を返上したのが嬉しくて、そのままお買い物へ。

飯田橋にある青森のアンテナショップ「あおもり北彩館」で、りんご酢や白濁りんごジュース(普通は茶色いのしか売ってないんだよね)、大好きな青森納豆、いつか食べられる日のためにしじみラーメンやら南部せんべい…気がついたら3000円以上お買い上げ。

帰り道池袋を通ったら、東武の「大北海道展」のポスターにおいしそうなラーメンの写真…。むう、たまらんっ! 今日はなんだか食べられる気がする〜!と、イメトレで麺を吸い込んだり噛んだりの“エア・ラーメン”で練習をしながら催事場へ。
「大北海道展」のラーメン店はいつもは長蛇の列なのに、昼下がりの谷間だったため行列がない!こりゃあ食べてくれと言わんばかりぢゃないですかっ! 迷うことなく入店。

というわけで「まるは」のみそラーメン。うまい〜〜〜♪ これが食べられなくなったら死んだも同じ。やっぱり私のソウルフード。
食の神様ありがとう。様々な命をいただいて、今日私は生かされております。

おうちへ帰ってから、堰を切ったように津軽漬けをおかずにごはんとみそ汁をいただいた。VIVA、ごはん!

心配してくれた皆さん、私は大丈夫みたい。もうちょっとしおらしくしろという声が聞こえてそうですが(笑)転んでもただでは起きないのだ!!

2009/09/24

シルバーウィーク空け

月曜日までお休みをもらったので、今日も自宅療養。
朝食は市販のスープに裏ごししたじゃがいもをプラス。自家製に慣れると味が濃く感じられる。

なんだかすごく眠い。午前中もお昼まで睡眠。

お昼はレトルトのおかゆ。100円ショップで買ったのに米と鮭以外使っていないナチュラルなもの。これはおいしい!

午後は部屋の片付けラスト。私の部屋にあった大きなパイプラックをベランダに移してごちゃごちゃしているものを一気に整理。あ〜、これでスッキリ!

その後は地元のメガネ屋さんへメガネの修理に。2ヶ月で3回も調整してもらってるから、クレーマーと思われてないか心配。

帰り道にスーパーに寄り、うっかりたこ焼きを買ってしまう。怪我で危ぶまれていた大阪行きもむしろ積極的に計画中なのだが、おかげで大阪っぽい食べ物への思いが募っていたのだ。
小さく小さく刻んで食べてみたら、食べられた! 唇と舌が動くようになったのが食事の動作にかなり影響が出るようだ。
久しぶりのたこ焼き(普段ほとんど食べないのに!)をちチマチマムシャムシャ食べてしまった。ただし、スーパーのお惣菜だから味がイマイチだったのが残念だったが…。

帰宅後はやっぱり眠くて爆睡。起きたら9時。なんだか頭が痛い。
会社の後輩からお見舞いのメールが来た。ブログで温かいコメントをいただくのもとても嬉しいが、リアルの知り合いからのメールはさらに心が安らぐ。

そういえば昨日の篠原涼子のドラマは面白かった。「ハケンの品格」と同じスタッフだそうで、ハケン〜に出ていたキャストたちがちらほら顔を出すのも楽しかった。
彼女のドラマは元気になれるのがいい。

さて、明日は診察の日。久しぶりのお出かけ。明日こそ青森ショップに寄れるかな〜。

2009/09/23

ケガ5日目。

朝は北海道から送られてきたとうもろこしを使ってスープを作った。こそげたとうもろこしをブレンダーに入れ、豆乳と無添加コンソメを加えてぐぃ〜〜んと混ぜるだけ。
とってもクリーミィで甘い甘いスープの出来上がり!やっぱり良い素材での手作りはおいしい。

明日から会社が始まるのでリーダーに電話で事情を説明し、お休みをもらうお願いをした。びっくりしてたけど、私が落ち込まないように
「とりあえず笑っとけ!」
と言ってくれたのが嬉しかった。

午後は近所へ買い出し。家族の誕生日だったので、こないだ迷惑かけたおわびにケーキを購入。というか自分も食べたかった(笑)。皮膚の蘇生にはタンパク質が必要とのこと。プリンの原料は卵とミルクだからタンパク質だし良いよね?ってことでクレームブリュレを購入。かなり濃厚でハイクオリティー。

意外においしかった寒天ゼリーのノーカロリー版をコンビニで発見したので購入。そろそろ固形物も食べられそうになってきたので無添加のおかゆも買ってみた。
ただし口内炎ができてしまったのでしょっぱい食べ物はまだNGなんだな…。

ちょっと出かけただけですごく疲れてしまう。またまたお昼寝。

夕方起きたら、いつの間にかメガネのネジが外れていて、メガネが分裂!
んも〜、どこまでツイてないんだオレ。

夜は豆乳入りのおぼろ豆腐。これでもかってぐらいタンパク質。やっぱこういうときは大豆だね〜。肉は流動食にはならないもんね。
味に変化をつけるため、わさび、しょうが、ゆずこしょうの3種類の薬味でいただく。おいしい♪

明日はメガネの修理と、おいしいりんごジュースを買いに街まで出かけてこようかな。

2009/09/22

ケガ4日目。

昨夜「おくりびと」を見て各所で泣いてしまったため、傷口がちょっと痛い。
泣くと口がヘの字になるから、縫った場所が引っ張られるのだ。
笑っても痛いし、泣いても痛い。無表情でいるしかないのか。

「おくりびと」は良かった。
納棺士の仕事を忌み嫌う妻が、夫に向かって「普通の仕事をして」というシーン。
それに対して「誰でも死ぬ。死ぬことは普通なんだ」と言う夫。
分かる。すごく分かる。
私も父が亡くなる前は妻と同じ気持ちだったように思う。
死自体を不浄なものとしてきた風土がまだ日本には根強く残っている。
私の中にもそれがあったが、誰もが最後は死んでいくのだし、歌にもあるように「私はお墓の中にはいません」なのだし、お墓も斎場も何にも不浄だと思っていないし、お化けも全然恐くない(お化けより恐いものがこの世にたくさんあるからね)。
山形の酒田の風景も美しかった。
この辺りにはおいしい納豆がたくさんあるので、いつか訪れてみたい。
モッくんの所作の美しさにも目を見張る(ツルツルオデコにも!)。

朝いちでビン・カンを捨てにいく。いつもより注意を払ってビンを取り扱う。しばらくワインのビンは見たくない。

朝食は無添加の豆乳かぼちゃスープ。微妙な味。無添加だからっておいしいとは限らない。

部屋の模様替えに着手。5月に引っ越してとりあえず詰め込みっぱなしで暮らしやすさとはかけ離れた居心地の悪さだったので、ウサギ小屋をせめて犬小屋ぐらいにしたかったのだ。
私が突然死んだ時にこっぱずかしくないように、子供の頃の日記や文集、手紙や年賀状、写真などをガンガン捨てた。でも、90年代の日記は読み返したかったのでキープ(笑)。
置いたままだった電子ピアノもなんとか弾きやすい場所に移動。これで練習再開なるか?

急に力仕事をしたので疲れてしまい、午後はおひるね。
ネットラジオのCool Keys RadioHAMMOND ORGAN PLUS!のBGMが心地よくて夕方までグッスリ。

夕食はゆでたジャガイモをつぶして豆乳と無添加コンソメを加えた自家製スープ。やっぱり自分で作った方がおいしい。そしてイモはやっぱりおいしいね!イモ食ってりゃ間違いないね。
ちょっとずつだけど咀嚼もできるようになってきた。イモやカボチャは舌でつぶせるので、好まれているのがよく分かった。

自宅での食事はなんとかなるが会社でどうしようと考え、アマゾンのパワーフルーツ・アサイーのドリンクをお取り寄せすることに。以前ダイエットした時にも非常にお世話になったのだが、栄養価が高いので体力を減らすことなく健康維持できるスグレモノ。ストローで吸えるのでちょうどいい。

4日ぶりに洗髪。スッキリ。
明日は衣替えでもするかな。

誰?

全く思い出せないサイン色紙を発掘。
誰?誰だっけ??
(知人だったらゴメンナサイ)

ザ・タイムマシ〜ン!

タイトルは小林克也の声で。

暇なので懸案だった押し入れの整理を始めたら、こんなものがっ!
中学の頃のアイドル。なんか捨てられない(笑)。
パティ&ジミーのバインダーとスナックチップ(5/8チップのオリジナルサイズ)にも注目!

2009/09/21

怪我しました その3

↓下にコトのてん末が書いてあります。

9月21日敬老の日。
12時前に寝たのに朝ドラぎりぎりの8時過ぎに起床。「つばさ」がハッピーエンドに向かっているのが救いだ。

今日から自分で消毒しなくちゃいけない。否が応でも傷を見ることになる。
おそるおそるガーゼをはがしてみたら、やや落ち着いてきたのか生々しさは薄れていた。単に私が慣れてきたのかもしれない。
黒い糸が入ったままなのでフランケンシュタインというよりハエ男の恐怖みたいだ。

朝食には母が買ってきてくれたふかひれスープをいただいた。ふかひれだけならスルスルっと飲み込めたのだが、シイタケと鶏肉が入っており、これが弾力があって噛めない。仕方ないので噛まずに無理矢理飲み込んだ。ついでに化学調味料が入ってたので味が濃かった。
食べ物を口にしていないと素材本来の味の善し悪しがよく分かる。

間食には果物ジュースに大麦若葉と食物繊維のパウダーをプラス。
お昼はコーンポタージュ。やっぱ無添加はおいしい。

夕方、食べられそうな物を買い出しに。
スープだけだとタンパク質不足になるので、豆乳と豆腐を購入。
くずきり、寒天ゼリー、プリン、アイスクリーム。あれ、なんかおやつが多いな(笑)。
おかずになる固形じゃないものってあんまりないんだよね。
介護食を作っているご家族の苦労が忍ばれる。
「薄かったり細かったりするものだったら食べられるかも?」と買ったバナナチップと極細プリッツはちょっと無理だった。口に入って噛み砕くまではできるけど、うまく飲み込めない。
こういう歯に積もる系は普段は舌がうまく除去してくれるんだけど、それができないので積もりっぱなし(笑)。歯磨きが命がけの身としてはこれらがNGであることが分かった。
舌の役割ってほんとに大きいんだなあ。舌ってすごい。

意外においしかったのが寒天ゼリー。お豆腐みたいなパックにどかーんと入ってる素っ気ないパッケージなのだが、これがトゥルンと簡単に吸えて飲み込みやすい。寒天だからローカロリーなのに食物繊維たっぷりで空腹感もなくなる。300gで100円と安いのも魅力的。今まで素通りしててゴメンよう〜〜。
今後は調理に寒天をうまく取り入れてみようかな。

問題は、これがいつまで続くか。
家ではいいけど、会社でズルズルすすって食べるのはちょっとお行儀が悪いしなあ。
会社復帰の頃にはもうちょっと良くなってるといいんだけど。

帰宅した母親から、身近に3人も縫合手術をした人がいた話を聞き、傷が分からないほどきれいに治っていたそうだ。そのうち1人は私と同じ大学病院の別な科にかかっていて、専門の形成外科ならもっときれいにやってくれるのでは?と言ってくれたそうだ。
フランケンシュタインを見た時には相当落胆した私だったが、それを聞いてちょっとだけ気が楽になった。

怪我しました その2

下にその1があります。

9月20日、日曜日。
朝起きていつものように歯を磨こうとした時、鏡を見て気付いた。
ああ、私、怪我したんだっけ。
ガーゼを当てた左側をかばいながら歯ブラシを口に入れるも、縫った傷口が引っ張られて歯ブラシの厚みでさえ口に入れにくい。なんとか磨いたが今度は口がすすげない。すすぐ時に使う口の筋肉が使えないのだ。

朝はジュースを飲んだが、昼はさすがにおなかが空いたので(最後にまともに食べたのは前日の昼食)おじやなら何とか食べられるかな?と卵と味噌のおじやを作ってみたが、口が開けられない上に半分からしか流し込めないので、大きなスプーンでは無理。
家にある一番小さなスプーンを使って右半分でなんとか口に入れてみたが、柔らかいと思っていたおじやでもかなり咀嚼しなくてはいけないことが分かった。
まず食べ物を口に入れるとき、こぼれないように唇をすぼめて中へすする。
あごで咀嚼する。
舌で食べ物を転がしながら味わう。
舌を使って喉に送り込む。
これらが一切できない。
食べるという行為を普段当たり前のようにしてきたが、その行為にはたくさんの筋肉を使っていることに初めて気付かされた。

ちまちまと食べている(正しくは流し込む)と傷口が開くような気がしたので、大さじにして3杯ぐらい食べて止めた。それに、途中で食べるのが面倒になってくる。

消毒の必要があったので午後は病院に向かう。
順番を待つ間、インフルエンザと見られる少女が救急車で運ばれて来た。ここに来る間だけ口元を隠すためにつけてきたマスクを、再度つけた。
おばあさんが家族に付き添われてストレッチャーで運ばれて来た。
この場所にいるだけで悲しくなってきて涙が出た。

かなり待たされた末にやっと診察してもらい、昨日とは違うドライな女医さんに自分で消毒する方法を教えてもらい、地下の売店で抗菌の絆創膏を買って帰宅。
途中ドラッグストアで傷口を冷やすためのアイシングバッグやアイスノン、抗生物質による軟便を予想してビオフェルミン(歯の治療で経験済み)、ビタミンサプリ、ジュース、スープなどを購入。

夜は母が買ってきてくれたほうれんそうのポタージュをいただく。
病気の父にスープを飲ませるために買ったカップがまさか役に立つなんてね。ああ、甥っ子が使っていたストロー付きのマグ、捨てなきゃ良かったな。
スプーンが面倒なのでストローでスープをすう。まるでシェイクみたいだ。
スプーンの下にスープが垂れても、とっさに舌や唇で舐めたりできない。だからこぼすのだ。仕方ないのだ。
ものが飲み込めないお年寄りは毎日こういう食事をしてるんだよなあ。大変だなあ。
今日の経験を活かして明日は食べられるものを探してこよう。

本当に疲れているみたいで、何もしてないのに11時にはもう眠くなる。ウトウトとテレビを見ながら就寝。

怪我しました その1

ちょっとヘヴィーな怪我をしました。
書かなきゃ書かないで済むんだけど、読まれたいための日記ではなく自分のための日記なので、記録として書きます。
ちょっとリアルな表現があるかもしれないので、苦手な人はご遠慮下さい。

9月19日土曜日。本来ならば5連休の初日のところを臨時出勤で夜遅くまで仕事したあと、いつものように地元のスーパーで買い物し、ワインボトルをかごに入れようとしたところ、疲れていたのか手が滑ってボトルを落として割ってしまった。
あ〜あ、やっちまった…と思い床を見ると、一面に広がる葡萄色の液体の中に、深紅のしみがボタボタと落ちている。どうやら割れた破片で顔を切ってしまったようだ。
急いで持っていた手ぬぐいで切ったと思われる場所を覆い、お店の人に告げ、トイレに駆け込む。
鏡でおそるおそる切れた場所を見ると、左の口からあごにかけて、恐ろしいぐらいにパックリと切れている。
(今でも思い出すと悲しくなる光景。でも、あえて書く)

これは縫わないとだめだ。とっさに119に電話し、場所や状況を告げ、玄関で救急車の到着を待つ。
スッパリ切れたので痛みは一切なかった。いろんな人たちが振り返ってゆく。よく見ると私の手やカバンや衣服は血だらけだった。まさにジーパン刑事の「なんじゃいこりゃー!」状態。
たまたま通りかかった看護士さんが止血の手助けをしてくれた。たまたま通りかかるなんてドラマみたいだ。
看護士さんがスーパーの人にタオルを要請してくれたが、ティッシュとかトイレットペーパーとか傷にくっついてしまうものばかり。同じフロアに医薬品コーナーがあるのに…って私の方が詳しいぐらい不馴れな店員さんは夜勤のアルバイトなのだろう。彼も大変な時に来ちゃったね。

すぐに救急車が到着し、救命士さんたちに誘導されて車内へ。
すぐには出発せず、まず血圧などのバイタルを取り、ガーゼで止血してもらい、調書をとり、受け入れ病院を探す。
顔の傷ということもあり丁寧に処置してくれる形成外科をすすめられ、近くの大学病院を当たるが処置中のため断られた。少し時間がかかってもいいから形成外科へ…とお願いし、西新宿の大学病院へ搬送されることになった。
病院へ連絡している電話の内容から、傷が3センチにも渡っていたことを知る。
深夜だったので道が空いており、怪我をしてから約1時間で病院に到着。
救命士さんたちが頼もしかった。税金払ってて良かった。

入院するほどではないとのことだったが、深夜なので帰る足がない。
タクシーに乗ろうにもこんな血だらけの人は乗せてもらえないので、着替えを持って車で迎えに来てもらうように家に電話した。

病院到着。きれいな女性の先生が診てくれた。
まずはレントゲンでガラスの破片が入っていないことを確認し、すぐに縫合手術。
麻酔を打たれ、ゴムみたいなのをかぶせられた。手術っぽい。
緊張で体がこわばる。「深呼吸していいよ」と先生。
先生の吐息と、手術器具の音、顔にかぶせられたゴムのにおい。
終わってから手鏡で状態を見る。
左の唇の下からあごにかけて3センチのフランケンシュタイン。
(今でも思い出すと悲しくなる光景。でも、あえて書く)

女優だったら失神するシーンなのだが、私はそうでもなかった。
ここ数年いろんなことがありすぎて、感情とか、痛みとか、そういうのにあまり反応しなくなってしまった。むしろ第三者的に妙に冷静にものごとを見てしまうようになった。

血だらけの服から家族に持ってきてもらった服に着替え、先生の話を聞く。
できるだけ跡が残らないように細かく塗ったけれど、傷は0%にはならないこと。
もとのように戻す処置をするには傷が落ち着いた半年〜1年後になること。
などなど。

車で家路に着く。
この日、友人のホームパーティを断って仕事に出た。
パーティに行ってたら、どうだったろうか。
仕事が定時で終わってたら、どうだったろうか。
どうしていつもの駅ではなく、1つ先の駅まで行ったのだろう。
おとなしく普通に降りていれば。
たら、れば。たら、れば。
いくら考えても起きてしまったことは仕方ない。
事実を受け止めて前向きに考えていくしかない。

家に着いたのは午前2時すぎだったろうか。
薬を飲むため野菜ジュースを飲み、疲れてすぐ眠ってしまった。

2009/09/18

馬の骨、チケット確保!

シルバーウィークの予定を立てそびれ
「どこか行きたい!」という熱い思いにかき立てられ
キリンジ弟のユニット「馬の骨」の関西ツアーを追っかけしたくなったオレ。
しかし、散々送られてきた先行予約のメールには目もくれていなかったので
プレオーダーはすでに終わっていた。
一般販売に賭けるしかないかと思われたが
昨夜ふとチケットぴあのサイトを見ると
「プリセール」なる一般発売前の先着順販売が行われることを知る。
しかも明日の正午!
これはもう、渡りに船以外の何物でもない。

仕事中、正午前からそわそわとサイトにアクセス。
発売日初日のような「アクセスが集中してつながりません」なんてこともなく
あっさりと購入完了し、逆に気が抜けた。
場所は最初の目的だった京都の磔磔!
蔵を改造した素敵なライヴハウスで
かねがねここでキリンジのライヴを見たいと思っていたのだ。
でもでも、買ってから気付いた。
11月16日月曜日、平日じゃん!(笑)てっきり週末のつもりでいたよ。
しかもよく考えたら仕事が忙しい週。
やっべー、休みを言い出しにくい。
休みを取れたとしても、気になって楽しめないかも。
むむー。

悩んだ結果、11/21の大阪のチケットを取り直すことにした。
これなら3連休にかかっているので
誰から何の非難を受けることもない。
はあ〜、サラリーマンはつらいよ。
でも、おかげで気がねなく楽しめるぞ♪

家に帰ってから、ツアーの検索、検索、検索ちゃん。
リーズナブルなホテルか
ちょっとフンパツしてオサレなホテルにするか。
こういう計画段階が一番楽しいんだよね〜。

もひとつ思い出したのが、申し込んでいた料理検定の日程。
すわ、ダブルブッキング??と思いきや、15日。
3連休は避けてくれたみたいでなんとかセーフ。
京都を選んでいたらいろんなリスクがあったのだなあ。

京都のチケット、欲しいかたがいらっしゃれば
コメント欄にメールアドレスを書いて下さいね。
先着順でお譲りします。

2009/09/15

欲望をつらつらと書く日記

オリンパス・ペンがほしい。
10万ちょっとで買えるマイクロ一眼レフ、めっちゃ惹かれる!
デジタルっぽくないデザインもかわいいし、昔ウチにあったアナログのPENを彷佛させる。女子は機能より見た目も大事なのだ。
新しいケータイのカメラ機能が気に入らず、おかげで料理の写真をとるモチベーションも下がりぎみ。マクロが撮れなきゃ意味ないもんなー。機械ごときに勝手に露出を決められるのもハラが立つ! ワシが撮ってるっちゅうねん!
そういえば、構図を決めてきちんと構えて空間を写し取る行為を最近ぜんぜんしてないなあ。
記録としての道具ではなく、アートを創るツールを欲しているのかも。

日本はもうすぐ5連休。
敬老の日にかけて「シルバーウイーク」と呼んでるそうな。
祝日と祝日の間をつなげる「国民の祝日」というナゾの休日が増えて以来、土日を合わせて初めての秋の大型連休だそうで、世の中は色めき立ってるんだろうな。
私はすっかり乗り遅れてしまったので何も予定がないけど、近場に出かけてみようかな。
静岡あたりに、新幹線とかじゃなくて普通列車にコトコト乗って。
とろろ汁とか、駄菓子屋のおでんとか、私と同じ名前のケーキ屋さんとか。
・・・って、なんで私のエンタメっていつも食べ物メインなのよ〜!

大阪にすじこんのお好み焼き食べに行くのも考えたんだけど
シルバーウイークはツアー料金が高い!
ふと、11月にキリンジ弟のユニット「馬の骨」のツアーがあることを思い出した。
東京はQUATTROとAXという2大嫌いなハコ(苦笑;)で行われるため、パスしようかな〜と思っていたとこだったので、旅行をかねた追っかけツアーだったら楽しいかも!しかも京都の磔磔となればなおさら!
磔磔は倍率高そうなので、京都がダメでも大阪があるさ!
ということで、チケット取れたら11月は関西に行っちゃおうかな〜と構想中。
西の方々! おいしいすじこんのお好み焼き屋さんに連れてってな〜♪

B002DGSQ14OLYMPUS PEN マイクロ一眼 E-P1 ツインレンズキット シルバー E-P1 TKIT-SLV
オリンパス 2009-07-03

by G-Tools


タイトル未定(初回限定盤)(DVD付)タイトル未定(初回限定盤)(DVD付)
馬の骨

曲名リスト
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

2009/09/09

顔見知りの他人

通勤路で毎朝すれ違う人がいる。
歳の頃は私と同じくらいの男性で、ハンチングにサングラス、
アロハやベルボトムをさらりと着こなすその姿からは
クレイジーケンバンド的なちょいワルにいさんを彷彿させる。
見た目はカタギっぽくないのだが
毎朝同じ時間に同じ場所ですれ違うということは
毎日きちんと働いていらっしゃるのだろう。

あまりにも時間が正確なので、いつもより早く会うと
「あ、今日はちょっと遅刻ぎみだな」
と時計がわりにしているほど。
逆に、私が遅れた電車に乗ってきた日などは
「今日は電車が遅れてますよ」
と教えてあげたくなる。
でも、あくまでも毎日すれ違うだけの他人。
一度挨拶を交わしたら毎朝会釈ぐらいしないといけなくなるし
ずっと続けるのも面倒なので、そのまま素通りしている。

今日も遅い時間まで仕事をし、社を出ていつもの交差点を渡ろうとしたら
前から見覚えのあるハンチングが!
うわー、朝も会ったのに夜にも会うなんて!しかもこんな時間に!
「あなたもお忙しい仕事なのですか?」
と聞きたい気持ちをグッとこらえ、いつものように他人の顔で通り過ぎる。

不思議な不思議な、顔見知り。

2009/09/07

「Interesting!」ボタンについて

bloggerの仕様で「リクション」という機能があります。
これは、はてなでいう“スター”、あるいはWEB拍手のようなもので
コメントするほどではないけど面白かったのでちょっと反応したい時に使えます。
ホントは「はてなスター」をつけたかったんだけど、うまく作動しなかったのだ(涙)。

おもしろかった。
ためになった。
泣けた。
いつも見てるよ〜。
おいしそうだね〜。

そんな軽い感じでポチッとしてくれるとうれしいです。
特に私にIPが届くとか誰だか分かるとかいうのは一切ないのでビビらないでください。
単純にカウントされるだけみたいです(笑)。
数が多いと管理人が有頂天になり、浮かれた挙げ句に剣の舞を踊ります。
ぜひ、踊らせて下さい♪

2009/09/05

kakuni

蝉の鳴き声で目覚めた、9月最初の土曜日。
夏が戻って来たような天気に浮かれながら、近所へ買い出しに出かけた。
スーパーで豚バラのかたまり肉が安かったのでついつい購入。
たまにしか作らないけど、食べた人はみんな絶賛してくれる私の十八番「豚の角煮」を作ることに。

適度に切った豚肉をひたひたの水に入れて、つぶしたにんにく2〜3片、しょうがのスライス1つかみぐらい、ぶつ切りにしたネギ1本を加えて1時間煮込み、めんつゆ、醤油、みりん、砂糖などお好みで味をつけ、脂を取りながらさらに1時間、ゆで卵を加えてさらに1時間で出来上がり。

3時間かかっただけあって、やわらかくておいしひ〜♪
一応、食べる時に脂身は除けます。ごめんね脂身。

出来上がりを待つ間のこと。
マンションの廊下を通り過ぎる近隣の住人さんの
「なに? なんかイイニオイしない??」
という声が聞こえて、思わずニンマリ。
でしょでしょ? ニオイでハートをキャッチできればもうこっちのもんさ。

先週、会社の同僚2人から別々に「おいしいお店ない?」というオファーを受け
お好みの場所とシチュエーションに合わせてご紹介させてもらった。
仕事で役に立っている実感があまりない職場なので、こういう瞬間にこそ生き甲斐を感じる。
頼りにしてくれる人がいることに感謝♪

レディースデー

水曜日は代休をもらって、友人たちと映画『南極料理人』を観に行った。
今どきの映画館は事前に予約できるのがホント助かる。
南極観測隊に同行することになった海上保安庁の調理師さんのエッセイを原作にした映画で、主演は大好きな堺雅人さん、音楽はユニコーンの阿部B、テーマソングはユニコーンとあって、こりゃ見逃すわけにはいかないぜ!

フードコーディネーターが「かもめ食堂」のかただと聞いていたので、料理がメインかと思いきや、南極での生活のことがメインに描かれており、淡々として特に何が起こるわけでもなく、気付いたら日本に戻ってきてた、みたいな淡々さで(笑)もうちょっと何か巻き起こっても良かったかも?と思っていたら、原作を読んだ友人いわく
「原作もこんなかんじ。むしろ原作よりは面白い」
のだそうで…。あら、そうだったのねん(笑)。
料理を謳うには、いまひとつシズル感が足りなかったかも。

でもでも、めっちゃおいしそうだったものがある。
多分この映画を観た人が、映画を見終わってから食べて帰りたくなるもの。
それはラーメン!
南極観測隊の食事は、あらかじめ決めた1年分の献立をもとに食材を運んでいく。ところが、夜中にこっそり袋ラーメンを食べる人が続出し、半年ですでにラーメンを食べ尽くしてしまった。
「僕の体はラーメンで出来てるんだ」
と、大好きなラーメンが食べられなくなって落ち込む、きたろうさん演じる隊長。悲しげな目で訴えるも、ラーメンに必須の「かんすい」が手に入らないので、作ろうにも作れない。
ところが、そこは南極観測隊。みんな科学者ばかりの集団なので、元素記号上で「かんすい」と同じ成分を作る方法を考えてくれるのだ。これにヒントを得て麺を作り、隊員たちにふるまう堺さん。
このときラーメンを食べるきたろうさん、めっちゃおいしそうで幸せそうだったなあ。

映画の後は女子3人でオイシイモノを食べに行った。
みんな同世代、しかもYMOファンなので、懐かしい話に花が咲く。
弟の学生帽やお父さんの礼服を借りてYMOのコスプレをしたこととか(笑)。

そして女3人集まればやっぱりコイバナ!
恋愛ってうまくいってるときよりも揺れ動いてるときの方が楽しい。
すでに既婚の友人からは
「ワタシ、ひとの幸せが大好物だから、みんな幸せになってね!」
とエールをもらう。ひとの幸せが好きだなんて、ポジティヴでいいね♪

2009/09/02

鉄子の部屋

立川駅のホームにさりげなく停まっているオイルの貨物列車に萌え♪

メガネな夢

パリに旅行に行き、すてきな黒のセルフレームのメガネを見つけたので新調する。
旅も終わりの最終日、セーヌ河から岸に上がる際、高い塀を無理して登ろうとしたらメガネがパキッと折れてしまい、メガネ屋さんへ持っていく。
するとフランスでは修理に5万円かかり、しかも3週間かかるという。
メガネなしで帰国の途を辿るのは不安だったが、せっかく買ったメガネだから直してもらうことにした。
しかし、道々、メガネがない不自由さを想像すると堪え難いものがあったので、メガネ屋さんへ取り戻しにいく所で目が覚めた。

どういうメッセージだろう?
今を見つめろってこと?
理想より現実ってこと?

でも、こんなにメガネがフィーチャリングされた夢を見たことがなかったので、ちょっとうれしかった。

4757212976彼のメガネ (MEGANE-DANSHI STUDY BOOK (2))
ハイブライト
アスペクト 2006-08-08

by G-Tools

rakuten