2019/01/03

新年早々、クイーン。

1月2日、映画のレディスデーだったが面白そうな映画がなく、4度目の「ボヘミアン・ラプソディ」を観に行った。1週間前に見たときはディテールのチェックに集中しすぎたので、今回は半々で楽しむことに。

この映画で好きなところは、フレディが家族を大切にしているところ。事あるごとに友人や恋人を家に連れて来て紹介している。本当はちゃんとした人なのだ。実際のお母さんも妹さんも甥っ子さんも、とてもちゃんとした人。
フレディが亡くなった後も家族とメンバーとの交流は続いていて、血の繋がった家族を超えた“家族”なんだと思わせてくれる。

ディテールチェック。ライブハウスの廊下でフレディに色目をつかう男の子がジョン・ディーコンの息子、ルークとの噂だけど、そう言われればそうかも?という感じ。 クレジットにもなかった。
映画でのジョンは困った顔をしているところが多いけど、本物はもっとニコニコしている。この人アホなのかな?(失礼!)と思っていたら、いやなことがあっても、いいことを考えて笑うように心がけているのだそう。
11歳のとき父親を亡くしてショックのあまり心を閉ざし、そこから救ってくれたのが音楽だった。しかしフレディが亡くなった時、父親を亡くした時のことが蘇り、深刻なうつ状態に陥ったそう。実はとてもナイーヴな人なのだ。
彼の笑顔の裏にそんな秘密が隠されていたとは…。グッとくるなあ。

ブライアン・メイ役のグウィリム・リーの目線や眉毛を上げる仕草、声のトーンもそっくり。でも本物よりかなり体格がいいので、ヒラヒラ衣装があんまり華麗に見えないのが難点(笑)。 
ブライアン姿のグウィリムに対面したブライアンの奥さんが「出会った頃の彼にそっくり♪」とウキウキしたらしいから、相当似ている(相当ハンサム)。

LIVE AIDのシーンの撮影時にはブライアン本人も来ていたけれど、カメラマンの中に白い巻き毛がいたような? 観客の中にロジャー風の白髪の白いおひげのおじいさんがいたような?これはDVDで確認するしかないな。

当時日本での熱狂的な人気が後押しして世界的ヒットにつながったことはクイーンの歴史の重要なポイントで、今日本で巻き起こっているブームもクイーンに日本人を惹きつける何かがあると思うので、できれば日本のシーンを1分でいいから入れて欲しかった。
ブライアンが着てるシャツに漢字っぽいのが書いてあったり、フレディのスイスの家の玄関口に金閣寺のお札が貼ってあったり、日本びいきを取り入れようとした努力はあるけど、逆に違和感がある。重要なシーンでなのにお札が気になってしまうし、多くの日本人が「お札はそこに貼らないよ!」と突っ込んだはず(笑)。

レディースデーだったので女性多し。映画を見終わったあとの周りの人たちの感想。
「やばい!」と言いながら鏡で化粧崩れを確認。
「これ、何度も観たくなるの分かるわー」
「CD買って帰ろうかな」
彼氏に説明したくてたまらない女子の言葉には笑った。
「ベースは引退してて、今はドラムと、ギターのモジャモジャの背の高いおじさんだけ残ってるの」
ギターでええやん(笑)。モジャモジャの〜の説明、要る?

0 件のコメント:

rakuten