音楽好きのサガその2、お店のBGMが気になる。
気にしてるわけではないけれど耳に入って来てしまう。
いい音楽がかかっている所はやっぱり気分が良いし、そうでないところは単なる雑音にしか思えないのでとても苦痛を感じる。
我がホームタウンの駅前にはスーパーが2軒あって、ひとつはいわゆる高級スーパーと呼ばれる形態のところ。ここのBGMがすこぶる私好みで、いつもかっちょいいクロスオーヴァーがかかっている。この曲、何?ともっと聞いていたくてついつい長居してしまうことも。
このスーパーが入っているテナントビルの終わりの音楽もオリジナルと思われるボサノヴァなのだけど、とても心地よい爽やかな曲で、しかも途中に複雑な展開があったりして、思わず聞き入ってしまう。耳コピしてカヴァーしたいぐらいなのだけど、馬鹿なので覚えられない(笑)。
一方、もうひとつは沿線にはびこる大手スーパー。
ちょっと前までは80'sのオリジナル曲がかかっていたので、ベストヒットUSA世代としてはちょっとうれしかった。鼻歌を歌いながらサビの部分で盛り上がってきたのに、業務連絡でさえぎられた日には不完全燃焼極まりない状態に陥るのだが、お約束オチなので許そう。
ところが、そんな楽しかったBGMに異変が!
最近、オリジナル曲をアレンジしたインストに変わり、しかも主旋律がシンセなのかギターシンセなのか、どの曲もどの曲も同じ音色で、どの曲もどの曲もチョーキング(ベンディング)が入りまくりなのだ!!なんつーか、ダサいスクエアみたいな、売れないパット・メセニーみたいな、B級丸だしの感じ。
もともとフュージョンにありがちなシンセ・チョーキング嫌いなので、こうも頻繁に不安定なピッチのメロディを聞かされるなんてもう、ストレス以外の何者でもない。しかもオリジナルが名曲だけに余計に腹が立つ。クイーンを、ポール・マッカートニーを、よくもここまで安っぽくしてくれたな!
それにチョーキングというのはここぞという場所に使う効果であって、ずーっと使ってちゃ意味ないんじゃー!!!うぉりゃーーーー!!
・・・と、買い物しながらどんどんイライラしてきたので、帰り際に「お客さまの声」を投書してきた。私が心地よくない曲は、音楽に興味のないお客さんにも心地よくないはず。
「最近BGMがダサい!メロディが耳障りで買い物が楽しくない。カッコイイ曲じゃなくていいから、せめて普通のやさしい曲にして下さい」
さて、この意見がはたしてきちんと伝わるだろうか。今後に期待。