だって、シングルとして発売された曲ばかりなんだもん、キャッチーな曲のオンパレードなのだ。
そんな中、書き下ろしの新曲がかなり地味に思えてしまったけど、結局これはアルバムとしてのバランスをとるために、あえてイケイケじゃない曲を入れたんじゃないかという推測。
そして歌詞を聞いて思わずニヤける、堀込兄のへんてこワールドが今回も炸裂!
『この部屋に住む人へ』は引っ越しの歌。主人公が次の住人へ手紙を残そうとするけど、気味悪がられるからやめよう、と思い留まる。で、引っ越した先の家の物入れのドアの裏に手紙が貼り付いていたというオチ付き(笑)。
引っ越し前のサビでは「終わりの季節」と歌われているのが、トラックに乗ってハイウェイを降りた間奏のあとに「始まる季節」となっているのが、なんだか自分の気持ちと重なる。
もうひとつ、『もしもの時は』。カバンの中にスタンガンを忍ばせているような怪しい主人公が、防犯カメラに映ってる女性に「もしもの時は言ってよ、電話のつながるどこかにいるよ」って、これってもしかしてストーカーの歌?
「森で熊に出会った」のあとの「食べられないで」には笑った!!
キリンジの何が好きかって、恋愛以外のとんでもない題材を歌っているところ。今までも、ひき逃げの歌とか、整形した彼女に再会する歌とか、親の遺産を食いつぶすダメ男の歌とか、サラリーマンの悲哀を歌った歌とか、なんかもう、こういうヘンなアーティストからは目が離せません!!
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