堤真一さん主演の映画『魍魎の匣(もうりょうのはこ)』観てきました。戦後の昭和を舞台にしたミステリーで、『ALWAYS〜』に続いてまた昭和な堤さんが観られる♪と、公開前から楽しみにしてたのです。
神社の宮司で陰陽師の堤さん、霊能力がある探偵の阿部寛さん、小説家の椎名桔平さんの3人がメインで、全員好きな役者さんばかり!それぞれが追っている事件が複雑に絡み合い、謎を解明していくストーリーなんだけど、時系列が前後するので頭の悪い私はちょっと混乱しちゃいました。主演の堤さんが全然出て来ないし。
原作が長編なので押し込まなくちゃいけないんだろうけど、台詞で無理矢理説明させたり、と思うとはしょったり、いろんな人が出て来ていろんな関係があったり、神経を集中させてないとワケわからなくなっちゃう。苦手なんだよこういうの〜。
ロケで使われてた建物がどれも素敵で、現存するなら行ってみたいな〜と思いましたが、上海ロケだったみたい。赤い布の家が特に美しかった。
話自体は面白いんだけど、イマイチ私の好みじゃなかった…。自分が勝手に角川映画の金田一シリーズや『ツィゴイネルワイゼン』みたいな昭和のアンダーグラウンドな感じ+『ヘルレイザー』みたいな奇想天外さを期待してたのが悪いんだけど。
衣装のツメの甘さとか現代的な言い回しとか、時代考証の粗が気になって入り込めなくなっちゃった。何か一つ気になるとどんどん色んなことが気になってしまうので…。
夢に出てきそうなグロいシーンもあって、レクター博士系が苦手な人はダメかも。あと、デートには不向きかも。→『ハンニバル』でドンヨリした経験あり(笑)。
とはいえ、堤さんはめっちゃかっこよかったです!着物も似合う堤さん。腹の底から声が出る堤さん。すてきぃ!もうこのまま漢気街道を突き進んで欲しいです!!
もうひとつの目当ては、「かまわぬ」とのコラボグッズで、劇場でしか手に入らないオリジナル手ぬぐい。映画にちなんで“はこづくし”になってます。深い藍色と白の一部にポチッと赤い色が入ってるのがカワイイ。映画のことを思い出すとちょっと怖いけど(笑)。
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