いつもはだいたい年が明けてから年賀状を出すんだけど、今年は気が向いて早々に作り始めました。ついでに毎年バタバタして書き直してないアドレス帳も整理したのですが、そんなに数は多くないアドレスの中で音信不通になった人がずいぶん多いことに驚かされました。人は変わっていく生き物だから時間とともに交友関係が変わっていくのは仕方ないけれど、さらに愕然としたのが追加のアドレスが全然増えていないこと。
このアドレス帳を活用していたのはネットを始める前。もともと手紙が好きだった私はマメに書いていたんだけど、それが電子メールにとって代わり、アナログの手紙はほとんど…というか全く書かなくなってしまいました。メールで全部済んでしまうし、すぐに返事がもらえるので便利だし。
でも、手紙や葉書のような「ふと訪れる便り」の小さな喜びがなくなったような気がします。
ブログを書いていてもコメントをくれる人はごくわずか。文章があちこちに氾濫して他人が書いた文章を手軽に読めるようになったおかげで「言葉」が「記号」のようになり、そこに「想い」や「たましい」があることを忘れがちになってしまいます。毎日何百人もが「大事に書いたはずの言葉」の前を素通りしていく不思議な空間だなあと思います。
それでも私は、一筆箋みたいなやりとりをしたいなあと思って続けてます。「言葉」を「記号」にしないために。
年賀状を書きながら、同じ年に上京した同級生が懐かしくなり、まだ同じ住所に住んでるのかどうかメールで尋ねました。返事はすぐに来て、横浜から東京に転勤になったとのことで、近いうちに飲みにいく約束を交わしました。メールでいつでも連絡できるのに、わざわざ年賀状を出す。現実社会で出会った友人はネットで通じてなくても現実でいつでも元に戻れる。でも、ネットだけで築いた付き合いの場合はどうだろう…。
相手の顔を思い浮かべながら手書きで1枚1枚書くことにちゃんと意味があるんですよね。
年賀状はくれるけど決して電話やメールはしてこない中学時代のボーイフレンドにも出しておくか(笑)。
今年民営化になった日本郵政グループは年賀状のキャンペーンに坂本龍一さんの曲を起用しました。教授本人もカーボンオフセット年賀のキャンペーンに参加してます。通常の50円に5円プラスされ、寄付分が地球温暖化防止を推進するプロジェクトへの支援に宛てられるそうですが…CO2を減らす運動と、紙を大量に消費する年賀状のキャンペーンは矛盾してるような気がするのは私だけ?
んで、このCM↓もなんかビミョー(笑)。
2 件のコメント:
カーボンと聞いてとんできました。坂本さんが絡んだ時点ですべてがうさん臭くなります。坂本さんの暗黒面のパワー恐るべし(笑)。
CM曲は久石譲かと思うぐらい落ち着いてますよね。こんな枯れた趣味だったっけ?私に耳コピされるような曲を作っていいのか教授!
CMのほうも正直よくわかりません(笑)。通じないアメリカン・ジョークみたいです。
同じエコだったらPerfumeの公共広告機構のCMソングのほうがず〜っとテクノでかっこいい!タイトルが「ポリリズム」だもんなあ。ズルイなあ。21世紀のスターボー?
CMはこれまたビミョーだけど(笑)。
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