立川から多摩モノレールで多摩センターへ出かけてきた。
このあたりは山を切り開いて作ったのだろうか。山の間を走るモノレールはまるで多摩の町をプレゼンするがごとくあらゆる角度で見せてくれて、思いのほか楽しめた。
だだッ広い駅前は郊外の大きな町によくある、駅と近くのビルが直結した歩道(これって呼び名があったはずだけど失念)で、階下にある施設には逆にうまく辿り着けない。
「東京都埋蔵文化財センター」という何やらスゴイ名前のところに到着。巨大な土器にニヤニヤ。
鉢植えも土器でカワイイ。何も植えてなかったけど。
多摩センターを開発した時に出土した土器の数々が展示されていた。めくるめく縄文土器にドキドキ。
「土器では弥生より縄文、縄模様だけでなく燃え上がるような火焔式がいいよね。土偶ならもちろん青森のシャコちゃんだな」
なんていう男子が身近に現れたら、やっぱり好きになっちゃうんだろうか。(いねえよ!)
なんと土偶もたくさんあるではないか。そんなの全然知らなかった!東京都よ、もっと都内出土の土偶があることを声高に叫ぶべきではないのか?
土偶が出ずにゆるキャラが作れない博物館もたくさんあるだろうに、なんと贅沢なのだろう。右の御夫人などはサブレにして売り出せそうな感じだ。
倉庫には展示されていない土器がぎっしり。
このウインドウの前はテーブルになっている。ここへ毎日お昼にお弁当を食べに来れたらどんなに楽しいだろう。
縄文風ファッション。「縄文良品」のタグがナイス。ほかにも麻でできた縄文ルックを着られるコーナーもあった。ここの学芸員さんはかなりセンスあると見た。
外には竪穴式住居を復元した「縄文の村」という遺跡庭園があった。
今年は開花が遅れていた彼岸花が見られてラッキー。ちなみにこの庭園でめっちゃ蚊に刺された…(今年最多かもしれない)。
せっかくここまで来たから何かおいしいものでも…と思って探索してみたが、新しく開発された町には渋いお蕎麦屋さんも甘味屋さんも見つけられなかった。
二階の歩道の町にはチェーン店ばかり。
ここでどんぐりを拾って食べ、落とし穴でいのししを獲っていた縄文人は、この変貌をどう思っているだろう。
地元に近い乗り換え駅はこれまたありとあらゆるチェーン店が建ち並ぶ展示場みたいな通り。食指が動かなかったけど「蒙古タンメン中本」の文字を見つけて思わず入店。先週の担々麺が不発だったから、なにか辛いラーメンが食べたかったのだ。
蒙古タンメンは麻婆豆腐風のあんが乗ったラーメン。前に食べた時はもっと辛く感じたのに、今回は普通に食べられた。くたくたに煮込まれた野菜がおいしい。
でもやっぱり担々麺が食べたい(笑)。
0 件のコメント:
コメントを投稿