落ち込んで、食べて憂さ晴らしをする食欲もなくなってしまったけれど、ここで気分転換しないとさらなる惨事を招きそうだったので、昼下がりでもやっているおそば屋さんへと駆け込んだ。
こないだの小綺麗なお店とは違う、ひなびたお店にひなびたお客。窓から吹き込む生暖かい風に当たりながら待ったのは、冷やしたぬき750円。
鮮やかなかまぼこやきゅうりの千切り、そして決して錦糸ではない玉子のトッピングがそこはかとなく冷し中華っぽいのも許してあげる。
ねぎやわさびの辛みがイマイチ気が抜けてたってドンマイ。
旨いとかなんとかは考えずに、ただ無心で、食べるでもなく食べる。
そば屋はひなびたほうがいい
天かす歯ごたえなくていい
やさぐれ気分で食べりゃいい
おそばが薬になればいい
帰りは中国人の店員さんに品代を間違われるおまけつき。
これ以上ないくらいのシチュエーションがおかしくて、このナイスなセッティングが逆に贅沢に思えてきて、少しだけ気が晴れたところで再び午後の仕事に励むことにした。
2 件のコメント:
「蕎麦唄」ですね…
しみじみ~食えば~しみじみと~♪
これからはおそばを食べるたびに思い出しそうです。
1週間お疲れ様でした。
土日ゆっくり楽しく過ごしてくださいませ。
「蕎麦唄」は冷やしたぬきがある庶民的なお店限定なのです。高級鴨せいろがウリのお店では歌ってはイケマセン。
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