四半世紀少女

専門学校時代の友人たちと25年ぶりに再会した。
ひょんなことからブログを巡り巡って
私のところまで辿り着いて、ついに見つけだしてくれたのだ。
世の中は狭い。というかインターネットってすごい。

待ち合わせしたのは都内某所にある母校前。
用事のない駅なのでほとんど降りることもなかったため
駅前も変わり過ぎていて懐かしさもほとんどなかったが
学校に近付くと見覚えのある懐かしい顔が迎えてくれた。
学校の玄関はそのままだったけど
少子化の影響か、校舎が縮小されたような気がする。

そこから徒歩圏内にある友人宅へ。
こんな都心で素敵なマンション暮し、いいじゃないですか。
旦那様は遠慮してお出かけとのことで
昼下がりから女3人お酒を飲みつつ
25年のブランクを少しずつ埋めていった。

私たちには、ただの同級生にはない特別なつながりがある。
10代最後の2年間、寮で一緒に暮らした“同じ釜の飯を食った”仲間なのだ。
田舎から出てきた子供たちが狭い部屋に押し込められ
いろんな不便や我慢を強いられて暮らした。
そんな赤の他人と気が合う確率だけでもかなりのものなのに
25年後に再会してもまだ気が合うなんて
こんなにも素敵すぎる運命があるだろうか？

しかもみんな飲み食いが大好きと来たもんだ！
メールで「かなり太ったからびっくりしないでね」と告げたら
「私たちもかなり貫禄ついたよ」と返されてホッとしたのだが
よく考えたらホッとしてる場合でもない（笑）。
飲まない人のホームパーティは居心地が悪いので心配していたが
そんな心配は全く無用！
ワインの瓶が次々空いていく〜〜（笑）。
あの頃は全く飲めなかった私だけど（というか未成年だったね）
25年かかってやっと“飲み友達”になれたよ。

友人は飲食関連のお仕事をしているというので
手料理はさぞかしおいしいに違いないとニランでいたけど
やっぱりビンゴだったね！

豚トロのスモークハムと、美味しいしいたけのチーズ焼き

エビのエスニック炒め

豆乳と味噌を使ったグラタン

じっくり煮込まれたスペアリブ
どの料理にもベランダで育てているというハーブがさり気なく添えられている

デザートには岩手のごま団子とカスドースという長崎の郷土菓子

もう1人の宮崎出身の友人が「こういう時期だから少しでも地元の畜産農家さんを助けたくて」と、宮崎のアンテナショップで買ってきたカッチョカバロや、お土産のとねどりの炭火焼やチーズ饅頭（今いただいてます！めっちゃオイシヒ！！）など、どれもこれもおいしくいただきました。どうもありがとう！　また騒ごうね♪

夜な夜なみんなの部屋に行って、あれやこれや話していた日々が蘇る。
みんなあの頃と変わらない少女の顔に戻っていた。

嬉しかったのは
「会えなくなっちゃう人もいるけど、いつか会えそうな気がしてた。
　何かを発信してる人からは、ちゃんと受信できるはずから」
というようなこと（酔ってたので正確には覚えてない…）を言ってくれたこと。
そうだね、細々だけど発信し続けていて良かったよ。

四半世紀前の私へ。大人になるって楽しいよ！