去年はA-1、A-2と細かくブロック分けされていたが、今年はA、B、Cと大雑把な3ブロックのみ。去年より早めに行かないといい席が埋まっちゃうかも??と危惧を感じ、開場より1時間早い11時に友人たちと待ち合わせして会場に向かった。
中からはPUPAのリハの音が聞こえており、すでに開場を待つ長い列が。ここで待った1時間が一番天気が良くて暑かった(笑)。いざ開場すると、心配とは裏腹に去年と同じくらい前のスペースを確保できてひと安心。これだったら12時でも余裕だったかも。
飲食ブースでビールを買い、まずは乾杯! 持参したおにぎりやみんなが持ち寄ったオツマミを食べながら開演を待つことしばし。この時点でTシャツはもう汗びっしょりで、湿度が高いからなかなか乾かない。着替えと、手ぬぐいも2本持ってきて正解だった。
首から下げていたタイムテーブルの一覧表の紐の黄色い染料が汗でにじみ、各地で首が黄色くなる騒ぎが巻き起こっていた(笑)。もちろん私も….。
1. mi-gu
レフトステージの最初は女性ヴォーカルのバンド。誰が歌っているのかと思ったらドラマーだったのが意外だった。あらきゆうこさんというアーティストのソロプロジェクトが“mi-gu”なのだそう。コーネリアスのサポートメンバーらしく、女性ドラマーはオットコマエでかっこよくて憧れる。
2. PUPA
センターステージ最初はいきなりPUPA! 約1年ぶりのPUPA、新曲もあった(はず)。フレアのミニスカートにマニッシュなハットをかぶった知世ちゃん、かわいいなあ。途中涙ぐんでるように見えたけど、汗が目に入っただけみたい(笑)。
3. コトリンゴ
4. LOVE PSYCHEDELICO
コトリンゴ、ちょっと矢野さんっぽい?(だから教授の耳にとまったのかな?)
ここで今まで摂ったすべての水分が汗になって出てしまったため、トイレで着替えたあと冷たいものを求めて飲食ブースへ。去年よりも明らかに人が増えているせいか、どのお店も行列ばかりでフェス飯を買う気にもなれず、ビールのみ買って席へ。
LOVE PSYCHEDELICOが演奏していた「NICE AGE」があまりにロックでYMOのカヴァーだと気付くのに時間がかかったよ。
5. 高野寛
去年は3つのユニットで参加し、GANGA ZUMBAの宮沢くんに「高野寛祭り」と言われていた彼だけど、今年はソロで出るためYMOのバックでは出なかったみたい。やっぱり自分のソロが重要だよね。
80年代後半〜90年代前半、私の王子様だったのだが、最近聞いてないからどうかな?と思ったけれど、1曲目はなんと「ベステンダンク」! 懐かしくて甘酸っぱくて胸がきゅんとなった。続く新曲は往年のポップ路線で、新譜への期待が高まった。続いてさらに甘酸っぱい「虹の都へ」!! 今の彼も素敵だけど、名曲にもちゃんと理由があることに気付かされる。彼も何かふっきれたんじゃないかな、と思わせてくれたステージだった。
「デビューのきっかけになった公開オーディションでは幸宏さんと慶一さんが審査員、いとうせいこうさんが司会だった。今その方々を前に演奏しているかと思うと緊張する」と話していたけど、まさかそのオーディションを観に行った客がここに2人もいるとは高野くんも思うまい(笑)。
6. Y.Sunahara/砂原良徳
ラウンジ時代の彼のソロが好きだったけど、その流れを汲むラグジュアリィなテクノにうっとりさせてもらった。黒の長袖が暑そうだった。
7. ASA-CHANG&巡礼
怪しいユニット名の通り、怪しい音楽。タブラとサンプリング音をミックスしたアイデアが秀逸で、言葉のサンプリング音を指先だけでコントロールする人力っぷりに驚愕! でも、何もシンバルを口でくわえなくても…(笑)。
この演奏の時に黒雲が広がったように感じたのは私だけだろうか(雨乞いの儀式??)
8. スチャダラパー
ラップにもヒップホップにもほとんど興味のない私だけど、彼等は世代的にオッケイ。お母さんたちは子供と見ていたという「ポンキッキーズ」でもおなじみ。
「今日はこのイベントに出られてマンモスうれピーです!」というボーズの言葉にヒヤヒヤ(笑)。まわりはノリノリだったけど、前半ハッスルしすぎた私は後半に備えて座って見てしまった。
9. THE DUB FLOWER
10. Chara
すみません、寝てしまいました…。起きたらメガネは歪んでるわ、ひざはショートパンツ焼けで紅白餅になってるわ、悲惨な状態に。
11. グラノーラ・ボーイズ
キリンジ兄の新ユニット。カントリーやハワイアンタッチのまったりした演奏で、聞き覚えのあるのはハーパース・ビザールの曲! なんて渋すぎるんだ! メガネ姿の兄が大画面モニターに映し出され、思わず見入ってしまった(笑)。先日由比ガ浜で行われたお披露目ライヴでは、ユキヒロさんの初期の名曲「Bijin-Kyoshi At The Swimming School」のカヴァーをやったそうだけど、なんで今日はやってくれなかったのよ〜?
12. ムーンライダーズ
ロックの長老、ムーンライダーズ。YMOと平行して聞いていたけど、長年やってるだけあってさすがに知らない曲の方が多いが、「くれない埠頭」をやってくれた…んだけど、博文さんがいつの間にかブルージーなオヤジになっていて、上田正樹かと思ったよ(笑)。
13. 相対性理論
レフトステージのトリはうまいのかへたなのか分からないロリータっぽいボーカルのバンド。よくわからないけど萌え系?? そしてなぜこの順番なのか謎。
14. YELLOW MAGIC ORCHESTRA
Human Audio Sponge(HAS)だの、HAS+YMOでハシモだの、のらりくらり名前を変えてきた彼等がついにタカをくくったのかハラをきめたのかどうでもよくなったのか、“YELLOW MAGIC ORCHESTRA”を名乗ってのステージ。
お揃いのベストに白いシャツを着たメンバー様たち、やっぱりステキ♪ 細野さんのお顔がスッキリされていて、ベースを持つお姿が精悍に見えた。
1曲目はなななんと、ビートルズの「Hello, Goodbye」!!! 大好きな曲なので超〜〜〜うれしかった!!
パシフィコ横浜の「以心電信」といい、去年のWH「チベタン・ダンス」といい、1曲目の選曲のセンスにヤラレっぱなし。そしてここでぐわー!っといかないで次に「Rescue」で1クッション置くところが彼等らしい。
そして「千のナイフ」! これがまためちゃくちゃファンキィでグルーヴィーで、今まで聞いたどれとも違う、人間の手から生み出される楽器のパワーを感じられる演奏だった。途中サビの部分で教授が“PEACE”と書かれた旗を振ったのはちょっとクサイなと思ったけど、友人いわく「PEACEではなく“PACE”だった」そうで、ほんとにもう、いくつになっても人をけむに巻くのが好きな人たち。
ニュース23のテーマとかチベタンダンスとかRiot in Lagosとかライディーンとか去年と選曲がかぶっていたので途中やや覚めて…否、冷静になって観ることができたけど、やっぱり何が強みって、みんながみんな素晴らしい演奏家であること。楽器ができた上での打ち込みは、できないそれとは比べ物にならないってこと。
もうほんっとかっこ良くて、うしろの若い女の子たちも「カッコイイ!」「こんな社長がほしい!」と口々に言っていた(笑)。
アンコールは「Fire Cracker」。細野さんのところにあった木琴はどこで使うのかと思ったら、ここだったのね!ものっすごい前のめりであの旋律を弾いておられたのが印象的だった。
最後はどうやって終わるのかな?やっぱりアレ??と期待していたら、花火がバーン!と上がってしっかり期待に応えてくれた。同行の友人も「散開ライヴ以来だよ〜」と感動。
最後まで雨が降ることもなく、オンタイムで無事終了。去年とは別のルートで駅まで誘導してもらい、あの人数にしてはスムーズに退場できたと思う。それにしても人多過ぎだよなあ。毎年こうやって増えていくのかな。まったり感が良いイベントだったのに、どこもかしこも行列ってのはOVER40にはちょっとキツイっす。
あと、去年も思ったけどセンターとレフトのステージで交互に絶え間なく演奏しているので、休憩のタイミングを逃してしまう。同行者と感想を述べあったりおしゃべりする時間もほしいので、BGMを流すなどして演奏の合間を長くしてくれるといいなと思う。会場にいるはずの友人たちの捜索時間も欲しいし。
にしても毎年YMOが見られるなるなんて幸せだなあ〜。すでに私の「夏のモチベーション」の一つになっているので、ずっとずっと続いてほしい。じゃないと、夏とどんどん縁遠くなっちゃうから(笑)。
余韻に浸りながら有楽町のドイツ料理店で打ち上げ。ああ〜楽しかったな。また来年もこうやってみんなで盛り上がれるといいな。
※同行の友人のエントリ→あちこの小走り日記
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4 件のコメント:
ワーハピもお世話になりました!
やはり、あのポジションが良いみたいです。
ステージ前はファンの熾烈な争い&ギュウギュウ(お互いのマナーも何もへったくれも無い)でとても快適とは言えない感じらしいです。
「我々は『大人の夏フェス』を楽しむ」ということでね!(^_^)b
たしかに!センターとサイドのステージで交互にやると主催者側からは楽だろうけど、我々としてはちょっと休む時間欲しいですよね。
(各々、思い入れの少ないアーティストのステージがインターバルになるわけです。)
翌朝。またもや有楽町に現れ。
留守番している主人のために例のドーナツ買ってから
舞浜へ向かったのでした。(笑)
ステージに近い割にはまったりできる絶好のポイントでしたね。あんなに「詰めて座って!」と言われたのに、後ろの方はわりと余裕があって心なしか涼しかったのがちょっと悔しかったです(笑)。
今さらそんなに近くで見たいわけでもないので、肉眼でちょっと確認できればあとはモニタで十分ですし。
キリンジ兄(おそらく兄自身も)人生史上最大の大きな画面で顔が見られたのがうれしはずかしでした(笑)。
改めまして、ワーハピではお世話になりました。ありがとうございました!
野外フェスののんびりした楽しみ方を初体験することができました。
ムーンライダーズもあのお歳で野外フェスステージに出るって、実は凄いことですよね。
どうもお疲れ様でした!
あのゆるさ加減、ほかのフェスではなかなか味わえないと思います。
出る方も楽しんでいるのがいいですよね。
また来年もご一緒しましょう!
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