今日Amazonを見たら旧譜の再リリースを目にし、しかも1枚1500円!勢いで2つの未聴盤を購入しちゃった♪
その昔、3000円ぐらいするブラジル輸入盤を買っていたのが夢のよう。いい時代になったもんだ〜。
トニーニョの音楽を聴くと、なんだか懐かしい気持ちになる。まさにこれこそがブラジルで言う郷愁「サウダージ」なのだろう。彼の故郷であり、独特の音楽文化を生んだミナス地方の風景を思い起こさせるのだ。
基本的にブラジルはどこも皆親切で人なつっこいが、ミナスは特にそうだった。日本でも同じであるように、都市より田舎の方が人情に厚い。何かと不安な個人旅行で私を支えてくれたのは、ミナスの人々のおだやかで優しい笑顔だった。
そんな温かい思い出が、故郷にも通じる懐かしさを感じさせてくれる。
トニーニョと一緒に必ず聞きたくなるのが、同じミナスのアーティスト、ロー・ボルジェスの『A Via Lactia』。天の川を意味するこのアルバム、メロディアスでロマンティックで、ハートをわしづかみ。これがもうとにかくサウダージなんてもんじゃないぐらい甘酸っぱくて切ないのだ。
そしてこのアルバムが私をさらに切なくさせるのは、このCDをくれた人のことを思い出すからかもしれない。
ア・ヴィア・ラクテア ロー・ボルジェス EMIミュージック・ジャパン 2002-10-30 by G-Tools |
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