2008/02/26

長電話

大人になればなるほど長電話をしなくなってきました。
というか電話自体することが減りました。
昔は長電話できる友人が何人かいて、しょっちゅうバカ話をしてました。
「よくそんなしゃべることあるよね?」って思うぐらい、とりとめのないことを延々と。アホだよね。

長電話しなくなったのは、話したいことがあれば日にちを決めて会ってお酒飲みながら話せばスッキリするのと、今どうしても話しておきたい!という欲求が我慢できるようになったせいだと思うのです。昔は「今どうしても会いたい!」と夜中に好きな人のところに会いに行くようなエモーショナルな女子でしたから(笑)。
あと、ちょっとしたことならメールで済んじゃうってことも大きいかも。
それに家庭ができると当然のことながらそうそう気軽に長電話などもできないでしょうし。

10年ぐらい前、同じ会社の同じ部署だった女の子からよく電話がかかってきました。私は先に会社を辞めてしまったけれど、年下の彼女からは慕われていたのか、よく相談を受けていたのですが、それは旦那が浮気して離婚を求められているという話でした。
話を聞くとすごく理不尽だし、よく耐えられるな〜と思ったけど、彼女はそれでも彼のことを愛しているみたいで、私だったら浮気して家を出た時点でアウトだと思ったけど、それでも彼女は戻って来てくれることを待ち続けていたのです。
何度話しても堂々回りで結論が出ないまま、いつしか電話が来なくなり、私もそのまま忘れていたのですが、数年前にふとケータイに電話が。
離婚したのかどうだったかさえも忘れてしまったけど、そのときの彼女がとても落ち込んでいて、ネガティヴだったことは覚えています。あまりにマイナスな発言ばかりするので、こっちもちょっとゲンナリしちゃったのです。
今思えば、解決されるされないじゃなくて、きっと誰でもいいから話を聞いてほしかったんだと思います。

「誰でもいいから話を聞いてほしい時」って、自分にその時期が訪れないと分からないものなんですよね。特に女子は話すことで気分が落ち着く人種なので、とりあえず聞いてあげることが大事なんです。「あ〜、今はネガティヴだけど聞いて!きっと楽しい話題ができる日が来るから!」。そんな感じだと思うのです。本人は分かってるんです。

もっと話を聞いてあげれば良かった。メールでもしてみようかな。

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