再現料理：コーヒーショップ般若のトーストサンド

去年の夏に勤めていた会社の近くにあった『コーヒーショップ般若』。
おじいさんのマスターが作るトーストサンドが美味しくて
会社を辞めた後にも食べに行った。
これが無性に食べたくなり、家で作ってみた。

普段使わないファンシィな食器を使って、よそ行き感アップ。
パンのサイズがちょっと大きかったけれど
見た目はほぼ完璧に再現できた。
『般若』はハムだけど私はベーコンで。
紀ノ国屋のイギリスパンを使ったから
本家よりも美味しかったかもしれない。

ちなみに本家のトーストサンドはこんな感じ。

▲2015年8月

▲2015年9月

私はサンドイッチを作るとどうしても盛り込みすぎてしまい
食べる時に絶対ばらけてしまう。挟んでる意味が無い。
さらにコーヒー、卵、サラダを同時に仕上げねばならず
段取りにあたふたしてすごく忙しいから
実はこういう“時間命”の料理は苦手なのだ。
毎日作っているとはいえ、般若のマスターはすごいなあ。

食べながら思い出すのは、たった1ヶ月で終わったあの職場。
つらかったな…。
次に行った職場で、前の会社に派遣されていた人と出会い
実は私とそりが合わなかった先輩派遣社員が
私が入ることで自分の残業時間が減る（＝給料が減る）のが面白くなかったらしく
それでちゃんと仕事を教えてくれなかったのだと教えてくれた。
自分の仕事ぶりが原因ではなかったと分かりホッとしたけれど
腑に落ちない気持ちは今でも残っている。
ストレスゼロの会社なんて無いけれど
せめて理不尽な思いはしたくない。

このトーストサンドを食べたくなったのは
あの時のモヤモヤを吹っ切りたくなったのかもしれない。