今年の7月、重要文化財だった松江城が国宝に指定され
それを記念したシンポジウムが東京でも開かれた。
ネットで応募したら見事に当たったので、土曜日に出かけた。
会場のよみうりホールは年配のかたが多く白髪率50%くらい。
専門家の先生や文化庁の調査官などそうそうたるメンバーが
基調講演やパネルディスカッションで登場し
(なんと開会の辞は松江市市長!)
かなりNHKまたは放送大学的な雰囲気だったが
歴史好きで城好きという松村邦洋さんの存在にほっこりした。
直接お城の調査に当たった先生のお話を聞けて
大変興味深かったし
もともとの築城したお殿様のスゴさが分かり
いつも天守に登って満足していただけの私は
ちゃんと歴史も理解せねばと思った次第でございます。
松江城は昭和10年に制定された「国宝保存法」で
一度は国宝に指定されたものの
昭和25に制定された「文化財保護法」では
重要文化財に格下げとなった。
どうやらその時期、大修理でバラしていたため
調査できなかったことが原因のよう。
最近になって、松江城が建設された年代を明らかにする
祈祷札2枚が松江神社から発見されたり
構造的な部分から歴史的建造物であることがわかり
晴れて国宝に返り咲いたということらしい。
私が共感したのは「景観込みでのお城」という意見。
松江城もお堀が残っていて風情があるけれど
電柱や建物など景観を損なうものがあるので
国宝指定を機に整備されるとうれしいなあ。
松本城も姫路城も遮るものがないもんね。
彦根城は国宝なのに、大汗かいて上がったら
随分規模が小さくて拍子抜けしたなあ…。
福井の丸岡城に至っては周りが民家で笑うしかなかった
などとお城の思い出を振り返るオレ(笑)。
松江城は石垣が素晴らしいらしいので
天守より石垣が好きかも?と気づいてしまった私は
もう一度是非訪れたくなった。
去年はお城見学当日の朝に捻挫して上がれなかったからね…。
今度は捻挫しても大丈夫なように湿布持参で!
最後にひとこと。
いくら放送大学的なカタい講演と言っても
せっかく応募して入場してきているのに
寝てる人がちらほら…ってどういうこと??
もったいなーーい!!
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