お蕎麦屋さん、カレー屋さん、オシャレカフェ、
どこもグッとこなくて
かといってコンビニのお弁当は味気なくて
ぐるぐる巡ってついには昼食難民になりそうだったので
会社に戻る道にある最後の飲食店へと入った。
一度だけ来たことがある小さな中華屋さん。
冬だというのに厨房の熱さが充満している。
カウンターに座り、優しい笑顔のおかみさんにオーダーしたのは
あんかけ好きの定番、広東麺。
意外にも細いちぢれ麺。
ああ、おいしいなあ。
ぷっかり浮かぶ肉団子がいい感じ。
そうか、中華屋さんの白菜は
芯をそぎ切りしてるから美味しいんだな
なんて観察したりして。
ここはちょうど3年前のこの時期に
大好きな人と一緒に来た思い出の場所。
あの時彼がここで話してくれたことは
本当にかっこ良くて今でも涙が出る。
きっと今頃は希望の資格を取って
立派に働いていることだろう。
そして職場にとどまった私は
この3年でどれだけ成長できただろうか…。
あの時食べたチャーハンは
来たるべき時が来たら食べようと心に決めている。
どこかで応援しててね。
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