maison de Premier: 30分のエピソード

2012/03/23

30分のエピソード

月曜日、社会人史上最悪のミスをやらかした。
上司から尋問のようにあれこれ聞かれ、責められ、
「処分もあり得る」と冷酷な言葉を浴びせられ
今日という今日はクビになるかもしれない…と落胆し
心臓が痛くなり、胸が苦しくなって
久しぶりにレスキューレメディの世話になった。

休みを挟んでやや心の乱れは落ち着いたものの
水曜日、会社に行く足取りが重く、つらく、
ふとiPhoneでかけたのが、星野源だった。

以前、今の私には重いと書いた彼の曲だったが
どん底な気分の時に聞くと
意外なほどしっくりくることがわかった。
「エピソード」という曲の歌詞。
30分の一話の中で
先の見えない苦しみは15分あたりにくる。
あと15分もすれば30分経って
次のエピソードになるんだから、大丈夫。

そうか。
月曜日が15分、火曜日は17分、水曜日は19分。
気分的には1日2分ぐらいずつの進み具合で
まだまだ30分にはならないけれど
いつかこのエピソードも終わる。
そう思うとちょっと気持ちが楽になった。

私のミスだけではなく、そのあとのチェック体制や
急な納期の仕事の割り振り方も問題になり
当初思ったような最悪の事態だけは免れられそう…
だけどまだこのエピソードの終わりまで
あと10分ぐらい残ってるから気は抜けない。

源くん、ありがとう。
あなたも相当つらかったんだね。