2010/02/27

さよなら、パームガーデン。

大泉学園にある「NOSVOS(ノボ)」というショッピングビルが2月いっぱいで閉店することになり、閉店前日の今日、のぞきに行ってきた。
2階の100円ショップは「2つで100円セール」をやっていたらしく、棚はすでにガラガラ。雑貨ショップも半額だったみたいで、忙しくて来られなかったのが悔やまれる。

私がたまに立ち寄っていたのが、1階の食品店「パームガーデン」。ガーデン自由が丘やクイーンズ伊勢丹ほど高級というわけではなく、適度に質がよく、珍しい食品がおいてあるのが好きだった。
売り場は人でごった返しており、人混みにクラクラしつつもとりあえず一通り回ってみたのだが、三輪素麺が3割引!うわ、バター飴懐かしい!! アオレンのりんごジュース、これ自体東京では見かけないのに、さらに1リットルで280円だなんて奇跡!!などと、どんどんカゴがいっぱいに(笑)。
明日はおそらくもっと安くなるので、調味料などを狙ってみよう(りんごジュースももう1本ぐらいほしい)。

今の町に引っ越してきたとき、駅前のデパートの地下にもパームガーデンがあった。そこでは全国のユニークな食材を扱っており、見るだけでも楽しかった。
お麩があんなに種類豊富だなんて知らなかったし、かんずり?いしる??どうやって使うんだろうこの調味料…と興味を持った。
また、珍しい納豆がたくさん置いてあるのを見つけ、ある日試しに買ってみたところから私の納豆好きが始まった。
こうして振り返ると、私が郷土料理や納豆に興味を持ったのは、このパームガーデンのおかげだった。
しかしデパ地下自体が改装になり、パームガーデン以外にも、池袋の支店より品揃えが良かった「こだわり市場」や、雑穀を多数扱う自然食品店、店内で手作りしているお豆腐やさんなど、お気に入りが一気に消えてしまった。

こういう真っ当なお店が消えてしまうのは実に寂しい。
安いだけが食品の楽しさではないはずだから。

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