メディアバーンツアー以来実に四半世紀ぶり(!)の教授のソロライブ。
ほんとにごめん(笑)。
同席したのはその四半世紀ライヴを一緒に観た高校時代の友人で、5000円のツアーパンフをポーン!とお買い上げ。ボックスにCD2枚とブックレット数冊入りという凝ったもの。貸してね♪
開演のブザーが鳴って客電が徐々に暗くなり、水が流れる音が聞こえて来た。暗いステージが明るくなり始めるといつの間にか教授がいた。
アイスランドで氷の中に穴を開けて録ったという新譜のアンビエントな曲で(「はなまるマーケットで紹介されてたので知ってたのだ)、ピアノの弦を手で弾いたりこすったりと現代音楽風なパフォーマンスからスタート。
続いて新譜からいくつか演奏したけど「未来派野郎」以来ソロアルバムを買っていない私たちには全てが新曲同然(笑)。聞いたことあるけど曲名が分からないってのもいっぱいあったし。
テーマを決めずにきたという教授はその場の気分で思い付くまま曲を演奏していく。
全体的に落ち着いた曲が多く、このところ寝不足続きの私はかなりヤバくて、気がつくとまどろみの中にいることがしばしば。
それでも、教授ならではの和音の美しさに酔いしれ、またナチュラルでアンビエントなBGVに癒され、そして気がつくとまた向こうの世界に…(笑)。
ケータイのCM曲ではこの曲だけ自由にケータイで撮影して良いことになっており、教授の激しい鍵盤とオーディエンスの多種多様なシャッター音やフラッシュが重なって、とてもユニークなパフォーマンスとなった。
今回一番頑張った人力演奏だったのに、オーディエンスは撮影に夢中で演奏そっちのけだったのがちょっと可哀相だったけと(笑)。
思えば前回このホールCで観たジルベルト・ジルのライブでも撮影OKだったっけ。何だか「撮影OK」に縁があるホールだ。
そのほか、自分でも弾けるようになった(そして忘れた)「parolibre」の美しさにうっとりしたり(また少しアレンジが変わってた。楽譜お願いします!)、YMOの曲のカバーではタイトルが思い出せなくてモヤモヤしたり、のちに「HAPPY END」だと思い出してスッキリしたり、教授もトシとったけどこっちも同じ時間トシとったよなあとしみじみしたり。
2時間ほど演奏してコンサートは終了。
「ところで"アレ"やらなかったよね?」
「何万回も弾き続けて飽きてるとは思うけど、"アレ"はやってほしかった」
「サブちゃんのコンサートで与作をやらないのと一緒だよね?」
"アレ"がナシだったのが残念。
ところで今日もやっぱりいました、泣き叫ぶ悪魔が。
2日前に観に行った友人から「乳幼児がぐずってあまり楽しめなかった」という話を聞いていたので、今日はいませんように!と願ったのだが、今日も絶妙のタイミングで泣いたり叫んだりする幼児が出現した。
本当に申し訳ないけど、こういうコンサートでは未就学児童の入場は禁止にしてほしい。
あと、途中入場も不可にしてほしい。気が散って入り込めない。
さらに言うなら咳は曲の合間にお願いします!弾き終わったあとの余韻が続いてる間に拍手するのはやめてー!ましてや手拍子なんてするかあ??
私が神経質なのだろうか。なんか無神経な客が多かったなとがっかりさせられた。
ポピュラー音楽ではあるけれど、普段と少し違うことを観る側も考慮すべきなのでは?と思ったシリアルママな私であった。
大人の観客には個人のモラルに任せるとして、未就学児童の件は坂本さんにメールで直接お伝えしておこうと思う。
入口で配ってたフライヤー類をもらいそびれたのだけど、友人がもらったのを見たら教授の顔写真付きのクリアファイルにはさまってるじゃないの!
コクヨとともにエコ活動をしているらしく、これもコクヨの宣伝。おそらくあのパンフレットもスポンサーあっての豪華さなのだろう。
恥ずかしいけど帰りに係の人からもらっちゃった。
「恥ずかしくて使えないな〜」
「でも、使うでしょ?」
「・・・はい。」
お見通しです。
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2 件のコメント:
ひえーっ。ぷるさんもでしたか!!?
先日帰途につきながら、ぷるさんの時にはこのようなことがないように、と祈っていたのですが。。。
坂本さん、確かにラフな格好はしているけれど、ピアノのリサイタルなんですから。
2007年のHASYMOライブのノリと勘違いしているんですかね。
私も坂本さんに伝えようと思っています。
入場前、国際フォーラムの廊下でベビーカーを押した若い夫婦が「どこだっけ?」「ホールC」と話しているのが聞こえたのでイヤな予感はしたのですが…。
毎公演、このような方がいらっしゃるということですよね。
複数から指摘されれば坂本さんも善処してくれるのではと思います。
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