2010/10/31

恥ずかしい画像は消したか?

すみません、タイトルで釣っちゃいました。
キリンジの新譜『ボイエンシー』より、問題作(?)「都市鉱山」のワンフレーズで、レアメタルをむさぼるアヤシイ業者が、いらなくなったPCをもらう相手に向けて送る言葉。
いやー、わたしもついにレアメタル業者にPCを手渡すことになりそう。

PCがこわれた!

もう7年も使っているので寿命といえば寿命なんだけど、特に不具合もないので今までそのまま使ってきた。OSのバージョンを上げると今入れているアプリが使えなくなるので、Mac OS 10.2のままという化石のようなPCだったのだが、そろそろなんとかせねばと思っていた矢先、ある日突然電源が入らなくなった。

“朝まで元気だったおじいちゃんが帰宅してみたら亡くなってた”みたいな、あっけない最期。

電源はうっすら入りかけて消えるので、もしや内蔵バッテリーが切れているからかも?と新しいバッテリーをオーダーして取り換えるも、やっぱり動かず。
これ以上の延命処置は無理と思われたので、買い替えることに決定した。

今まで3回ぐらいリストアしたので、多少のデータ消失は全然平気。
思い出のひとつやふたつ消えたってどうってことない。
私には無くなって惜しいものなどもう何もない。
もともと無かったものなのだから。

問題は新しいPCにすると今までのアプリが使えなくなること。
食ブログで必須だった画像のレタッチはどうしよう?
HTMLサイトの修正はもうできないかも??
そんなに更新してなかったくせに、それが出来なくなるとなると焦ったり。
諸行無常、色即是空を謳うわりにはジタバタしてる生臭坊主みたいで格好悪いけど、空即是色、ならせめて色を楽しもうと思う私なのであった。

ちなみに私のPCには残念ながら恥ずかしい画像はないのよね〜。

2010/10/23

旅のおみやげ

時々会社の誰かから旅行のおみやげのお菓子をいただくのだが
たまに大袋に入ったお菓子がそのまま回って来ることがある。
隣から回ってきた菓子の袋に手を突っ込んで遠慮ぎみに1個取り
また次の人に回すという行為を強いられるのだが
なんかもう、こんなシミッタレたおみやげなら
むしろ買って来ないでくれとさえ思ってしまう。
親しき仲にも礼儀ありで、大袋なんて失礼だと思うのだ。
こういうのはやっぱり個別に分けられるもののほうが良い。

「どこどこに行ってきました」的なおみやげもなんだかなあと思う。
大量生産された日持ちするおみやげなどもらってもハートが全く感じられない。
帰り際に駅の売店かサービスエリアで慌てながら義理で買ってきたのがミエミエだ。
そもそも何のためのおみやげなのだろう?
相手に喜んでもらうためのものではないのか?

逆にベタなおみやげじゃないとダメな場合もある。
先日、新入社員の女子から旅行みやげと称し
ごくありふれたクッキーをもらった。
どこへ行ったのかさっぱり分からないので訊ねたら
なんと富士山頂まで登ったという。
それってすごいことじゃん!もっと自慢しようよ!!
これこそ「富士山頂に登りました」クッキーでええんちゃうのん??
なんでそこのおみやげが“なんとかショコラクッキー”なのよー?
分かってない。全然分かってない。

ちょっとコジャレてるけど馴染みのないおみやげよりも
誰もが知ってる定番をもらう方が私はうれしい。
北海道なら「白い恋人」、仙台なら「萩の月」、鎌倉なら「鳩サブレー」などなど。
だって、定番はやっぱりおいしいんだもん!
定番のおみやげをいただくことで日本全国の名物を知ることができる。
梅が枝餅、陣太鼓、ゆかり煎餅、信玄餅、たまにもらうとホントにうれしい。

私は旅と食が好きなので、こういうことに絶対手を抜けないのだ。
しかも“食わせん坊”なので、自分が気にいったものを食べてもらい
喜んでもらうことに最高の喜びを感じるので
たとえ会社への義理のおみやげでもとことん吟味する。
だたしおこづかいの許す限りで、だけど(笑)。

前に関西旅行のおみやげに「そばめしせんべい」を買ったときのこと。
当時私は人数の多い会社に勤めており
できるだけコストパフォーマンスが良くてインパクトのあるものを…と
神戸のB級グルメをおせんべいにしたものを選んだ。
当時東京ではまだそばめし自体の認知度が低かったため逆に興味を引いたらしく
そばめしの説明書が社内を飛び交い、普段会話することのない上司にまで興味を持っていただいた。
こういうのはウケてなんぼ。「してやったり!」とガッツポーズをとった。
そしておみやげとは決して値段だけじゃないんだと悟った。

自分の楽しかった旅の思い出を
相手にも楽しんでもらえるコミュニケーション・ツール、
それが旅のおみやげなのではないだろうか。

↓女子好みの可愛らしいおみやげが紹介されています。
ことりっぷのシリーズはどれも内容が良いね〜。
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2010/10/17

バースデーピエンロー

誕生日だったが特に豪華な料理や甘ったるいケーキも食べたくないので、今シーズン初のピエンローを作った。
鍋にするにはまだシーズンじゃなくて汗だっくだく。椎茸が熱すぎて噛み切れないー。
半分ぐらいになったところで、やっと見つけたS&Bの「ぶっかけ!おかずラー油」を投入。桃屋の方がクリスピーでそのまま食べられる感じだけど、こちらもぜんぜん負けてない。やっぱりバッタもんとは違うね〜。
ちょっとだけ贅沢したのはビールをプレミアムモルツにしたのと、デザートのかわりにパルミジャーノチーズを買ったこと(笑)。

雑音と快音

我がマンションの前には運動場があり
土日には野球やサッカーの練習が行われる。
子供たちのかけ声などはそれほど気にならないのだが
野球のコーチの声がやかましくてやかましくて、とにかく耐えられない。
心安らかに休みたい土日の午前にコーチの怒鳴り声で起こされることが多々あり
晴れの日よりもむしろ練習が休みになる雨を心待ちにしてしまう。

以前、目の前にガソリンスタンドがある家に住んだことがあり
休みの日はひっきりなしに従業員が大声で車を誘導したり見送ったりするので
心底イライラしてクレームをつけようと思ったことがある。
おそらく、大人が終止怒鳴っている状況が耐えられないのだ。

一方、最近我が家で聞こえるもうひとつの音がある。
ずっと空き家だった上階に人が入り
乳幼児と思われるお子さんが走り回る音がするようになった。
コーチの怒鳴り声よりイライラすると思うかもしれないが
これが意外に苦にならないどころか、逆に快い音に聞こえるのだ。
数年前、ウチの甥っ子がまだ小さかった時
今とは別の家だった我が家に遊びに来るたび、よくペタペタ走り回っていた。
何が楽しいのか、ほんとにペタペタ走り回るので
「ペタペタ王子」という名前をつけたぐらいだ。
上階でペタペタ走り回る音がするたびに
甥っ子が走っている姿が目に浮かび、可愛かった当時のことを思い出す。

前の家で、私は近所の児童が外で奇声を発しながら遊んでいるのが耐えられず
「なんとかできないものか」と両親に話した所
両親は小学校の教員をしていたので子供の奇声などには違和感がなく、
むしろ教師時代の懐かしい音だから気にならないと言われて驚いた。

そういわれて思い出したことがある。
数年前に勤めていた出版社でのこと。
そこではいつもどこからかガットギターを爪弾く音がしていた。
普通の会社で生ギターの音がするなんてあり得ないのだが
音楽関連の出版社だったので、私はごく当たり前に聞き入れていた。
この妙な懐かしさはなぜ?と振り返ると
その前に長く勤めていた会社も音楽関連の出版社で
お昼休みに誰かが必ずぼろろんとガットギターを弾いており
それが日常の音で、快く思っていたのだ。

こうして、ヒトの許せる音と許せない音というのは
音を出す原因の本意とは裏腹に
受け手の思い出ひとつで
受け入れられなかったり受け入れられたりするものなのである。

ちなみに会社で「こいつらデキてる」と思える同僚男女が
他の人には聞こえないような声で会話してるのを目撃するときには
「音は出てないのに気になる」状況が生まれる例外であることも述べておこう。

2010/10/11

キリンジ本、キターッ!

表紙の松本大洋さんのイラストがめっちゃイイ!
レインボーの箔押しだし、帯も銀の特色だし、お金かかってるなあ。舐めるように装丁を見てから最初に奥付を開いてしまうのは職業病だね。

純喫茶「丘」

紫のネオン、そしてやたら長〜い“丘”の縦線が前々から気になっていた、上野の純喫茶「丘」に初潜入。

1階と地階の吹き抜けには豪華なシャンデリアが。


ステンドグラス風の壁の飾りには紳士淑女のイラスト、席の仕切りにはムゥディに照らされた観葉植物。

おそらく60年代の高度成長期オープンと思われる。私が生きてきた年月と同じ期間、いろんな人々の喉を潤し、心を休ませてきたんだね。

コーヒーゼリーにはこれでもかってぐらい山盛りのシャンティ。この過剰なまでのサービスがミッドセンチュリーの豊かな日本を象徴しているように思えた。


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2010/10/10

2日目の群林堂

1日中持ち歩いてあんこがはみ出た豆大福(笑)。
2日目は餅が堅くなっちゃうので、やっぱり買いたてを近くの護国寺の境内で食べるのがおススメ。
西が「出町ふたば」なら東は「群林堂」ですな。
大福もさることながら三角の豆餅もめっちゃうまいのだ〜。

2010/10/02

秋刀魚定食

今年は秋刀魚が高いだなんて言われてるけど、江古田・信濃路さんの定食は据え置きの600円!具だくさんの豚汁に替えても900円。
「さんま下さい」と言ったら「どっち?」と聞かれた。なんと刺身もあるのだ。
もちろん作り置きなんてことはなく、生から焼いてもらった。ハラワタがにがうまい!
日本人に生まれて良かった。

10-11計画

珍しく食べ物以外のテーマで先行した年末年始の旅行計画。
さて食事!と検索したら、食べたい物がいっぱいで困る困る。
といっても1人旅で高い物は食べたくないので、思いのほか安上がり。
「年末だから」「お正月だから」という特別感も特になく
その場を訪れることがもう非日常なので
東京にはないもの=特別な食事なのだ。

思いついたまま挙げてみる。

犬山:菜めし田楽
名古屋:モーニングの小倉トースト
彦根:近江ちゃんぽん
 彦根の近くの長浜名物のっぺいうどん
 近江八幡の「ぷるみえ」さんのランチ
京都:有喜そば!!(絶対食べる)
   木の葉丼、衣笠丼
奈良:元旦に訪れる予定なのでお正月っぽいもの
大阪:やっぱりネギ焼き、すじこんのお好み
   石切神社参道の大阪っぽいナニか
   レトロ喫茶のモーニング

年末年始にお休みじゃないことを祈る。

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