2009/07/20

かかとが痛い その後

この4か月、ブログのアクセスの検索キーワードで「かかとが痛い」が上位ランクインしたため、困っている方々のためにお役に立てればと、私なりの治療法を記しておきます。

まず、かかとが痛くなった原因。
私の場合はコンサート会場の傾斜のきつい座席でトシも考えず3時間立ちっぱなし(ほぼ踊りっぱなし)だったのが最初。
それが治らぬまま引っ越しに突入し、荷造り作業でひざをついてつま先で支えていたのが悪化の原因。
そして、通勤の満員電車で身動きができず、足に負担がかかって治りにくくなってしまった。

●プロによる治療
基本的に西洋医学(薬などの投与)は最終手段だと思っているので、整体のお世話になることに。私が行ったのは手技治療(オステオパシー)と呼ばれるもので、器具を使わずすべて手で治療してくれる。
最初はまず全体的な治療を施し、そこから患部が特定されていった。かかとが痛くなる前に腰痛の治療をしたことがあるため、先生にはそれがかかとだけでなく腰痛から来るものではないかと分かったようだ。
治療は患部だけでなく、全体的なバランスを整える。右が痛くても左も同じように調整する。
左右のバランスが揃ってこそ体の動きが正常になることを教わった。
また、かかとが痛いとそこに原因があるように思われるが、実はその大元が悪い可能性がある。
私のイメージは、自転車のブレーキ。
ブレーキが効かないとタイヤ付近ばかり見てしまいがちだが、実はハンドル部分に問題があったりする。
ハンドルからタイヤにつながる仕組みが、腰からかかとにかけての筋肉の働きに似ているなと感じた。

●自宅での治療
自宅ではお風呂の時に湯船に入ってマッサージをした。朝風呂派なのでシャワーで済ませることが多かったが、沸かしなおしして、時間が許す限り入浴することを心掛けた。
かかとだけでなく、ふくらはぎのひらめ筋、太もも、腰など繋がってる部分を全体的にマッサージ。

そして、治療院の先生に教わったテニスボールを使った指圧。痛い箇所にテニスボールを当ててゴロゴロするだけ。腰痛は寝ながらやると気持ちいい。
テニスボールを土踏まずに当てて、足の指を閉じたり開いたりする“グーパー体操”もやった。これで弱っている足の裏の筋肉を鍛えることができる。
会社でも椅子の足部分で常にかかとをマッサージしたり、階段でストレッチしたり。

かぶれに注意しながら湿布も貼った。
一番効くのが「点温膏(てんうんこう)」というもの。貼るとそのまわりがじんわりと熱くなるのを感じ、ビリビリした刺激さえ感じる。入浴30分前にはがしておかないと飛び上がるぐらい熱い!それぐらい“効いてる”のを実感する。

これらを繰り返してなんとか1か月ちょっとで治すことができた。
まだ全快ではなく今でも痛みは多少あるけど、前みたいに足を引きずるほどのひどい状態は脱却した。勤務先の変更をお願いし、立ちっぱなしの満員電車から確実に座れる各駅停車に変わったのもかなり大きい。

我慢してないでまずはプロに診てもらうことが一番。
皆さんのかかとに平和が訪れることをお祈りしています。

点温膏K
近頃では神経痛、リウマチなどのように痛みが固定化、長期化した場合には、温熱刺激作用によって温めることで、こりや痛みをやわらげる方法が一般的になりました。「点温膏」は、温感刺激のあるノニル酸ワニリルアミドや、血液の循環をよくする酢酸トコフェロールなどを配合した小型の貼り薬で、肩こり、神経痛、関節痛などに効果があります。

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