2009/03/31

続・コンサートの騒音問題について

書きたいことがいっぱいあったけど仕事が忙しすぎて書けなかったことをやっと書きます坂本龍一ピアノソロコンサート@東京国際フォーラムおよび「コンサートの騒音問題について」からお読み下さい)。

コンサートの後、このブログに「坂本龍一 コンサート 子供」の検索ワードで訪れた方が何人かいらっしゃいました。こんな末端のブログまで検索して見に来る人がいるということは、この何倍もの人が「坂本龍一のコンサートにおける子供の存在」について気にしているということではないでしょうか。

mixiでは坂本さんのコミュの中に騒音問題のスレッドも立ったそうです。JOURNALSAKAMOTOから再度「コンサートと子供」という文章が送られてきたのも、坂本さんがそれを気にしているからなのでしょう。

私が記事にした後、いつも読んでいるブロガーさんが同じテーマでエントリされました。

コンサートと子供(ロココの足袋)
坂本さんのライブ。その後。(あちこの小走り日記)

「ロココの足袋」のだまかなさんは親の視点で書かれています。

「幼い子供の居る親、特に母親は社会から隔離されがちです。ママ友という名の派閥の間で揉まれ、笑顔の裏の見栄と嫉妬にストレスを 感じ、外で働く母親は定時で仕事を上がる罪悪感に苛まされ、近所に気軽に安心して子供を預けられる親戚も不在。たまには親であることのプレッシャーから解 放して、羽を伸ばして文化に触れる場所を設けましょう、と。世の中には幼児に寛容な「大人の為の場」が少ないだけに、このような機会があると、幼児の親達 は優先招待された気分になってしまうのかもしれません。」

そんなだまかなさんも、娘さんが幼い頃には静粛さを求められる場所には子供を連れて行かなかったそうです。

あちこさんはツアーの初日に行って、私より先に“洗礼”を受けました。

「チケットを購入する前にそのことを知っていたら
心のもちようも違ったことでしょう。
全く知らなかったから、脳みそのヒューズが飛ぶくらい驚きました。
クラシックのピアノリサイタルと同じと考えていたのに、
なぜ子供がいるのだろう?と。」

問題点は「ピアノソロという繊細な音楽を聞かせる特別な場」であるにもかかわらず「騒音を立てる原因があった」、しかもそれは一般常識から考えてあり得ないのに「坂本さん公認」だった。だけど一般の観客は「坂本さんのコンサートでは年齢制限がないことを知らされていなかった」という点だと思います。
たとえば、こんな状況を想像してみてください。

今日は楽しみにしていたお食事会。場所は有楽町にある割烹料理店。
たまにしか行けないお店だけど、一生懸命働いたごほうびに
今日は8400円のコース料理をいただくことに。
ひとつひとつ饗されるお料理の美しさと繊細な味にうっとりし
凛とした女将の立ち振る舞いにほれぼれし
「あ〜、やっぱりこういう空間っていいよねえ。大人の特権だよね!」
などと同行の友人とほろ酔いでいい気分に浸っていると・・・
突然、隣の個室から子供の泣き声が。
うわー、アンラッキー…。
泣き声が静まったかと思うと今度は別な個室で子供が走り回る音が。
こういうお店に子供を連れて来るなんて。
気を取り直しつつも料理を楽しもうとしたけど、気になっちゃってもうダメ。
せっかくの繊細な料理も台無し。
これってちょっとないよなあ…とお店の女将に一言述べたら
「うちは子供オッケイですねん。小さい頃から本物の料理食べさしてあげたい言わはる親御さんの気持ちを大事にしてますさかい。そこは親御さんの判断にお任せさしてもろうてます」
えええ? そうなん?? そういうお店やったん???

そんなん聞いてへんわー!!!

・・・ってヘンな例えだけどさ、なぜか嘘くさい大阪弁だけどさ、なんかもうこんな感じだったんですよ、とにかく(笑)。
そんなん知ってたら最初から別なお店行ったわ!ってなるでしょ?

だまかなさんのエントリのコメント欄に、サッカー観戦に子供を連れてくる親がいて危ないという書き込みがあったけど、サッカーなんてむしろ子供ウエルカム。にぎやかで楽しい催しはみんなでワイワイやって盛り上がればいい。危ないとかは他人事なので知ったこっちゃないっす(笑)。
ポピュラーのコンサートも全然オッケイ。かっこいいアーティストのライヴに子連れで来てる人を見たりすると羨ましく思う。
HASYMOが出た夏フェス「World Happiness」でも、お父さんに肩車されてる子供がすっごく楽しそうで可愛かったな〜。

ここで問題にしたいのは「繊細な音楽会での騒音」についてなので、子供だろうが大人だろうが芸術鑑賞の邪魔をされるのがイヤだっていうことなんです。
前にも述べましたが、咳、途中入場、荷物のガサガサ、ケータイの振動、空気を読まない手拍子、挙げ句の果てに関係者が出入りするたびに灯りがもれて…。こんなに無神経なコンサート、初めてかもしれません。
ジョアン・ジルベルトは、非常口の灯りが目障りなので公演中は消灯させています。
またクレモンティーヌは、タバコの煙で喉が荒れるので公演開始30分前から禁煙にしています。
それはきっとお客さまに完璧なパフォーマンスを見せたいというプロ意識の現れ。
坂本さんのポリシーは誰のためのものなのか、いまいち解りかねてしまうのは私だけでしょうか。
お金払ってる側にポリシーを押し付けられてもねえ。
頑固おやじのラーメン店とか大嫌いですから、私。

その肝心のポリシーを何度も説明するハメになっていること、それ自体が理解されにくく賛同しがたい人が多いことに気付いてほしいです。
前にも述べましたが、私としては「大人が楽しむ日」をキッチリさせるとともに、子供連れでもオッケイな日を設けていただけると丸く収まるのではと思います。
どうしても無理ならば、チケット発売時に「うちは子供オッケイですねん」という説明をしていただけると子供NG派には「あー、そういうことね」と、分かりやすくて良いかと。

私は多分、もう行かないと思いますが。

2 件のコメント:

achiko さんのコメント...

こちらこそ、リンクまでしていただいてありがとうございます。
ぜひぜひお使いください。

ぷるみえさんの意見に同感です。
というよりか、的確に書いてくださって本当にありがたや。
ホント、「そんなん聞いてへんわー!!!」に尽きるんですよね。
例えが実に的を得ていて唸りました。笑

若干、新しいライブスタイルの実験をされているような気がしないでもなく。。。
あれだけのお金払っているのに。

ぷるみえさんの書かれていることが全くもってご尤もなので、すっきり眠れそうです。^^

ぷるみえ さんのコメント...

>新しいライブスタイルの実験
いやいや、そんな修行に参加したくないですよ(笑)。

頑固おやじの店はもうこりごりなので、気を取り直して次は日本一蝶ネクタイの似合うおやじのコンサートで弾けたいです!
ちなみに未就学児童お断りです(苦笑)。

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