2015/08/17

白昼の逢引き

私が現在行っている会社は
偶然にも19年前に辞めた会社のすぐ近く。
1986〜96年までの10年間、人生で一番長く勤めた会社で
まさに青春時代そのものだった。

辞めてからあまり交流がなかったものの
お弁当を買いに行く道すがら
当時働いていた建物を見て懐かしい思いがよみがえり
一回り年上の男性の同僚だったNさんにメールしてみたら
「昔の恋人から連絡が来たみたいでワクワクした」と返信があり
職場の近くのファミレスでランチすることになった。

久しぶりに会うNさんは全然変わってない。
定年を過ぎたが継続して働いているのだそう。
どこから話せばいいのかわからないほど
話すことがありすぎて困ったけれど
私が知ってる人はほとんど残っていないらしく
のこのこと会社に上がりこまなくて良かった。

文化系の会社だったのでとにかく楽しかったなあ。
社員旅行で香港やグアム、沖縄や北海道や金沢など
いろんなところへ連れて行ってもらったし
社長も専務もキップのいい人だったので
忘年会などの会合はいつも豪華だったし
出し物があったり、ボウリング大会があったり
二次会のカラオケでもお金を払った記憶がない。
とにかくお金の心配をしたことがない。
それが普通なのだと思っていたけれど
のちにあれがバブル期の特別なことだったと知った。

「本当に楽しかったです!」
「…って過去完了だよね」

そうですね。
でも、豊かな時代にあの会社で働けて本当に良かった。
だって、辞める時に盛大な送別会を開いてくれて
50人ぐらいいた社員とバイトくんひとりひとりから
贈る言葉をもらった経験なんて
後にも先にもないのだから!

2 件のコメント:

元同僚その2 さんのコメント...

龍宮城みたいなとこだった・・・

さらたび。ぷるみえ さんのコメント...

その2さん
玉手箱が開いちゃいましたね〜。
でも本当に楽しかった!学校みたいだった(笑) 。
戻りたい…とは思わないけれど
あの頃があるから今を楽しめるような気がします。

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