2015/06/27

いちにち太宰三昧

日本近代文学館で「近代文学の名作・昭和」という展示が
今日から始まったので見に行った。
手書きの原稿が観れるというので楽しみにしていたけれど
原稿は全部複製、本も復刻版多し…。
ま、入場料100円だからこんなもんか。
(でも近代文学の館がコピーを展示ってちょっと寂しい)
個人的には原稿に書体やサイズの指定がしてあったり
赤字で書き込みしてあるのが興味深かった。
太宰さんの原稿用紙は筑摩書房のものだった。

お隣の加賀・前田さんの豪邸もついでに見学。
全部屋どころか廊下にまで大きな暖炉がしつらえてあって
度肝を抜かれる。
太宰先生の青森の実家もかなり豪華だったけど
この比じゃないね。

そのあとは三鷹に向かい、三鷹市美術ギャラリーへ。
津島家寄託による「太宰治資料展」が開催されており
なんと無料! そしてどれも本物!
近所に住む友人の画家宅に勝手に上がり込み
勝手に筆と絵の具を借りて勝手に書いた自画像や、
お菓子の箱で作ったという自筆の表札、
著名な作家の連絡先が続々書き込まれたアドレス帳、
税務署から送られてきた巨額な納税通知と
減税のお願いを書いた審査請求書など
貴重な品々ばかりでとても興味深かった。
そうかあ、娘さんたちまだ生きていらっしゃるのかあ。
良かった良かった…。

ん?待てよ、税金の請求書!?
そういえば私のところにも来てたわ!今月末の期限のが!!
太宰先生のおかげで思い出すことができました 。
どうもありがとうございました!

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