2015/05/11

燈籠

仕事の面接からはや10日経つのに連絡なし。
GWを挟んだとはいえ遅すぎじゃない?
とモヤモヤしていたところ、ポストに手紙が。
不採用の通知だった。
正直ホッとした。
面接で話していろいろと気が進まなくなったのだ。
そのまま採用されても楽しく仕事できなかいかも…
と不安に思っていたので、おかげでせいせいした。

とはいえまた仕切り直しか〜。ユウウツだなあ。
失業保険の支給があと一ヶ月になったので
タイムリミットのプレッシャーもハンパない。
がっくりうなだれつつ部屋の電気をつけると
なんと電球が切れた!
もしや厄が落ちたのか??
かわいい形の電球が3つ付いていたのだが
電球自体がもう製造されていないらしく
最後の1個を細々とつけていたのだ。

家にあった裸電球を付けてみたらとても明るく
なんだか気持ちも明るくなった。
思い出したのが太宰治の「燈籠」という短編小説。
幸せなんてしょせん部屋の電球を変えることくらいのものなのだ、
というあの希望にあふれるラストが大好きで
私もつつましく美しく生きていこう、と
小さな希望がわいてきた。

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