2015/01/10

どんど焼き

お正月のお飾りはここ数年同じものを使っていた。
ひょうたん型の金色の薄い板に
穴が数個くりぬかれ
そこにサイコロやだるまなどの縁起物が
ひもでぶら下がっているという面白いお飾りで
たしか母が100均で買ってきたものだ。
その中の鏡餅が取れてしまったので
接着剤でくっつけてだましだまし使ってきた。
かわいいデザインなので愛着があったが
あまりにヨレヨレになってきたため
今年はついに処分することにした。

地域が主催する“どんど焼き”を見つけ
そこで焼いてもらうためバスで出かけた。
会場の小学校に辿り着くと
グランドで高学年の子どもたちが受付をしており
持参したお飾りを手渡すと、女の子たちが
「あれ?これかわいくない?」
「かわいい!」
「私、持って帰ろうかな」
と言い始めた。
いろんなお宅のお飾りを何個も見てきた彼女たちが
心に引っかかるぐらいかわいかったのだな。
そう思うとなんだかもったいなくなってしまったが
「良かったら餅を直して使ってよ」
と言って置いてきた。

40コも離れた彼女たちと
“かわいい”の基準が同じだったことが何だか嬉しくて
ちょっとウキウキしながら歩いて帰った。

2 件のコメント:

鮎中 さんのコメント...

明けましておめでとうございます!
あゆなかです。
今年も宜しくお願いします。
焼いてもらうために持って行ったお飾りも第二の人生(物生)を歩んでいるかもしれないですね!
節分に向けて丁度、断捨離強化中、なので、物は必要な時必要な人のもとへ…をしみじみ感じるお話でした。

さらたび。ぷるみえ さんのコメント...

あゆなかさん
今年もどうぞよろしくお願いします!
捨てる神あれば拾う神ありとはまさにこのことですね。
節分前にという期限があればいろいろ処分できそう!私も断捨離にいそしみます。

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