2014/12/16

三鷹 玉川上水

三鷹に出向く用事の日。 帰りに太宰治ゆかりの地を散歩した。
まずは太宰が住んでいた家。みたか井心亭という文化施設の向かい側にあったそうだが、一般の住宅になっていてどこなのかははっきり分からず。

そのあと玉川上水へ。太宰が愛人の山崎富栄と入水心中し、発見されたのがこの橋のそばだったと言う。

今はこんな美しくおだやかな流れの小川。大きいもみじと小さいもみじを拾ってノートに挟んだ。

川上には太宰の生まれ故郷、青森県金木特産の石が置いてある。二人の下駄が残されていた場所だそうだ。
ちなみにこの先にはジブリの美術館があり、とてもきれいな遊歩道になっている。

さらにさかのぼると太宰が仕事場として使っていた小料理屋の跡地がある。ここの向かいに富栄さんが住んでいた下宿があったが、今はマンションになっていた。
ここから2人はどんな思いで家を出て玉川入水へと向かったのだろうか…。

遊歩道を歩きながらいろいろ考えたけど、やっぱり、残された人があとあとまで立ち直れないような悲しい亡くなり方をしてはいかんな、と極めて常識的な見解でまとめるしかない凡人の私を許したまへ。

このあと太宰先生が原稿料を受け取りに行っていたという由緒正しい(?)郵便局で定期預金を解約し、退職とともにやってきた多額の国民健康保険料を泣く泣く支払った私でありました。

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