2014/08/27

わたしのミュージックポートレイト<後編>

6曲目<60年代から現代へ>
The Stone Roses/I Wanna Be Adored
そんなわけで1986年から私は現代の日本には居らず、心はすっかり1960年代のスウィンギング・ロンドン。新譜もまったく買わなくなり、古い音楽しか聴かなくなっていた。
そんな時、突然流星が現れたのだ!1960年代ではなく1990年代のイギリスから!!
「リアルタイムのバンドはライヴで観ることができる!」という当たり前のことに気づかされ、やっと現代に呼び戻されることとなった。
B002IUBH5Cザ・ストーン・ローゼズ-20th アニヴァーサリー レガシー・エディション
ザ・ストーン・ローゼズ

by G-Tools


7曲目<激動の時代>
キリンジ/ムラサキ☆サンセット
90年代は泡のように過ぎ去り、気がつくとセチガラい世の中になっていた。新しく何かを好きになることもなくなり、もうこのまま枯れていくだけなのか…と思っていたところに、なんとも小粋で洒落のきいた音楽が流れてきたのだ。日本にまだこんな音楽があったとは!ありがとう音楽の神様!!
私の人生で最も激動の10年間を支えてくれた、とても大切な存在。

B00KN2QIJ2Fine
キリンジ

by G-Tools


8曲目<ルーツに戻る>
The Beatles/Here Comes The Sun
ふとしたことで聞き返し始めたビートルズ。今まで様々な音楽を聴いてきたけれど、好きな音楽がみんなビートルズの影響を受けていることに気づく。思えば私の音楽のルーツはビートルズなのだ。彼らはやはり偉大だ!
じゃあ私の根っこって何だろう?最近の私は根っこに逆らってやしないか?
長くて寒い冬が終わり、日差しが戻ってくるのを感じる。

B00F5H3JY2アビイ・ロード
ザ・ビートルズ

by G-Tools


9曲目<自画像>
ユニコーン/パープルピープル
おそらく私と同年代の人はみんな偉い役職に就いていたり、子育てを終えて悠々自適に趣味を満喫しているような年齢。なんの因果か私はそのコースから外れてしまったけれど、“常に平社員”の状態だったおかげで開き直ることが得意になった。
この曲を聴くとまるで自分への応援歌みたいに思えてきて元気が出る。特にラストの夢を語る歌詞はどれも共感できて大好き。友人知人に「リオデジャネイロに引越しました」ってハガキを出してみたい。

B001P057Y8シャンブル
ユニコーン

by G-Tools


10曲目<人生の最後に聴きたい曲>
PIZZICATO FIVE/テーブルにひとびんのワイン
神様がきょうぼくに 電話をかけてきて
ぼくの人生は きょうが最期の日になる
って言われても 大丈夫

青空がこんなに素敵なきょう、きょうなら
ブラジリアン・テイストのサウンドに、歌詞がとにかくすてき。私も最期を迎えるときにはこんな平穏な気持ちでいたい。
ちなみに同じアルバムに収録の『華麗なる招待』も大好き。このアルバム、気を許すと電車の中で涙がじわ〜っと出てきたりするからあなどれない。

B00005HKZ5プレイボーイ・プレイガール
Pizzicato Five
日本コロムビア 1998-10-21by G-Tools

2 件のコメント:

heke さんのコメント...

う~ん興味深い!
ぷるみえさんの人生をほんの少し垣間見させていただいた気持ちになりました。
人に歴史あり、そのかたわらに音楽あり…って感じですねぇ~…しみじみ。

自分も真似して考えてみました。
聴くだけであのころの自分を思い出す曲あり、
「この曲がきっかけでこうなった!」という曲もあり。
ひとりひとり人生がちがうように、このポートレイトも一人ずつ違うんでしょうね。
身近な人や、好きな有名人のポートレイトをぜひ聞いてみたいものです。

ちなみに私の最初の1曲はブルーハーツの「TRAIN-TRAIN」です。青春の扉をあけてくれた曲でした。今でも大好きです。

さらたび。ぷるみえ さんのコメント...

その時代、時代にそれぞれの音楽の思い出があって、振り返ってみると面白いものです。
逆にトラウマの曲もあったりして(笑)音楽と思い出の関わりは重要なんだなと思います。

rakuten