2010/11/30

今年もりんごの季節

青森の親戚から今年もりんごが届いた。
実は私の母の兄の娘さん、つまり私のいとこの嫁ぎ先がりんご農家で、そこから送られていたことを初めて知った。
会ったこともないいとこだけど、私とつながりのある人が北国のどこかでりんごを作っているなんて、なんだかワクワクする。
つやつやのりんごたちが特別なものに思えてくる。
おすそ分けするときちょっとだけ自慢してみよう(笑)。

欲望と理性

キリンジのライブレポを書いていたら、なんだかもう一度ライブを見たい衝動に駆られた。
東京のホールライブはまだ残席があるので行こうと思えば行けるのだが、私が欲しているのは地方遠征。しかし一番近い宇都宮は完売。翌日の仙台ならまだ若干残っている。チャンスはここしかない。
ちょうど青春18きっぷのシーズンなので片道2300円で行ける。早朝に発てば昼には向こうに着けるはず。翌月曜日は代休を使って休める。
ホテルを調べたら安くてきれいで温泉つきのホテルがいくつかある。しかも楽天のポイントがあるから今ならかなり安く泊まれる。
ちょっとちょっとぉ〜、これってもう行けってことじゃないの?

しかし待て、本当にそれでいいのか?
そんなに豪遊していいのか?
お前は年末にもどこかへ出かけようとしているんじゃないのか?
その時予算がなくなってしみったれた旅行になってもいいのか?

痛い。耳が痛い。
自分の心の声だけど。

脳内ツアーはあっさり終了。でもこれで迷いかけていた年末の旅行は遂行決定。こっちは絶対行くぞ。
どこからかまた誘惑の声が聞こえてくる可能性もありそうだけど…。

2010/11/29

キリンジライヴ@大分&鹿児島を振り返って

武道館で最初に観て以来毎回観ているキリンジのライヴだが、今回のツアーは東京のチケットは取らずに九州でのライヴをマックスに楽しむことにしていた。
大分は11月21日、ウォーターフロントに移転して新しく出来たばかりのT.O.P.S Bitts HALLにて。湯布院観光から焦って到着したのだけど、専用の駐車場が会場からやや遠くてさらに焦る。港の風景がロマンチックだった。
兄はピンクとグリーンのマドラスチェックのシャツ、弟は黄色のTシャツに小花柄のシャツといういでたち。
1曲目、いきなり「台風一過」ときましたか!新譜から次々と演奏され、相変わらずMCは少なめ。朝5時半起きだった私は「嫉妬」あたりで立ちながら眠りそうになったけど、そのあとに「都市鉱山」が始まったものだからすっかり目が覚めた!
前日には海を隔てた四国・松山でのライヴを行った彼らだが、松山から大分へ移動するはずの直通フェリーがなくなってしまい、遠回りしてやっとの思いでたどり着いた様子。途中のバスがかなり激しかったそうで「船より酔った」と話していた(笑)。
松山のライヴ終演後にそのまま大分に移動だったらしく、仕事とはいえ大変だなあ。ミュージシャンも楽じゃない。
アルバムからは全曲を演奏、あの「セレーネのセレナーデ」の間奏のスティールパンはヤスくんが演奏。ふわふわした音が気持ちよい。
今回一番目を引いたのはなんといってもスティールギターの田村玄一さん。兄サイドにいた私からは反対側だったのであんまり見えなかったが、楽器を演奏しながらヘッドマイクをつけて縦横無尽に歌う姿や、ウクレレを楽しそうに弾いている姿が印象的だった。派手さに欠ける(失礼!)キリンジのライヴでは彼のような華のあるプレイヤーがいてくれるととても楽しい。
アンコールに「Drifter」「愛のコーダ」「さよならデイジーチェイン」をやってくれた。
2時間ぐらいと見込んでいたら2時間半もやってくれたので、予定していた別府の“地獄蒸し”ディナーが食べられなかった(笑)。

1日置いて11月23日の鹿児島ライヴは繁華街の天文館にあるCAPARVO HALLにて。ファッションビルの最上階にあり、エレベーターで向かおうとすると「階段で上がってください」との張り紙が。8階まで階段!?とひるんでいたら、地元の人たちがエレベーターで6階まで行ってからのぼるようなことを言ってたのでそれに便乗する。ちょっとひどくない?あの張り紙。
兄樹は紺のギンガムチェックのシャツ(昨日買ったばかりですと言わんばかりの折り目がついてましたが…スタッフさん、衣装にアイロンかけてあげて!)、ヤスくんもチェックのシャツ。地味(笑)。
曲はほぼ一緒で、アンコールの曲が「悪玉」「エイリアンズ」「もしもの時は」に変わった。ラストにストーカーの曲で盛り上がるなんてキリンジ以外に考えられない。
エイリアンズでミスがあったのだが、ヤスくんが昼に平らげた巨大な白熊のせいで調子が悪かったのだろうと思うことにする(笑)。
そして私はまたも「嫉妬」で気が遠くなった。なんだろうあの曲の睡眠効果は??(決して嫌いな曲ではないのだが…)
終演後会場から出て向かいのスーパーで買い物をしていると、ツレが会場前にマイクロバスを発見。まさかこんなに堂々と停めないよね?と思ったけれど、どうやらメンバー様ご一行が乗っていった様子。出待ちするような歳でもない私たちはご一行の登場を待たずに天文館のネオン街へと消えていったのだが、ご一行はその日のうちに次のライヴがある長崎に移動したらしく、仕事とはいえミュージシャンというのは大変だなあと2回目の感嘆符を放つ。

なんだか慣れてしまったのか以前のように目がハートマークとかメガネが光り合ったとかそういう感じではなく、淡々と経緯を見守る感じだったが、やはり東京以外で観るライヴは楽しい。東京だとよっぽど早く行かないとステージの近くでは観られないし、人が多すぎて十分楽しめない。しかし今回は「よく見えるメガネを作ってホントに良かった!」と思ったほど表情がよく見えて、今まで以上に楽しめた。
ちょっと微笑みながら歌うヤスくんの頬の紅潮具合とか、目を閉じてコーラスをしたり口笛を吹く兄樹とか、ギターを弾く二人の指運びの美しさとか、派手なステージングがない分そういうところを楽しめるのがまたキリンジファンの幸せなのかもしれないとうっすら思ったり。

個人的な感想だけど、アルバムが出て1ヶ月後ぐらいに観られるのがベストだったなあ。リリースされてから2ヶ月以上あったのでかなり聴き込んでしまい新鮮みが薄れてしまった。「都市鉱山」なんて生で聴く日のことを考えたらニヤニヤしっぱなしだったのに、普通に既存の曲として聴いちゃってる自分にがっかりした。勝手なものだ。
それに、アルバム全曲演奏は果たして必要なのか。大分も鹿児島も4年ぶりだというし、ってことは『DODECAGON』のあとの『7』は生で聴いていないことになる。旧譜からの演奏もわりと渋めな曲が多かったし、もうちょっとサービスしても良かったんじゃ?と思ってしまった。
あと、やっぱりMCが少なすぎるな〜。2時間半のうちMCはほんのちょっとだけなので、結構疲れちゃいます。つまんなくてもいい。ファンはキリンジのゆるい会話を楽しみにしてるんです。

今回九州ツアーのオファーをくれた福岡の友人は、地元福岡のライヴも行くとのこと。私も東京から近い宇都宮ならどうだろう?と思って調べたら見事にSOLD OUT。だよねー。残念な気持ちとともに、なんだかホッとした。
次に観られるのはいつか分からないけれど、きっとまた。

2010/11/28

高菜漬けにはまる

九州に行って密かに感動したのが、熊本の高菜漬けの美味しさ!
実はそんなに好きじゃなかったんだけど、本場で食べるとこんなに美味しいのか!と驚いたのだ。
道中お土産屋さんで何度も目にしたけれど、東京でも買えるし…と買わずじまい。地元のスーパーで高菜漬けを買って食べてみたら…やっぱりおいしくない。福岡産だったけど何か違う。あの独特の古漬けの味がない。

熊本で食べたのは“ちゃんと発酵させたお漬け物”で、その旨味が美味しいと感じたこと、そして私が今まで美味しいと思えなかったのは、調味液に漬けただけの浅漬けだったからだと知る。

もったいないので炒飯にしていただいた。まあまあうまし。

旅先で「東京で買える」と思っちゃうのはいかんね。
でも、私が欲しいのは味噌とか醤油とか重いものばっかりなんだよ〜(苦笑)。

2010/11/26

九州うまか納豆

九州旅行でちょこちょこ買い集めた納豆を食している。
今日は湯布院のスーパーで買った「九州うまか納豆」。Aコープ九州の中粒納豆で、大分の二豊フーズさん謹製、大豆は九州産100%。
実は2泊目の熊本の宿で冷蔵庫に置き忘れるハプニングがあり、荷物を取りに戻ったときに思い出し、見事救出された奇跡の納豆なのだ(笑)。
粘りも風味もたっぷりで、実にうまか〜!自ら“うまか”と名乗るだけのことはある。
そういえば阿蘇のあたりはお豆腐屋さんも多く、おいしい大豆が採れる地域でもあるみたい。酪農が盛んなので「ミルクロード」なんて道もあるけれど、実は「ソイミルクロード」なんてのがあってもいいのかもしれない。
九州の納豆売り場にはおかめ納豆やにおわなっとうももちろんあったけど、地元の納豆もちゃんと扱ってるのがいい。柚こしょうやとんこつラーメンは東京でも買えるけれど、地納豆はそこでしか買えない。値段自体は安いけど、希少価値はプライスレス(って、ちょっと言い過ぎ?)
旅行を通じて日本全国の大豆に出会えるなんて素敵だ!

2010/11/24

今回の戦利品

見事に形に残らないものばかり(苦笑)。
麺と納豆ばっかりだ。
うまかっちゃんにこんなにバリエがあったことに驚き。

鹿児島空港到着

さすが鹿児島、駐車場の目印も黒豚です。

島津んち

島津家別邸の仙厳園にて。あちこちに菊人形が置かれてるけど、どうしても犬神家の一族を思い出してしまうのは私だけではあるまい。

鹿児島ドルフィンポートにて

よか景色たい〜!
ドルフィンポートの中にある鹿児島物産館が楽しすぎて鼻息が荒くなった。
暑くて日焼けしそうたい!

2010/11/23

熊本城その2

お城と本丸御殿は再建だけど裏手にある宇土櫓はオリジナルの重要文化財なので、こちらのほうが城っぽかった。
下では長い烏帽子をかぶった甲冑姿の加藤清正公がうろうろしてる(笑)。

熊本城

来たーーっ。
かっこええ!!

2010/11/22

阿蘇に来たけれど

霧がきれいだなあ〜(涙)

明礬温泉

山肌から出ている湯煙がひなびた雰囲気を醸し出していて素敵。
自分はもしかしたら湯気・煙フェチなんじゃないかと気づいた。

坊主地獄

これぞまさに地獄のイメージそのもの!同じ土地にこんなにも違う源泉が湧いている別府ってすごい!

地獄というより

極楽だね。
睡蓮の向こうは昔「科学と学習」でよく見たオオオニバス。

海地獄その2

海地獄

すごい、すごすぎる!

シューシュータウン別府

町中に源泉の湯気がシューシュー吹き出ているすごい町!そりゃあ蒸すわな、何かを。
そしてタマゴくさい。実に温泉っぽい温泉地。いいな。

2010/11/21

うまか〜

しいたけ茶やら醤油やらすすめられて喉がカラカラ。
スーパーでお茶を買ったついでに納豆やらうまかっちゃんやらを買い込んだ。
これから車で大分市内に向かいま〜す。

紅葉

カフェ「天井桟敷」の窓からの眺め。
やや見ごろは過ぎたらしいけど、まだまだ美しい。

九州上陸

湯布院でおそばをいただきました。
高台にあるのでいいながめ。湯煙がすごい!

2010/11/18

MY FIRST AOMORI

12月4日に開業する東北新幹線新青森駅。
JR東日本のCMが毎回楽しみだったけど、この「開業編」にはもうグッときてしまった。



新青森駅に乗り入れてくる最初の新幹線を迎え入れるJRの職員さんたち。
駅長さん、駅員さん、小走りに駆けてくる女性職員さんたち、ヘルメットのおにいさんたち、開通に携わった人たちの思いが伝わってくるようで、胸が熱くなる。
職場の昼休みにこれと「ねぶた編」を見てあやうく泣きそうになった。
実際、乗る側としてこんな風に迎えられたら、絶対泣く。泣くに決まってる。

私が乗れるのはいつになるのかなあ。
また新たな気持ちで青森に訪れることができそう。

MY FIRST AOMORI(JR東日本)

2010/11/16

クスクスオーブンのトンミクッキー

ブタちゃんのショートブレッドに偶然顔が出来てた。
これから食べられちゃうから泣いているのかな。ごめんね(といいつつ完食)。

2010/11/14

熊本ナポリタン

なぜか熊本づいたこの週末。長い間温存してきた熊本の五木食品さんの半生麺『ナポリ風スバゲティ』を今日が賞味期限切れだったのでやっと作った。
最近賞味期限があるものがプレッシャーで、なかなか手がつけられずにいる。

安定したふにゃうまいナポリタン。水も入れずにモチモチになるなんて五木さんの半生麺はほんとすごい。
先週スーパーで五木さんの半生カップうどんを買ったのだが、気がつけば夜中に食べてしまっていた!それくらいの魔力があるほど美味しい。
熊本に行ったときにはスーパーをチェックして地元麺を買いまくるぞ!

こぎれいDAY

二ヶ月ぶりにヘアカットへ。いつもカラーの色味とか聞かれるんだけど、これというビジョンがないので結局おまかせになってしまう。
美容師さんは夏休みに瀬戸内の島々で行われていたアートのイベントに出かけて満喫した様子。今年初めて行われたそうだけど、香川でそんなユニークなイベントをやってたなんて全然知らなかった。うどんの食べ歩きの話は嫌というほど目にしてたのに(笑)。
またまたショートヘアになり、ボーダーシャツだったので永井真理子みたいだ(分かる人には分かる例え話)。
美容師さんはラーメン好きなので、ついラーメンの話でもりあがってしまう。その結果2杯のラーメンに至ったわけだが。

新宿では旅行にはいていくための靴を購入。いつも愛用しているメレルのムートピアレースのカカトがすり減り、雨の日になると染みるようになっちゃったので、万が一旅行が雨でも大丈夫なようにという理由。
ところでみんな雨の日に普通の靴を履いてるけど、染みないの? どうしてるのかホントに不思議。

もうひとつ新宿に行った用事は、紀伊国屋書店の地下にある化粧品屋さん。ここでは資生堂で出している傷痕やあざをカバーするためのファンデーション「パーフェクトカバー」を扱っている。
去年の9月に顔を怪我したときの痕がなかなか消えず、今までは強力なコンシーラーでカバーしていたが、傷痕の凹みはカバーできなかったので、専用に開発されたファンデに頼ることにしたのだ。
帰宅してから試してみたが、コンシーラーよりもうちょっと固いファンデーションで凹みを埋める感じになる。ただし厚く塗りすぎると不自然になってしまうので、自然な仕上がりにするには少し技術が必要になりそう。
夏に気になっていた筋肉の盛り上がりも目立たなくなってきたので、これだったら今まで使ってたコンシーラーでも充分だったのだが、3000円もしたことだし、盛り上がりがなくなるまでちょこちょこつけていこうと思う。
傷痕で悩んでいる方の参考になればと、今後も使い心地などを記していくつもりだ。

2010/11/13

いつもの店

というわけで違いを確かめるべく『桂花ラーメン』へ。今日は2時まで何も食べてなかったので、さっきは朝食、今度は昼食、と言い訳してみる。

いつもは角煮入りのターロー麺が定番だけど、さすがにきついのでノーマルな桂花ラーメン700円にした。ここでターロー以外を食べたのは初めてかも。普通のには生キャベツは入ってないのね。
ん〜、これこれ!これだよ!!やや固めの中細ストレート麺、とろみがかったスープ、がつんと来るインパクト。これが私の思う熊本ラーメンなのだ。
さきほど別な店で感じたモヤモヤ感は「この金額は果たして桂花のターローほどの価値があるだろうか?」という疑問に他ならない。

最近とんこつラーメン業界は「臭みを抜いて食べやすくしました」とか「意外とあっさりしてます」とか、やわなお店が増えたと思う。
そんなお節介はいらない。だって、臭くて濃いのを求めているんだから。

そんな桂花ラーメンだが、実は11月1日に民事再生法の適用を申請したらしい。私が入ったのは午後の遅い時間なのにひっきりなしにお客さんが入って来てたけど、こんなに流行っててもダメなときはダメなんだね。
私が日本一好きなとんこつラーメンが無くならないように、これからも頑張ってください。私もがんばって食べます!
でもさすがに苦しい〜〜。

待ち切れなくて…とんこつ

来週出発の九州ツアーまで待ち切れなくて、新宿の熊本ラーメン店『肥後のれん』へ。
久しぶりに来たから場所がうろ覚えだけど、大丈夫!においで分かるから!(笑)
パーコー麺900円。角煮が載ってるとんこつラーメンで、久しぶりに食べたけど…こんなんだったっけ〜?
なんかパンチが足りないような、間が抜けたような…なにかが違う。何が違うんだろう?
たまには違う店で…と思ったのが失敗だったのか。やっぱりいつもの店にすれば良かったなあ。

2010/11/07

浄化

ちょうど1年前に買った、パワーストーンで組んだ携帯ストラップの紐がゆるんでしまった。
しかも前回9月に大国魂神社を訪れた時にそれに気がついた。
毎日使っているのになかなか気付かないものだが、その時は直すことを思いつかなかったのでそのまま使っていたけれど、どうも気になる。そもそも切れたストラップが不吉だったので付け替えたのだ。これ以上紐がゆるんで石を落としても悲しいので、お店で直してもらうことにした。

お店に持っていって「ほつれたので直してください」と差し出すと、お店のかたから意外な言葉が。
「これ、もう1つ大きい石があったはずなんですけど、落とされたようですね」
ああっ、そうだったのか!ゆるんだんじゃなくて切れて1個落ちたんだ。同じデザインのものを持ってきていただいて初めてもとの姿を思い出した。

無くした石のかわりに選んだのは、アベンチュリンという淡いグリーンの石。リラックス効果があるというので選んだのだが、偶然もう1つついているのがオレンジアベンチュリンという色が違うだけの同じ種類だった。どんだけリラックスされたいねん、オレ(笑)。

最後のシメに大国魂神社の御神水でパワーストーンを洗って浄化。
どう?完璧でしょ??

いろんな偶然が重なって、ストラップはキレイになった。
大事にしよう。

酉の市@府中 大鷲神社

今日は一の酉なので全国的に酉の市が行われているが、私は毎度おなじみ府中の大國魂神社に出かけ、境内にある大鷲(おおとり)神社で熊手を授けていただいた。

特大が3000円、普通サイズが1000円、小さなかんざし守が500円。かんざし守の可愛らしさにも惹かれたが、小市民なので普通のにしておいた。シンプルだけど、大国主様のもうひとつの姿である大黒様と、恵比寿様が仲良く並んで枡に収まっているのがカワイイ。五穀豊穰の稲穗やお酒を連想する枡は飲食が好きな私にもぴったり。実際、同じ境内には醸造の神様をお祀りする松尾神社があり、発酵食品好きな私はこちらへのお参りも欠かせない。

20分程度並んでいる間に舞台では神楽が演じられ、菊の展示が行われていたので全く飽きなかった。
季節ごとにいろんなお祭りがあるのが実に楽しい。

大國魂神社に参拝するのにも行列だった。今日は大安だったので七五三のお参りも多かったし、そりゃ混むよね、なんて思っていたら拝殿が突然ガラリと開いた。出てきたのは結婚式をすませたばかりの新郎新婦だったのでちょっとひるんでしまったが、多分、向こうもこの人の多さにひるんだことだろう。

帰りに熊手をかばんから半分出して持っていたら、通行人にガシガシひっかかるのだ。とりあえず熊手の役目はきちんと果たしていることだけは確かだ(笑)。出来ればステキな男子を掴まえてください!

国分寺であんかけ

夏に食べられなかった憎いアイツ、あんかけのシーズンがついに到来!というわけで国分寺で用事ついでに探しまくって見つけた中華店「オトメ」さんへ。
中華やさんには珍しく、お客の95%が女性!名前がオトメだからか?
地元のマダム達に人気のお店らしく、小綺麗。隣のマダム2人組みはレバニラやから揚げ、餃子やらをシェアしてむしゃむしゃ食べている。羨ましい。
若いお兄さんがさわやかな笑顔で応対しているのが良い。

広東料理店なので当然広東麺はあるけど、せっかくだから他のあんかけをいただきたい。以前字ヅラのイメージで頼んだ“海鮮五目湯麺”があんかけじゃない麺だったことがあったため、確実にあんかけを食すため学習してお店のお兄さんにあらかじめ確認して頼んだのが「野菜うま煮そば」。
世の中に数々の料理あれど、料理名に自ら「うまい」と名乗るものはそうそうない。

毎度のことながらせっかちなのでつい先走ってやけどしがちなのだが、うまい。うまいと名乗るだけのことはある。
細めの麺は喉越しがよく、たっぷりのあんかけをしっかりキャッチ。野菜の旨味もたっぷりで、大満足。
食後には熱いウーロン茶が出てきたので汗だくに次ぐ汗だくだったが、帰りには出口まで見送ってくれたお兄さんの感じの良さは実に気持ちがよかった。
国分寺に来るときの楽しみがまたひとつできた。

2010/11/04

お人よし顔最強伝説

知らない人から道を聞かれるだけでなく、よく道で人を助ける。
行き倒れてる人に2、3回出会ったことがあるし、迷子を助けたり、子供の手を引いてエスカレーターに乗るよう母親から頼まれたり、言葉の不自由な人に筆談で質問されたり、それはもう数え切れないほど普通では巡り会わないような場面に遭遇してきた。
そして今日、また新たな伝説が誕生した。

残業帰りにいつもの道を歩いていたら、ガシャン!という音とともに、おじさんが自転車ごと倒れた。
もう見るからにふらふらで酔っているのは一目瞭然。助け起して自転車を押して歩くことを勧め、その成り行きを途中まで見守りつつ家路を急いだが、再び背後からガシャンという音が。
あーっ、もうほっとけない!
道を戻ると、おじさんのメガネは斜めにズレていてレンズが割れている。
自転車に乗れないほど泥酔した上にメガネが壊れただなんて最悪だ。
酒飲みとしてもメガネ人としても放って置けなかったので、私が自転車を押しておじさんを腕に掴まらせて家まで送り届けることにした。
道々、奥さんと子供が3人もいること、いつもは一升呑むのに今日は三合で酔い潰れたこと、いろいろあることなどを聞きながら歩いたが、なんかもうホントにすっごく酔っていて重いったらありゃしない!
しまいには重力に引き寄せられるかのように自転車もろともおじさんに引っ張られて私まで転倒。あとちょっとだから頑張れ!と励ましながら、自宅の敷地に自転車を無事停めるところまでを見届けてから別れた。
途中2回ぐらい「親切ですね」と言われたが、とんでもない。こっちは翌朝の通勤路で転んだままおだぶつしてる姿を見つけて「あの時助けていれば」と後悔したくないだけ。

おじさん、あのあと奥さんに怒られたかなあ。
明日の朝ごはんにはシジミ汁が用意してあるといいね。

追記
その後明るい所で見たら私の手に血がついていたので、おじさん怪我しちゃったみたいだ。家に帰ったらコートにも血がついてた。ヤラレタ(笑)。まあ、私も怪我した時こんなもんじゃないぐらい流血してたのに介抱してくれた人がいたからねえ。おかげで血のひとつやふたつは平気になったな。

追記その2
草彅くんの一件があってから酔っ払いは家まで送り届けるべきだと思っている。それを怠って飲み会後の同僚を救急車に乗せてしまったことを悔いているので。

2010/11/03

旧友再会

札幌から仕事で来ている友人と久しぶりに吉祥寺で再会。
中道通りのちいさな洋食屋さんでオムライスを食べたあと、最近できた「八十八夜」というお店へハシゴ。
私は季節限定・栗のリキュール入り芋焼酎、友人はスパイスジンジャーのシャンディガフを。
レモングラス、カルダモン、赤いのはペッパーかな。美しい見た目はお店のオシャレなふんいきにぴったり。

彼女とはなんだか久しぶりに会う感じがしなくて、いつも普通に会っては普通に別れてしまう。
20代の頃お互い一緒に熱を上げていたバンドの話題などで盛り上がり、懐かしい思いがよみがえる。幸いそのバンドはまだ健在なので、また一緒にライブが見られればいいなと思った。

rakuten