2010/07/04

僕の復活

怠けている間に半年経ってしまった。
何に対しても興味が持てず、会話も弾まなくなり、たまに書いた文章さえ面白くない。どんどん自分が怠け者で抜け殻のダメ人間になっていることに失望していたが、最近ちょっとだけ明るくなっている自分に気付いた。

職場に新人さんたちが入り、誰が何をどう教えているのかも分からなかったため、あまり関わりを持たずにいたのだが、最近一緒に仕事をする機会が増えてきた。
時には「なぜ?」と思うようなびっくりするミスもあり、若いから仕方ないな、ゆとり世代だから…と諦めていたが、そのほとんどが「一番最初に教えるべきことを教わっていない」ことに寄るものだと分かってきたため、自分が入社したときの心細さや、親切に教えてくれた隣の同僚の優しさを思い出し、私ができる限りのことを丁寧に教えることにしたのだ。

経験のない人にものを教えるのはとても大変だ。一度では分かってもらえないことが多い。だから私は何度も繰り返して説明する。「盗んで覚えろ」という時代はもう終わった。やってみせて、やらせてみせて、できたら褒めてあげる。これって教育の基本だと思うのだ。
教える側には責任があるし、適当に教えて適当な仕事をされたのではたまらないしね。
ものを教えることで自分の脳も活性化する。筋道を立てて説明できるように脳が整理している。質問されて答えられないことがないように脳が頑張っている。

もうひとり、隣の席に中途採用の男子が入ってきた。彼は経験者なので質問も的確で教えやすい。その分適当なことは教えられないので、身が引きしまる。
おそらくひとまわりぐらい年下なのだが、この彼が妙にいい味を出している。一見もの静かで無口なのだが、話しかけるとちゃんと返ってくるし、時々ナイスなボケもかましてくれるので、いじり甲斐がある。それに、ちょっとハンサム(笑)。
私、ボケたりツッコンだりする間柄の人が回りに居てくれるとすごくやりやすいのだ。
それと、教えてくれたおすすめレストランのセンスが良かったのも個人的には高ポイント(笑)。

私が入社してからすでに半分の人が入れ替わり、たった2年の間に勤務歴だけは中堅になってしまった。派遣気分で行き当たりばったりでこなしてきたけれど、いつまでもそのままじゃいられない。人に教えられるほど自分はしっかりしていないと自信がなかったのだが、私が引っ張っていかなくちゃいけない時がついに来たのかもしれない。
私を頼りにしてくれる人がいることで、今まで失っていた自信が戻って来たのだと思う。
人と接するのが面倒になっていたけれど、実は人の面倒を見るのが好きなA型長女だってことを忘れかけてたよ。

役割を持つことで責任感が生まれ
誰かの役に立っているという充実した気持ちが
人生に意味を持たせてくれる。

ジャミロクワイのカップヌードルのCMの話をしても「あれって元ネタがあったんですね!」とオリジナルを知らなくったって気にしない!
大河ドラマに出てる土佐藩主役の近藤正臣が「足でピアノを弾く人」という認識がなくたって気にしない!!
そのかわり仕事はビシビシ仕込んでゆくぞ。覚悟しとけ。

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