2009/03/22

コンサートの騒音問題について

坂本龍一氏が発行している「JOURNALSAKAMOTO+」というニュースレターのvol. 83で「コンサートと子供」と題し、言及していた。原文引用不可みたいなので要約するとこんな感じ。

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自分のコンサートでは入場制限を設けていない。
それは親が観ている間子供の預け先がないことや、子供にもいい音楽を聴かせたいという親の気持ちも大事にしたいから。
コンサートでの子供の泣き声は、自分自身は泣き声も「環境音」として楽しむことが出来るようになったが、「騒音」と考える方を否定することは出来ない。
自分もわが子に良い映画や音楽を聴かせようと連れて行ったが、子供はじっとしていてはくれなかった経験がある。親が思うように上手くいかないものである。
子供がぐずった時はロビーにでも出て深呼吸をさせてあげてほしい。
また他の来場者にも良い時間を共有して欲しいと思っているので、お互いを思いやってコンサートを楽しんでいただければ幸いである。

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んー、完全に親目線なんですね。
でも、これを受け入れられる観客のほうが少ない気がしますが、どうでしょう?
託児所をつけるとか、1日だけ子供オッケイの日を作るとか(あるいは子供NGの日)、お互い良い時間を共有するための環境を整えてもらわないと、この問題は続きそうな気がします。

このようなニュースレターを送るということは、そういうクレームが多いからですよね。このニュースレターをもうちょっと気に留めていればこのコンサートには行かなかったと思います。
演奏者がそういうポリシーであるならば、これ以上何を言っても無駄でしょう。
私は泣き声を「環境音」思えるほど心が広くないので、今後は遠慮させていただくことにします。

参考ブログ
・坂本龍一 ロハスクラシックコンサートで
・23.December.1999
・サカモト教授の、コドモとコンサートについて。

皆様からのご意見もぜひお寄せ下さい。
特にお子さまがいる方のご意見をぜひ伺ってみたいです。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

予想が的中してしまったような。。。
ご本人コメントを目にしたことはありませんでしたが、
もしかするとこのような状況をある程度許容していらっしゃるんじゃないかと
想像していたのでした。

私も、帰り際に受付脇の一時預かり所にベビーカーが置かれているのを目にして、
軽く衝撃を受けました。

私はぷるさんに同感です。
子のいる人もそうでない人もみんなが楽しめるには、
託児所や日によって対象者を限定するシステムが必要のように思います。

さらたび。ぷるみえ さんのコメント...

比べるわけではありませんが、子供ウエルカムに思われる矢野顕子さんのコンサートでは未就学児童入場不可です。このこともどこかで矢野さんが説明されていた気がしますが、忘れちゃいました(笑)。
でも多分、大人が楽しむ空間なので…という理由だったように思います。

アーティストの好意に甘え過ぎてもいかんと思います。

Unknown さんのコメント...

おはようございます。
春の嵐は嫌ですね。
以前、恵比寿で休日の午後、ファミリーコンサートが企画され、くずるお子さまにやんわりと退席を促し、和やかな雰囲気だったと、伝えききます。
昨年、ロハスクラシックでも、小学生はいたけど、すぐにロビーへ。
子どもは居るだろうと思ってチケットは取りましたが、主催者の予想を超えた状況だった。
行った18日、20日の曲目は、長年のファンにも感慨深い曲が多かった。
昨日の京都公演のMCで、このことについて言及されたようです。

さらたび。ぷるみえ さんのコメント...

ポピュラーや「ファミリー」をうたい文句にしているコンサートなら話は分かりますが、ほぼクラシックに近いコンサートで、乳幼児はちょっと…と思ってしまいました。
ついでに言えば、スタッフや関係者らしき人たちが出入りするたびにバックステージの明かりがもれてきたこと、遅れて来たのにドア無造作に閉める人、携帯のマナーモード全開の人、コンサート中こんなに気になったのは初めてかもしれません。
これがジョアン・ジルベルトならとっくに楽屋に引き返していたいたことでしょう。

でも、私が一番モヤモヤしている原因は、若い頃は家庭を顧みず、うるさい客に向かって怒鳴ったこともある人が、いったいなぜ急に親目線なの?ってことかも(笑)。
今嫁がそういうヒトなんでしょうかね。

匿名 さんのコメント...

> 今嫁が

あ、わたしもそのように感じていました。笑

さらたび。ぷるみえ さんのコメント...

ロハスの元凶がそこにあるような気がしてなりません(笑)。

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