2008/10/13

朗報

10年来の友人から「結婚することになったので、年明けの結婚式の二次会に来てくれる?」というメールがきた。
もう入籍したらしく、新しい苗字に慣れてないと書いてあった。
私ぐらいの年齢になるともう結婚&出産ブームはとうに過ぎ、離婚ブームののちの再婚ブームを経てきたので、久しぶりにおめでたい話に心がはやった。

彼女とは派遣になりたての頃に出会った同志のような存在で、くよくよ悩む私に、O型独特の大らかなポジティヴシンキングで励ましてくれたものだった。
食べたり飲んだりするのが大好きな人だったので、会社をやめてからもたまに飲みに行き、ついには一緒にオランダ〜ベルギー〜パリ 飲み食い倒れの旅に出たぐらい。あの時ほど胃袋の趣味が合う友達って最高だ!と思ったことはない。
旅行中に熱を出して倒れた私を看病してくれたことは今でも心に残っている。

2年ほど前に会った時、見違えるほどきれいになっていた彼女。
色白なのでそばかすがあったのに、それがすっかり消えている。
これはもしや?と女の勘でつっこんでみたら、ひとまわり年下の彼氏ができ、一緒に暮らしているという。
うわー、恋する女ってすごい!!ってその時思ったのだけど、その彼氏と結婚することになり、今はエステや歯医者に通って忙しいのだと聞いて、さらに驚いた。
どちらかというと色気より食い気だったのに、いつの間に抜け駆けしやがったんだ、こんにゃろー!
てか、そんな“ゼクシィな人”がまわりにいないので、軽いカルチャーショック。
そして、そういう努力を最近めっきり怠っている自分にとっても、ちょっとした刺激になった。

“ゼクシィ的なアプローチ”に私が嫌悪感を抱いてしまうのは、結婚そのものよりも、いかに結婚式や新婚旅行を成功させようとしているところ。結婚=セレモニーという図式が納得いかなかったのだ。
大事なのはその後の長い人生をどう暮らしていくかや、相手への尊敬や信頼といった目に見えないものであり、セレモニーなんてどうでもいい。多分、うちの両親がそういうことを一切省略したせいだと思われるが、昔から「死ぬときは仏教なのに結婚するときは教会ってなんかヘン」と思っていた。同じことを椎名誠さんがエッセイにされていたときは首が引きちぎれるほどうなずいて共感したことを覚えている。

でも、実際友人が結婚を機に自分磨きをしている姿を見ると、それも女心の現れなのかなと思ったりする。やっぱり、せっかくの晴れ舞台ではきれいにしていたいものね。

そのことを同僚に話したら
「私も結婚を意識して自分磨きをした時期があったけど、彼氏に“飾らない君が好きだったのに、そういうの嫌いだ”と言われて別れちゃったよアハハ〜」
と切ない話をされてしまった。

男心ってやつはまったくもう!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

結婚生活のヴィジョンがしっかりしてないと、「イベント」後、同じテンションで自分を磨き続けるのは難しいでしょうね。
恋愛し始めは、特に努力しなくても綺麗になりますね。食欲も落ちるし、ホルモンの影響もあるみたいで。でも落ち着いて来ると「自分を受け入れてくれる人が居る」という安心感で、だらし無くなる、太り出す、というのが私のパターンでした(笑)。

さらたび。ぷるみえ さんのコメント...

大々的に結婚式をやるのは、ちょっとやそっとのことで離婚しないためなんじゃないかって思ってましたが、立派な式を挙げた人があっさり離婚し、式なんて挙げない人の方が長続きしてたりして、結婚の焦点がどこにあるかの差だったのかなと思ったりします。

幸せ太り、いいじゃないっすか!
幸せじゃないと言えない言い訳ですもん。

rakuten