2008/09/10

ほっとするひととき

わが会社のまわりがランチ不毛地帯であることはすでに何度かグチっているけれど、そんな場所だからこそ路地をくまなく調査してしまうオレは、誰が呼んだか「グルメ刑事(デカ)」。
同僚から「よくこんなとこ見つけたね!」と褒められてはいい気になっているのだが、日々美味しいものを食べたい〜食べたい〜と思っていると、不思議と美味しいもののほうから勝手に近付いて来るのだ。

先日、7分ほど小走ってラーメンを食べに行った帰り、路地の角から爪楊枝をシーハーさせながら会社に戻っていくリーマンの集団を見つけた。
「もしや?」と思って彼らが出て来た角を曲がると、ビンゴ!!
そこには居酒屋さんの暖簾が下がり、ランチメニューにはサバやホッケなどお魚メインの定食が数種並んでいた。
「シーハー」でピンと来るなんて、天才的な勘に我ながら驚いた。

暑さも和らいだ今日、満を持してその店へ出かけてみた。
いかにも地元の居酒屋然とした小さなお店は、混沌としながらも店主の秩序でまとまっている。
50歳前後と思われるおかみさんが一人で切り盛りしており、先客の生姜焼きを焼く音が聞こえる。
テーブル席にはブルーカラーのおじさん2組が座っていたので、カウンターに座ってサバ定食をオーダー。
女性の一人客は珍しいと見え、「会社から?」「どの辺?」と話しかけて来る。
近所に食事できる場所がほとんどないことを話すと、この辺りには職人さんが多く、ごはんをがつんと食べられるから重宝がられているという。

前菜としてキャベツの浅漬け、中華風サラダは春雨じゃなくところてんなところがユニーク。
10分ほどして出てきたサバは大振りの半身、脂が乗っていて美味しい。
熱々のお味噌汁の具も馬鈴薯がごろんごろんと惜しみ無く入っている。これでたったの650円だなんて!グルメ刑事、殉職しても良いであります!!

お勘定を済ませると、「会社を出る時に電話をくれたら魚焼いておいてあげるから」と、お店の電話番号が乗ったメニューを渡してくれた。

久しぶりに家庭料理を食べて心がホッとした。
残業続きで人間らしい食事を忘れている同僚たちに、ここのあったかいごはんを食べさせてあげたくなった。近日中に引っ張っていこうと思っている。

3 件のコメント:

えて吉 さんのコメント...

オッサン?の爪楊枝でお店を見つけるとは、ぷるみえデカさま、お手柄ですねぇ。

それだけ昼食処に飢えてはったんでしょうね。(^^)

雰囲気の良さそうなお店の情景がありありと頭に浮かんでしまいました。

常連の仲間入りしそうですね。

読書系女子 さんのコメント...

はじめまして。
「異邦人」カミュで検索していて、こちらのブログにたどり着きました。
映画になっていたんですね。観てみたいです。

わたくしはベジタリアンなので肉や魚の話にはついていけないのですが、本の話ならなんとかついていけそうです。

では。

ぷるみえ さんのコメント...

えて吉さん
普通のオフィス街だったら当たり前のシーハーも、何もない町なので目立っちゃうんですね(笑)。
おかみさんが明るいお店って、それだけで美味しく感じられます。
「ちょっと早歩きで遠出しても美味しいランチを食べたい!」という私のテンションに同僚たちがついて来れてないのが目下の悩みです(笑)。

読書系女子さん
検索していらした先がこんな駄ブログでスミマセン!
異邦人は読後もいろいろと考えさせられる名作ですね。すでにいろいろ考えて眠れません(笑)。

私はベジタリアンではありませんが、大豆製品を使ったメニューなどをご紹介している食ブログもやっています。よろしかったらご覧になって下さいね。
http://yaplog.jp/soshoku/

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